SYSTEMA 電動ガン PTW89

SYSTEMA 電動ガン PTW89

レポート:戸井 源太郎

SYSTEMA 電動ガン PTW89
以前よりハイパー道楽で紹介していた、SYSTEMAが現在開発中のPTW=Professional Training Weapon(通称:トレポン)の最新モデル、PTW89をレビューします!
今回どこよりも早く、PTW89を見せていただけるということで、現場に駆けつけました。
まだ試作品ということもあり、製品版とは異なる部分がありますが、実際に見ていきましょう。

PR動画を撮影
儘田聰監督
6月15日(土)〜16日(日)に東京・秋葉原にて開催されるTRAINING WEAPON FESTIVAL(トレフェス)で発表予定のPTW89プロモーションビデオの撮影に同行しました。映像制作は儘田聰監督がメガホンを取ります。

PTW89 サイドビュー左
PTW89はオリジナルのM-LOK対応レールハンドガードが標準装備となります。手にするとトレーニングウエポンらしいガッチリとした剛性感で、まるで実銃のような堅牢さです。とはいっても実銃は昔、基地祭などで触ったことしかありませんが(笑)。

PTW89 サイドビュー右
アッパーレシーバーとレイルハンドガードはアルミ製、ロアレシーバーとアウターバレルはスチール製、全長は実銃と同じ918mmで、重量は4,200gと、実銃よりわずか(約200g)に重いそうです。
価格は289,000円(税別)で、2019年7月発売予定となります。

レシーバー左
レシーバー右
まだ試作ということで陸自マークやセレクター表示等、刻印はまだありません。セレクターは左方セレクターのあるアンビ仕様で、実銃同様、ア→レ→3→タで射撃可能です。ボルトリリースはM4同様にオートストップ後に解除する機能があります。

コッキングハンドル
コッキングハンドルは製品版では引くことが可能ですが、今回はまだ試作品ということでコッキングハンドルの固定が完全でなく、実際に引くことはできませんでした。

ダストカバー
エジェクションポートの後ろにあるダストカバーは開閉可能です。

グリップ
グリップ後ろ
トリガーガード一体の樹脂製グリップはSYSTEMAオリジナルのスリムモーター搭載でリアルサイズです。

フラッシュハイダー

フラッシュハイダー、着剣ラグ、ガスレジュレーター、フロントサイトもリアルに再現しています。

レールハンドガード
アルミ製のレールハンドガードを標準装備しています。トップレールはアッパーレシーバーまで一体となっていて高い剛性を実現しています。両サイドと下面はM-LOKでオプションレールを装着できます。また両サイドの前後にはQDポイントを装備しています。また二脚は付属しません。

リアサイト
リアサイトは実銃と同様、アップしていくとピープがストンと落ちる機構も再現しています。


可変ホップアップはPTW M4カービンと同じくマガジンハウジング下から六角レンチで調整します。

固定ストック
固定ストックは樹脂製で、頬付けのために左側が抉れた形状も忠実に再現しています。

バッテリー
バッテリーはストック内に収納します。バットプレートはラバー製でそのまま取り外せます。バットプレートにはアルミのプレートがインサートされているので、形状はしっかりしています。バッテリーは11.1VのPTW用を使用します。

マガジン
マガジンはPTW M4カービンと同様のもので、装弾数は120発です。残弾確認用の穴が空いたものは製作しないそうです。ただしPTW89用のマガジンはBB弾のローディングスプリングを強めにしてあるとのことです。

シリンダー
シリンダーアッセンブリーはPTW89用の新規設計でM4カービンとは共用はできません。


PTW89は構造上、ノズルの位置が中心でなく、少し下にズレています。そのため、確実に装弾するためマガジンのスプリングを強めにする必要があったとのことです。
PTW M4カービンのマガジンを使用する場合は0.2gのBB弾を使用してくださいとのことです。今後、対策が施されるかもしれませんが、現時点では0.25gBB弾では装弾不良が起こる可能性が高いそうです。

射撃
独特の発射音
射撃感はレスポンスのよさと独特の発射音で、PTWそのものといった感じです。セミで撃ってみたところ、距離5mでは500円玉にヒットできる精度がありました。距離30mでも直径30cmは確実なグルーピングあります。
もちろん3バーストも確実に作動し、フルオートも快調です。

トリガーレスポンス
トリガーレスポンスのよさ、トレーニング ウェポンの名に恥じない精度と堅牢さに重量バランスも絶妙で、構えると狙いが自然に安定します。

非常に完成度が高く
PTW89はSYSTEMAの今までのノウハウが凝縮されており、非常に完成度が高く、期待できます。わずかな時間でしたが実際に持って、構えて、撃ってみて、そのポテンシャルの高さを感じました。
サバゲーファン、PTWファンのみならず、自衛官の訓練教材にも最適な1丁でしょう。

今回レビューしたPTW89が今週末の6月15日(土)、16日(日)に開催されるTRAINING WEAPON FESTIVAL(トレフェス)にて展示予定ですので、ぜひ、来場してご覧ください。

PVはこちら。


トレフェス
トレフェス公式サイト: http://nborde.com/event/

協力:SYSTEMA、Route Irish、儘田 聰

2019/06/12


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