
Zhi Lun 電動ガン M4-STORM
レポート:戸井源太郎
今回はちょっと趣向を変えて海外のおもしろそうなトイガンを紹介します。 一風
変わった吸水弾を使う電動ガン、それが、このM4-STORMです。
リアルな電動ガンももちろん好きですが、こういうトイガンも個人的には大好きです。
一目みて、「おもしろそう!」と惚れてしまいました。
ということで、早速、レビューしてみましょう。
M4-STORMはMade in Chinaで「Zhi Lun」というメーカー製のようです。
子供用なのでノンスケールのトイガンかと思いきや、各部形状はデフォルメされているとはいえ、ほぼリアルサイズとなっています。
見た目はおもちゃっぽいですが、そのポテンシャルはいかがなものか気になります。
なかなかカッコいいデザインのパッケージです。構造はシリンダーとピストンによるエアソフトガンのようで、箱にはメカのイラストが描かれています。また左上の14+というのは14歳以上用ということらしく、日本でも対象年齢は14歳以上用とのことです。
箱のサイズは横695×縦310×高さ85mmで、M4サイズのガンにしてはコンパクトです。
内容物はパーツごとに綺麗にセットされています。
ストックを取り外しているためコンパクトに収納できているのですね。
ガン本体にボトルに入った吸水弾、乾燥状態の吸水弾200発の袋が5パック、ドライバー、シューティンググラス、取説が入っています。
トイガンとわかるようにフラッシュハイダー、トリガー他、一部パーツがオレンジとなっています。
外観はM4の10.5インチバレルCQB-Rを模していいます。しかも、ほぼリアルサイズとなっています。
パワー(ジュール)を測定したところ平均0.122Jでした。
一応、対象年齢は14歳以上用となっていますが、10歳以上用の青少年育成条例のジュール(0.135J)内ですね。
このM4-STORMはTANカラーの他にブラックバージョンもあります。
Zhi Lun 電動ガン M4-STORM スペック & 弾速データ | |||||||||||||||||||||
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子供用のトイガンですが、マガジンハウジングのモールド、ボルトストップ、セレクターとM4の雰囲気をよく再現しています。マガジンは完全にダミーで脱着はできません。


使用電池は単3電池6本(別売)になります。

嬉しいことにリアルっぽく、セレクターがスイッチとなっています。
セフティの状態で「OFF」、セフティとセミの間の位置で「ON」、つまり発射状態となります。


このM4 STORMは自重落下方式による給弾になります。上部の穴から吸水弾が装填されていきます。
フレーム右側のモールドもM4の雰囲気をよく再現しています。ダストカバーはモールドのみですが、カートディフレクターまでしっかりと再現されています。

この透明なACOG風のモノがマガジンとなります。ここに吸水弾を入れます。200発以上、装填できます。

このマガジン後上部にはオレンジ色のスイッチがあり、マガジン内がLEDでライトアップされます。弾が綺麗に演出され、残弾の確認もしやすいですね。しかも赤、青、緑とランダムに点滅する凝りようです。 サイト用のAG10ボタン電池(LR54互換)は同梱されています。

フロント周りは、R.I.S.搭載の10.5インチのショートバレルのCQBスタイルです。トライアングルのフロントサイトは形だけで、サイトの機能はありません。

このR.I.S.のレイルカバーは実物同様に取り外しが可能となっています。
しかもカバーの下にはちゃんとレイルがあります。

このレイル、なんと一応ですが、ピカティニー規格になっていました!
東京マルイのショートフォアグリップがジャストフィットしました。 シュアファイヤのX200は少しカタつきますが装着できました! ただトップのレイルカバーはどうやって外すのでしょうか...?。

HK416用のHKリトラクタブルストックのようなスタイルとなっています。
このストックは3段階に伸縮可能です。伸縮方法は実銃と同じで、ストックのレバーを押しながら操作します。

チャージングハンドルも完全にダミーながら引くことができます。 細かいところまで、よくできていますね。

直径は約10mmで、プルプルのゼリーのような弾です。
この弾は、人体には無害とのことですが食べてはいけません。
高温の場所での保管、冷凍の禁止、排水口に捨てないことなど注意事項がボトルに書かれています。

こちらは、吸水する前の顆粒状態の吸水弾です。
一粒の大きさは約1mm程度です、 約200発ずつ1袋になったものが5袋付属しています。
つまり、ボトルに入ったすぐ撃てる状態の吸水弾とあわせて合計約1,200発分が同梱されています。
スペアの吸水弾は専用ボトルと顆粒状態5袋で350円(税別)とリーズナブルです!







この吸水弾はボトルにキャップを閉めて保管しておけば、乾燥はしないようです。
購入から約3週間経てもボトル内の吸水弾は乾燥したり縮んだりはしませんでした。

やはり実射性能は電動ガンとはいえ、子供用ですので「トイ」レベルです。
スイッチは「ON」「OFF」のみで、フルオートのみになります。
トリガーコントロールでセミも撃てますが、とにかく、メカの動きが遅いです。
トリガーを引いてから「ウィィィン、バン! ウィィィン、バン!」といった具合で、初弾発射は1秒後という感じです。
そのままトリガーを引き続けると連射ができますが、フルでも1秒に1発程度の連射速度です。
そして飛距離は10mがやっとという程度です。もちろん弾道も安定しません。HOPUPもありません。
そもそもサイトがマガジンとなっており、狙うところがありませんからね。
アングルドサイト使用時のように銃を少し傾けて構えて撃つと、弾道でのサイト修正もしやすく、プロっぽくみえると思います。
実射性能は「トイ」のレベルではありますが、実際に撃ってみると10mmの吸水弾が飛んでいく様は、かなり迫力あります。
また弾道が定まらないといっても5mくらいなら人物大に十分ヒットできるくらいの性能はあります。
それに弾が大きいので、人体に当たった衝撃は大きいです。
弾自体もほとんどが水なので、柔らかく、ヒットしてもあまり痛くはないのですが、当たったときの圧力は大きく感じました。
そして、固い壁かなにかに当たると吸水弾が砕け散るのも豪快です。

撃ってみると、はっきりいって楽しいです。年甲斐もなく夢中になってしまいました。
もどかしい連射速度、定まらない弾道だからこそ、逆にいい大人が熱くなりそうです。
サバゲーの余興として、このM4-STORMで撃ち合うというのはぜんぜんありだと思います。
というより、やってみたいです。
ただ発射時に吸水弾がチェンバー内、もしくは発射の衝撃で砕け散る現象が何発かありちょっと残念でした。
この吸水弾は、人体に無害とのことですが、自然に還るのかは不明です。
使用後は乾燥して、小さくなりますし、流通しているということは、環境にも害がないと思われます。
サバゲフィールドで、使用できるのかどうかは、フィールドオーナーの判断になるのではないでしょうか。
なかなか面白いトイガンだけにサバゲフィールドで撃てるといいのですが...。
今までになかった新しい弾を使用する、このM4-STORMは、新たなトイガンのジャンルが誕生したといえるのではないでしょうか?
電池式で手軽な電動ガンで、しかも約4,980円(税別)とリーズナブルなので、個人的に超お気に入りです。
撮影協力:ビレッジ2
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