A&K 電動ガン M249 MINIMI(ミニミ) スペック & 初速データ | |||||||||||||||||||||||
取扱説明書(パーツリスト) |
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今回レビューするのは香港のA&Kというメーカーのミニミ。埼玉のガンスミスバトンという中華ガンを専門に扱うショップで購入した。ガンスミスバトンでは初速調整はもちろんのこと、快適に動作するようにチューン済みのものを販売している。調整メニューは以下の通り。
メカボ分解&洗浄、シム調整、再グリスアップ、デチューン解除、スプリング交換、ホップアップパッキン交換(オリジナルスペーサー使用)、ホップアップシ ステム改良、バレル洗浄。トラブルの元であるスイッチを国産のオムロン製に交換。マガジンは3v→4.5v化して給弾速度を向上し、さらに音感センサーの感度アップで確実な動作を実現している。
注文してから2週間くらいだろうか、チューン済みのミニミが届く。箱から出して持ってみるとデカイ、長い、そして重い。これぞライトマシンガンといった雰囲気。
土嚢において陣地を守るLMG。やはりマシンガンは男のロマンだなぁと思う。
実はチーム内でこの夏、マシンガンが大流行した。6、7名はマシンガンを買っただろうか。で、ハイパーマシンガンズと名付けてみんなで撃ちまくろう!! なんてノリになった(^_^;。
アウターバレル、A2タイプのフラッシュハイダーはアルミ製。ハイダーは下部のイモネジを緩めれば取り外すことができる。ハイダー部はM14逆ネジ仕様。ガスレギュレーターはダミーながら180度回転させることができる。
グリップはFN社独特の形状で樹脂製。グリップ内にはモーターは入っておらず、底部の蓋を開ければコンパートメントスペースになるが、この蓋のロックが不確実で、中にものを入れたらフィールドで落としそうなので、やめた方が良いだろう。グリップの上にはセフティボタンがあり、右側面から押し込んで左側面に出っ張ると射撃可能となる。
リアサイトは左手前のダイヤルで距離に応じて高さを変えられる。また左奥のダイヤルで左右のウィンデージを調節できる。
これだけ長くて重い銃だが、剛性感は抜群。キシリともしない。右側面のコッキングレバーはもちろんダミーだがシャコンと引くことができる。しかし重い。立射で構え続けるには相当な力が必要になる。
Mk.IIならではのバレルジャケット。放熱用の穴がカッコイイ。樹脂製で軽量。グレーの部分もプレス製と思いきやプラ製。
バレルジャケットはバレルに被さって填まっているだけなので引っ張れば取り外せる。
矢印のバレルリリースレバーを押せばジャキンとバレルを前方に引き抜ける。
スケルトンストックのMk.IやParaはこのバレル下のハンドガード内スペースにバッテリーを装着するのでちょっと面倒。
取説には455mmとあるが、インナーバレルは実測で510mmだった。バトンオリジナルのスペーサーが付いている。
バレルに固定されたキャリングハンドルは90度づつ角度を変えられる。
バイポッドはスチールプレス製で、3段階の伸縮式。折りたためばハンドガード下に収まる。
実銃のミニミは給弾口が2つあり、上がベルトリンク給弾、下がM16系のマガジンを使用できるようになっている。A&Kのエアガンではベルトリンク側はダミーとなっていて、ボックスマガジンから下の給弾口へBB弾をロードする仕組み。
給弾口のすぐ下にボックスマガジンを装着する溝がある。
マガジンの給弾口の後ろには音感センサーがあり、射撃するとその音で自動的にモーターが回り、ボックス内のゼンマイを巻き上げて給弾する仕組み。
なおバトンチューンではこの音感センサーを国産のオムロン製に交換し感度アップさせている。
なお、ボックス上部にはBB弾を流し込む小窓がついている。
ここにODカラーのプラ製ボックスマガジンを装着し、そこから伸びるマガジンを給弾口に差し込む。
装着するにはちょっとコツがいるが、ボックスマガジンをロックする前にマガジンを差し込むようにすればうまくいく。
2本のスプリングチューブは前方がBB弾、後方が音感センサーのコードの通り道。
実際には弁当箱のようなボックスマガジン側面のフタを開けて2500発のBB弾をジャラジャラと流し込む。
この中にBB弾巻き上げ用の電池が入っており、バトンチューンでは電池を3本(4.5v)に変更し給弾スピードをアップしている。
ボックスマガジン底部には給弾モーターの作動スイッチがある。SOUND CONTROLに入れれば音感巻き上げモードになり、AUTOでは常にモーターが回転し巻き上げ続ける。一時的に使用するモードだ。
従来のスタンダード電動ガン用M16系マガジンをそのまま使用できる。
このスタイルで軽快にフィールドを駆け回って、というわけにもいかないが、万が一弾が切れたときやトラブルになったときでも、このマガジンが使用できるというのは頼もしい。
ミニミMk.IIのストックは樹脂製の固定ストック。内部は空洞になっており、この中にバッテリーを装着する。
この固定ストックは長く、肩に当てて構えるとグリップまでが遠く感じる。
ワイヤースチール製のショルダーレストを跳ね上げて、バットプレートを下方へスライドさせればバッテリーを取り出せる。
コネクターはミニタイプ。ここに2000mAhや2400mAhのリポバッテリーを装着している。
フィードカバー後部のリアサイト後部にあるロックボタンを左右から押し込めばフィードカバーを上方へオープンできる。フィーディングプレートにベルトリンクのダミーカートを挟み込むこめば雰囲気は抜群!! これぞ軽機関銃。
カバーを閉めるときにはレシーバー右側面のコッキングレバーをちょいと引きながら閉める。
可変ホップアップの調節ダイヤルはフィードカバーを開けてメカボックスの先にある。
左へ回せばホップが強くなる。
デジタル秤が5kgまでしか計測できないので本体、バレル、ボックスマガジン(単3電池3本入り)を別々で測定。ストック内のバッテリーは除き、合計で5,915g。これに100gのリポバッテリーとBB弾2500発を加えれば6.5kg!!
ジャラランと弾帯を左手に持ちながら小脇に抱え、叫びながらバリバリ撃つ。これぞマッチョ系ハリウッドスタイル!! 気分はもはやスタローンかシュワルツネッガーだ。
チームメイトのMINIMI Para。空挺用のショートモデル。
このレビューを書いている時点で、A&KのミニミはMk.I、Mk.II、Paraのラインアップがある。さらに近々アメリカ特殊作戦軍が採用したMK46のバリエーションも発売予定だそう。
さて、実射。ET-1 リポバッテリーを装着し、ボックスマガジンにジャラジャラとBB弾を流し込む。普通で考えればサバゲー1日分の2500発も入っちゃうんだから、もはや笑うしかない。ちょっと付けづらいマガジンを装着して準備完了。セフティを解除してチーゲットに向けてトリガーを引く!!
ウィババババババババババババババババババババババババババババッ うーん。たまらん。
銃自体が重いので反動はなし。回転数はスタンダード電動と同じくらいの774rpm。秒間約13発。
撃つと音感センサーが作動して自動給弾するので、恐ろしいことに2500発最後までトリガーを引くだけで撃てる。
弾道性能もバトンのチューン済みホップパッキンでスッとまっすぐ飛ぶ。マルイ製の電動ガンに比べたらわずかにバラつく感じだが、全然問題ないレベル。
初速もほぼ90m/sと公称通りに調整され、しかも安定している。
サバイバルゲームで実際に使用してみたがもうトリガーハッピーになること請け合い。ホントはいかに少ない弾で敵を倒すか、というのがサバゲーの醍醐味だったりもするんだけど、この日はもう撃ちに撃ちまくり。気持ちいいーっ!!
しかしながらその6.5kgの重量で2ゲームも楽しむとクッタクタ。腕がつりそうになるのでいつもの軽量PDWにチェンジ。しかし、再び使いたくなってまたクッタクタ。その繰り返しだった。こんなゲームもたまにはアリかな。
とにかくA&Kのミニミはその巨大さとちょっと荒々しいくらいのリアルな質感、比類なき剛性感、2500発の超絶ファイアパワーで所有感ありまくり。しかも国内メーカーでは決してマネできない低価格で、これまでマシンガンは高くてちょっと、という方にもオススメだ。
A&K M249 MK2 フルメタル電動ガン |
A&K M249 MK1 フルメタル電動ガン |
A&K M249 PARA フルメタル電動ガン |