WA ガバメント シリーズ70 CB ガスガンスペック
射撃ムービー |
WA ガバメント シリーズ70 CB 弾速データ
パーツリスト |
ホールドオープン状態。金属製のメッキされたアウターバレルが美しく輝く。スライド側面はポリッシュされているが、ギンギラしているわけではなく、使い込んだ金属の放つ鈍い鉛色といった質感。これがプラ製だとは驚き。金属製のトリガーとハンマーも側面がポリッシュされていてアクセントとなっている。
ハンマー回り。ギリギリまで後方に配置したブリーチにファイアリングピンが再現されてリアルな雰囲気。エキストラクターロッドのモールドも深くて仕上げが丁寧だ。
ハンマーをコックした状態でサム・セフティがオンになる。
ちなみにハーフコックの位置ではサム・セフティはかからないようになっている。
リアサイトは別パーツとなっている。
ノーマルグリップはプラ製だがフルチェッカーで木目を再現している。
安っぽい感じは否めないが、グリップ交換はガバの醍醐味でもあるので、気になる方は是非、カスタムグリップに交換を。
トリガーガードやフレーム下面のパーティングラインは丁寧に消されているが、トリガーガード内側の処理はやや粗め。
マズルは.45ACPを叩き出す迫力の大口径。
ライフリングも刻まれている。
バレル・ブッシングは通常分解時に付属のブッシング・レンチで取り外すことが出来る。
カーボンブラックはシリコンオイルなどで表面をメンテナンスしておかないとすぐに変色したりする。とくに湿った布などの上に放置すると痕が付いて簡単に取れなくなったりするので注意が必要。
チャンバーカバーには、
-COLT .45 AUTO-
MK IV/SERIES '70
と刻印がある。
素材はプラ製で明るいシルバーメッキが施されている。
マガジンは6mmBB弾を21発装填できる。
BB弾はダブルカラムでローディングされる。
マグナ独特のバルブロックを下げてからガスを注入。
マガジンキャッチで傷が付く。
アルタモント製のランパント刻印スムースグリップを装着してみる。色はローズウッドが好み。いやぁ、艶やか。
このスムースグリップは肉厚もあり、刻印部分で若干のグリップもある。
ただし、実銃でスムースグリップだと滑りやすく、撃ったあとに銃口があさっての方向を向きそうだ。実践的なグリップが好みであれば、チェッカーをオススメする。
グリップ交換はいたって簡単。
片側2本のグリップスクリューを丁寧に取り外すだけ。
ノーマルグリップの内側にはスチール板のオモリが入っていて、両方で重量は76g。
カスタム木製グリップはどれくらいかというと、スムースで46g、ダイヤモンドチェッカーで48g、フルチェッカーで42g。
木の密度や油分の含み具合、ニスなどで若干差は出るが、おおよそ40g中盤といったところ。したがって、グリップを交換するとスムースの場合30gほど軽くなってしまう。
通常分解(フィールド・ストリッピング)してみた。アウターバレルには改造防止のスリットが入っている。固定ホップアップなので調節ダイヤル等はない。
スライドストップのノッチ部分には金属がインサートされていて磨耗を防いでいる。
WA純正のカスタムパーツであるメタルチャンバーカバーを組み込んでみた。
取り付けは簡単。まずチャンバーカバーにねじ込まれているアウターバレルを取外す。そしてインナーバレルにはまっているOリングを取外し、バレルウエイトとスプリングを引き抜く。その後、バレルリンクピンを抜き、チャンバーカバーからインナーバレルとセットになったバレルガイドを引き抜く。組み込み時はバレルリンクピンをバレルリンクに通すのを忘れずに。
亜鉛ダイキャスト製なので、ノーマルプラ製のチャンバーカバーよりも暗いシルバー。しかし金属への打刻は味がある。
ノーマルのチャンバーカバーは重量わずか6gしかない。対してメタルチャンバーカバーは33gなので、グリップ交換によって軽くなったぶんの重量がこれでほぼ相殺される。
しかしあと100gでも重ければずいぶんと実銃に雰囲気が近づくのになぁ。
このスムースグリップは厚みがあり握り応えがある。最初はツルツルして落としそうな感じだったが、慣れてくるとしっくりとグリップできるようになった。
ちなみにメタルチャンバーを組み込むと作動音が変わるかなと思ったが、あまり変わらず。やはりスライドがプラ製だし閉塞時のチャキーンという音は味わえないか。
ノーマルの総重量は866g。
実銃は1070g程度なのでこれでも200g軽い。
ただし、マルイのミリガバに比べたら雲泥の差であり、スライド前方がズシリと重くHW樹脂特有の金属を含んだヒンヤリ感がある。
サファリランドのホルスターにさっくりと入る。スライド幅は実測で23.3mm。
さて、実射性能だが、WAのver.3は固定ホップということもあり、あまり期待していなかったのだが、エクセルのバイオBB弾0.2gを装填して撃ってみるとスパーっとフラットな弾道を描いて弾が飛んでいく。「あっ!!」と思わず声に出して驚いてしまった。マルイのガスブロと比べてもまったく遜色ない弾道性能だ。しかも初速が80m/sとガスハンドガンでは比較的高く、力強さもある。気温が25度前後だったが、マグナブローバックのドシッと炸裂するようなリコイルとあいまって、撃ち味が良く病みつきになりそうだ。
これはイイ!! 鉄のかすれたような風合いを再現したカーボンブラックによるズシリとした重量感、再現性の高いディティール、刻印、エッジの立ち具合も鋭い。そして、抜群の実射性能と重いリコイル。値段相応の満足感の高い高級モデルだ。ちょっともったいないが、もちろんゲームにも十分使える性能だ。願わくば実銃にあと200gに迫った重量差といったところか。