WA ガスガン コルト ディフェンダー09 スペック & 初速データ | |||||||||||||||||||||
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シルバーと一口に言ってもWAのコルトディフェンダー09はスライドとフレームの仕上げが異なる。フレームは半光沢のシルバーに対して、フレームはやや赤みがかった、シャンパンゴールドのような艶消しのシルバー仕上げとなっている。スライド、フレームともにヘビーウェイト材を使用し重量感はたっぷり。スライドストップ、セフティ、ハンマーはややグレーの仕上げとなっており、フロント&リアサイト、トリガーはマットブラックと質感の変化に富んだディティールだ。
手に取ってみるとV10同様にコンパクトながらズシリとした凝縮感のある重さを味わえ、非常に満足感が高い。
テーブルに置いたときの「ゴトリ」という音までもが雰囲気を醸し出す。
右側面にはセフティレバーもなく、すっきりとした印象。
なお、V10とのパーツ互換性もあって、アウターバーレルアセンブリ一式を交換することもできた。
こちらの実銃写真と比べると質感の再現性などがわかる。ただ、微妙にスライド先端の長さが実銃のほうが短いか。
ブローバックエンジンはもちろんマグナブローバックS.C.W.ハイスペック Ver.3を搭載。快調な作動と、ドシッとした重みのあるリコイルが楽しめる。アウターバレルは金属製でピカピカのシルバーメッキ仕上げ。チャンバーとは2ピース構造になっている。
ホップアップは固定式。気温にもよるが0.2gBB弾でほぼ適正かやや強めにホップがかかる。しかし、以前のWAに比べたら格段に弾道は安定しており、癖もなく、ゲームでも十分実用に耐えうる命中精度だ。
メタルチャンバーを標準装備。
チャンバー上部にはCOLT .45 AUTOの刻印がある。
スライドを引いて閉塞する際にはジャコッっというやや重い音が響く。この辺はV10のワンピースメタルアウターバレルに比べると音に濁りがある。
銃刀法や自主規制的にこのメタルアウターが許されるのであれば、亜鉛ダイキャスト製のワンピースアウターが一番良いのではないかと思う。スライドがプラのオートなら重量バランスもよくなるし音の演出も向上する。
ドブテイルのフロントサイトはホワイトドットの金属製。
ハンマーの動作。WAのガバのリアルな部分はこのファイアリングピン周りの再現性。ここが六角ネジのマルイとはやはり満足感が違う。スライド後端に深くモールドされたエキストラクターも美しい。できればこのエキストラクター、別パーツでも良いと思う。金属製のリアサイトはホワイトドットのノバックタイプで側面にもセレーションが切られている。
グリップはV10同様にホーグ風のラウンドラップラバーグリップが標準装着される。このグリップ、V10レビューでも述べたがフィンガーチャンネルがフィットしてとてもグリップしやすい。
実銃のアルミ製フレームの雰囲気を十二分に再現している色味はさらりとした手触りで心地よい。
マガジンスプリングハウジングはストレートタイプ。ビーバーテールのグリップセフティの形状はV10と異なり、反り返りが少ない。
スライドストップの切り欠きには磨耗対策として金属パーツが埋め込まれている。
マガジンはV10共有可能なシルバーというか、ライトグレー仕上げ。
装弾数は6mmBB弾をダブルカラムで19発装填可能。
フィールドストリッピング。メタルアウター&チャンバーの2ピース構造がわかる。欲を言えばV10同様に金属製の1ピースアウターバレルが良かったが。
実測重量は792gで、このクラスのサブコンパクトオートとしては重量感は十分。
総評として携帯性に優れたコンパクトサイズなガバで、ズシリとした重量感、質感の高さ、固定ホップによる命中精度、作動性の高さなどあらゆる面で高品質で満足できコレクションに最適。またコンパクトサイズながら平均初速63m/sと、19発のキャパシティでゲームに使用するにも適している。ただし価格が高いのと限定モデルなので再販期間でないと入手できないのが残念。