東京マルイ 電動ガン H&K MP5SD5 レビュー

東京マルイ 電動ガン H&K MP5SD5 【エアガン レビュー】

このMP5SD5は1993年10月発売の初期バージョンをカスタムしたもの。
当時モーターはEG560で、トリガーも現在のものと異なる前後の厚みがある形状、セレクターはプラスチック製だった。
セレクタープレートも現在よりもクリック感が少ない真円タイプ。リアサイトベースはプラ製だ。コッキングチューブ内に補強用の金属スリーブもないタイプとなる。現在ではリアサイトベースの素材意外は改善されているので固定ストックにラージバッテリーを内蔵し、ゲームに有利なサイレンサー仕様でオススメのモデルだ。

東京マルイ MP5SD5 電動ガンスペック
全長 778mm
重量 2,150g(バッテリー含む)
銃身長 229.5mm(インナーバレル長)
装弾数 6mmBB弾 50発
定価 26,800円(税別)
発売日 1993年10月29日
1999年9月27日(EG700化)
メカBOX Ver.2 / EG700
バッテリー ラージ
東京マルイ MP5SD5 弾速データ
最高 -m/s
平均 -m/s
最低 -m/s
ジュール -J

MP5SDシリーズ パーツリスト

ノーマルマガジン、ラージバッテリー1500SCTを装着して2320gと非常に軽量。

モーターは購入当初EG560だったが、よりトルクフルなEG700モーターに換装している。


ずいぶん前に購入したものなので、ダイキャストの塗装は剥げ、チャージングハンドルのパーツはどこかへ行った。
MP5系は、ホップアップ調節レバーの位置が左側面にあるのが特徴。
ハンドガードの固定ピンの紛失防止策としてガムテープを巻いている。


■チューンコンセプト
外観はそのままに、可能な限り射撃音を静かにする。

■組み込みカスタムパーツ
SYSTEMA M90スプリング 1,000円
SYSTEMA ポリ・カーボネイトピストン 3,500円
SYSTEMA N-Bシリンダーセット 7,000円
SYSTEMA ペアリング付きスプリングガイド Ver.Ⅱ用 2,000円
SYSTEMA タペットプレート Ver.Ⅱ用 1,800円
SYSTEMA エクセライド シム・セット 600円
ANGS MP5用金属製セレクターレバー 2,600円
KM企画 SDサイレンサー&アタッチメント 9,800円
不明(多分OKかANGS) 純正サイズのテフロンバレル 不明

28,300円+α




■ドレスアップ
マルイ純正のマウントベースに4×32のスコープを装備。マガジンは、MP5K用の240連のショートタイプを使用した。当初、TOPのドラムマガジンも付けてみたが、実用に耐えかねる装弾不良と、音の大きさ、ガタツキなどから、現在の形になった。


■消音効果を上げるために・・・・
ブチルゴム/フェルト(1.0mm厚)/粘着テープ付きゴムシート(1.7mm厚)などを使って、メカノイズを軽減する。電動ガンの作動音は大きく分類すると

  1. モーターの回転音
  2. ギアの回転音、かみ合う音
  3. ピストンの打撃音
  4. スプリングの開放音
  5. マズルからエアーが噴出する音 となる。

上記のうち、特に野外で敵に自分の場所を悟られやすい「高域音」をカットする。
高域音が大きい順に言うと、2、4、5、1、3といったところか。MP5のモナカ式のフレーム内部にはメカボックスとの間に若干の隙間がある。丸く膨らんでいる部分だ。そこにまず、ゴムシートを張る。ストックレールのへこみ(内側から見ると出っ張りだが)部分は外側から張る。さらに内側にはメカボックス側面とあたる部分にフェルトを張る。チャンバー周囲にも大きな隙間があるので、同様の処理を施す。
これでシリンダーとチャンバー側面を覆う形となる。この時点で一度組み上げ、試射をすると、高音域がある程度カットされた。
さらに、射撃時の衝撃によるフレームの共振を防ぐため、チャージングハンドルのスプリングと、スプリングガイドを取り除き、ネジ止めする。また、現段階ではおこなっていないが、その空間部分と、メカボックス上部にある空間に、ニードルフェルト(グレーっぽい色で、座布団の中に入っているような重い繊維)を詰めようと考えている。そうすれば、フレーム上部から漏れるノイズを低減できるはずだ。

KMのSDサイレンサーのみだと、マズルから噴出するエアー音が大きい。同社のロングサイレンサーを試してみるがそれほど変わらず。試しに両サイレンサーを手で支えながらつなげて撃ってみるとかなり音が低くなった。やはりもう少し大きめのサイレンサーが必要なのだろうか。

■チューン結果


[弾速測定]
 0.25gBB弾使用で平均初速74m/s。おかしい。M90スプリングをいれてこの数値は低すぎる。100発ほど射撃後、再び分解。80m/s前半くらいは出ると思ったのだが・・・。

[使用感] グルーピングは、室内での8m射撃で、5センチほど。ノーマルと変わりはない。射撃音がやや小さくなって、ゲームでは有利になるだろう。今後も静穏カスタムを続けてゆく。


■関連レビュー