東京マルイ ガスガン ボディガード380

東京マルイ ガスガン ボディガード380

実銃のM&P BODYGUARD 380は米国の銃器メーカー、S&W社が開発したコンパクトキャリーピストル。主にセルフディフェンス用途の小型軽量で携帯しやすいオートマチックピストルだ。

実銃のM&P BODYGUARD 380
こちらが実銃のM&P BODYGUARD 380。S&W社伝統のミリタリー&ポリスのブランドが冠される。口径.380AUTO、2.75"バレル、6+1発。

BODYGUARDという名称もS&W社にはいくつかモデルがあり、古いものだとM49/M649のリボルバー、また現行モデルでもM&P ボディガード38というリボルバーもラインアップされている。詳しくは以下の記事でどうぞ。

ICO クラウン エアガン ボディガード380

CRIMSON TRACEのレーザーサイトを内蔵したモデル
こちらはCRIMSON TRACEのレーザーサイトを内蔵したモデル。マルイがモデルアップしたのはこのタイプとなる。フレーム前方の赤いボタンを押すとレーザーサイトが点灯する。

それでは東京マルイのガスガン、ボディガード380をみていこう。

パッケージ
パッケージは先行して発売されたLCPと同様ブラックのガンケースを模したようなデザインにボディガードの写真とロゴがあしらわれる。

パッケージ内容
パッケージ内のデザインレイアウトもLCP同様。パッケージ内容は本体、マガジン、保護キャップ、BB弾少々、取説類とシンプル。価格は8,778円(税込)とリーズナブル。

サイドビュー左
サイドビュー右

スライド刻印
スライドにはM&Pの刻印が! と思ってよく見ると、なにか微妙に違う。『&』が『g』に…!?。
これはフレームの刻印にあるように、マルイ ガス ピストルの頭文字をとってMgPと商標回避のためのロゴなのだろう。

コンパクトキャリーガスガンシリーズ第二弾
コンパクトキャリーガスガンシリーズ第二弾のボディガード380。固定スライドガスガン。

スライドとフレームともに樹脂製
スライドとフレームともに樹脂製だが、質感の違いを表現している。チャンバー上面に380 AUTO、側面にBG 380の刻印もリアル。ただ内部ユニットの関係か、チャンバーの造形は実銃に比べると厚みがある。


リアサイトの上にもマルイのマークが刻印されている。フロントサイト&リアサイトはセレーションが入り、LCPよりも背が高くて格段に狙いやすい。
実銃ではスパーレスハンマーがチラっと見えるのだが、マルイのは凹みのみ再現されている。


マズルにはライフリングが再現されており、インナーバレルはスペックではLCPと同じ66mmなのだが、LCPよりも少し奥まった部分にあり、真鍮の金色が目立たなくでよい。
また、実銃ではフレーム側面の赤いボタンを押すと、正面下の穴から照準用レーザーが照射される仕組みだが、ダミーとなっている。


テイクダウンレバーとスライドリリースレバーはダミーのモールドで、セフティレバーとマグキャッチボタンはライブで機能する。トリガー、セフティレバー、マグキャッチは亜鉛ダイキャスト製だ。


グリップはLCP同様の2フィンガーグリップで小指があまる。


グリップ中央にはS&Wのマークに似たようなマルイオリジナルのエンブレム刻印。


マガジンは亜鉛ダイキャスト製で装弾数は10発。マガジンリップからでも、フォロアーを下げても装填可能。ブローバックはしないかわりにガスの燃費が良く、容量が少ない割に1チャージで30~40発程度は撃てる。


マガジンリップにノズルを内蔵している。これもLCP同様の仕様だ。


マガジン本体はLCP、ボディガード共用パーツとなっているが、互換性はない。
マグバンパー部分の形状が異なり、ボディガードのマガジンはLCPには入るが、LCPのマガジンはボディガードではロックが掛からない。


重量は272g。この軽さが良い。軽くてもギシギシすることはなく、硬質感のある仕上がりとなっている。


マガジン単体での重量は125g。装弾数は10発と少ないので、ゲームに使うなら予備を1本くらい持っていてもよいかも。


マルイのガスブローバックガン、グロック26との比較。グロック26もガスブロの中ではかなり小さいほうだが、ボディガードと比べると全然違う。


スライド上部を比べてみるとボディガードの薄さがよくわかる。全長もずいぶん短い。

サバゲーのサイドアームにピッタリ
チェストリグやプレキャリにサクッと入れておけばサバゲーのサイドアームにもピッタリ。
実際、先日のサバゲーでメインウエポンの弾が切れたので、チェストリグに差し込んでいたLCPを抜いて、敵にササっと近づき、パパンとダブルタップでヒットを取ることができた! このシリーズはよく当たるし重さも気にしなくてよいので気軽に使える。

実射 & 総評

屋内8mでの射撃ではLCP同様に15cmサークルにバシバシと当てられる。グリップが小さく、トリガーストロークが長いので、トリガーを引くときに銃がブレないように慎重に射撃するのが良いだろう。

屋外での実射では土砂降りのコンディションの中、20mで25cmサークル、30mでマンターゲット上半身に確実に当てていけるほどの精度がある。
固定ホップアップは0.2gBB弾でベストセッティングとなっている。

ボディガードとLCPを撃ち比べてみた感じ、トリガーフィーリングが微妙に異なることに気づいた。
ボディガードのトリガーはLCPよりやや大きく、しっかり指全体をホールドしてくれる。実際にトリガープルも、わずかだがボディガードのほうが軽くなっており、トリガーの引きやすさ、サイティングのしやすさとしてはボディガードのほうが良く感じた。とはいえこの辺りは好みの差程度のものだと思う。

このシリーズは本当によく当たる。実際LCPをサバゲーに導入してみた感じ、自分も敵も動くので弾速も鑑みて20m未満ならヒット圏内といった感触だった。
とはいえ、この小ささで初速60m/s(気温26、0.2g弾)もあり、固定スライドガスということで初速も安定している。場合によってはサブコンパクトクラスのガスブローバックガンよりもよく当たるんじゃないかな。

あえて気になる点を挙げるとすれば、LCPもそうだが、サイレンサーを取り付けられるような仕組みにしてほしかったのと、弾切れの時に空撃ちしてしまうので、マガジンフォロアーが上がりきるとトリガーがロックされるなどの仕組みがあったらよかったなと思う。

とはいえ、一度使うと手放せない可愛さと性能のよさを併せ持った魅力的なガスガン。これが税込み8,778円なのだから、買わない手はない。

LCPとボディガード
柔らかなラインが魅力のLCPに対して、エッジの利いた直線的デザインのボディガード。対照的なスタイリングの二丁、あなたはどちらが好みだろうか。
先日のアンケートではLCPよりもボディガードのほうが形が好きというフォロアーが多かった。S&Wというネームバリューもあるし、こちらも思わず欲しくなってしまう一丁だ。

スペック & 初速

スペック & 初速

全長 133mm
重量 270g (空マガジン含む)
銃身長 66mm(インナーバレル長)
装弾数 10発
価格 8,778円(10%税込) 7,980円(税別)
発売日 2021年5月27日
動力源 リキッドチャージ式ガス ※射撃テストではHFC134aを使用
初速 最高:60.85m/s
平均:60.16m/s
最低:58.69m/s
ジュール:0.362J

※東京マルイベアリングバイオBB弾 0.2g使用、固定ホップ、室内10発での測定、気温26.4度、湿度51%、XCORTECH X3200 Mk3にて測定。

協力:東京マルイ

2021/05/27


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