SPRINGFIELD ARMORY V10 ULTRA COMPACT 実銃レビュー
東京マルイ フェスティバル 5thにて展示されたV10 ウルトラコンパクト。このモデルとなったのは米国の銃器メーカー、SPRINGFIELD ARMORY社が開発したV10 Ultra Compact。
この実銃の写真を参考までに掲載しておこう。
サブコンパクトクラスの3.5インチの1911。弾薬は.45ACP、装弾数は6+1発。グリップはHOGUEのラバーグリップが装着されている。
V10 Ultra Compactは90年代中ごろから2000年代初めまで製造されたがその後、廃盤となっている。
この個体はグアムの実弾射撃場、CQBグアム所有のもので、フレームの刻印はFI BRAZILとあり、ブラジルのインベル社製造によるもの。SFA社は一時期多くの製造をインベル社に委託していたようだ。
写真提供:CQBグアム
このモデルはスライドがブラック、フレームがシルバーの2トーン仕様だ。これ以外にもオールシルバーやオールブラックモデルがある。
スライド右面には大きくSPRINGFIELD ARMORYとマークの刻印が入る。
スライド右にはV10 ULTRA COMPACT CAL.45の刻印。
リアサイトにはノバックサイトが搭載されているが、マルイのガスガンよりも背が高く見える。
エジェクションポートにはCAL.45 DANGER EXHAUST PORTS READ MANUALの刻印。
ホールドオープン。バレルに10個の穴が開いているのがわかる。
このエギゾーストポートから射撃時に発射ガスを上方へ噴射させることでリコイルの低減を行う。ただ、バレルが短いことや、.45ACPの弾頭重量などの要因から大きな反動抑制効果はみられず、結局数年で生産が中止されてしまった。しかしながら、そのインパクトの強いスタイルから根強いファンがいることも確かだ。
木製のダイヤモンドチェッカーグリップもカッコいい。
オールシルバーのV10。こちらはリアサイトがコンベンショナルタイプ。生産時期によって違う。
シルバーというより使い古されてライトグレーのような色調になっている。
またハンマー形状もリングタイプやオーバルタイプなどの種類が見られる。
オールシルバーにノバックサイトが搭載されているモデルもある。
V10の射撃写真。3.5インチバレルなので、サイトレディアスが短い。
発射。ドバっとエギゾーストポートから発射ガスがあふれる。
なかなかのリコイルが手首を襲う。スライドが後退し.45口径のドデカいエンプティケースを蹴り出す。
45度くらいの角度まで跳ね上がる。感触としては5インチスライドの
フルサイズ1911とそう変わらない印象だった。
■関連リンク
実銃レポート撮って出し! CQBグアム