マルシン ガスガン デリンジャー バリュースペック 6mm
ずいぶん前に買ってあったのだがすっかり忘れていて、年末の大掃除で押し入れから発掘されたマルシン工業のガスガン、デリンジャー バリュースペック 6mmをレビュー。
マルシン ガスガン デリンジャー 6mm スペック & 弾速データ | |||||||||||||||||||||
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パッケージも小さい。箱のサイズは18cm×14cm×4cmほど。マルシンにしては珍しくカラーのパッケージで賑やかな印象。内容物は本体、取説とBB弾少々。
ダブルデリンジャーの名前通り、上下二連のバレルが特徴。本体はABS製でシルバーモデルはメッキが施されてピカピカ。カラーは今回レビューするシルバーのほか、ブラックモデルもある。
トリガーガードも無く、弾を込めてハンマーをコックして引き金を引いて撃つだけのシンプルな構造。
左側面にはMADE IN TAIWANの文字。バレル側面にあるイジェクターは動かないダミー。
セフティは右側面にある。レバーを下げるとセフティオンになり、トリガーがロックされる。
またこのセフティレバーは装填用のテイクダウンレバーも兼ねており、180度回転させればバレルを上方へオープンできる。
バレルをオープンした状態。
BB弾はこの状態でチャンバーに直接手で込める。
装弾数は実銃と同じ2発!!
そう、このデリンジャーは装弾数がたったの2発。これって現在発売されているエアガンのなかで最少装弾数なのでは?
上下のチャンバーには固定ホップアップが装備される。
なお、このマルシンのデリンジャーは8mmBB弾バージョンもある。
弾を込めたら再びバレルを戻してレバーでロック。都度ハンマーを起こしてトリガーを引くシングルアクション。内部のカムでガスルートを切り替え、上下交互に弾が発射されるようになっている。小さい割にはよくできている。
グリップ底部からグリップ内部のガスタンクにガスを注入する。
取説によると新型の注入バルブを採用しているとのことで、ガスを注入する際に一切ガスが漏れずシューっと音がしないので一見ガスが注入されていないように思えるが、実際にはガスは注入されている。
1回の注入で20発程度は撃てる。
実測重量は223g。
手にしてみるともうほんとに小さい。
実射性能は5mで手のひら大に集弾する。8mならばA4サイズ、10mでもA3サイズ程度には収まりそう。ただしそれ以上の距離になると途端に弾があらぬ方向に曲がり始める。
ホップアップは固定だが、0.2gBB弾だとわずかにホップが掛かっているかなと言う程度で、やや放物線を描いて飛んでいく感じ。しかも上下のホップアップパッキンでホップの掛かり具合にも差があるので上のバレルと下のバレルから弾が出る際に弾道が微妙に異なる。
初速は平均54m/sと意外に高く、しかも安定している。まあ、それでも5m先のターゲットペーパーを貫通するのが精いっぱいといった威力だ。
このマルシン デリンジャーの魅力は実銃同様のテイクダウン機構と手でダイレクトに弾を装填するアクション。そしてなんといってもこの小ささだろう。部屋撃ちしているだけでもなかなか面白い。
しかし、あえてこれをサバゲーフィールドに持ち出すという強者がいるならば、10m以下までターゲットに近づき確実にヒットしたことがわかるようなポイントに、たった2発のBB弾を撃ち込めるというテクニックが要求される。それはそれで面白いかも。
あるいはプライマリ、セカンダリウエポンに続く第三のウエポンとしてポケットや足首あたりに忍ばせるというのもネタとしてはアリかもしれない。
またインドアゲームなどでこのマルシン製デリンジャーの1メイクマッチというのも実に酔興である。
2014/12/21
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