東京マルイ 次世代電動ガン M4A1 SOCOMカービン スペック & 初速データ | |||||||||||||||||||||
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※エクセル バイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、気温23.7度、湿度45.0% |
パッケージはシルバーカラー。真ん中に「M4A1 SOCOM CARBINE」と書かれたシールが張ってある。
シールを張り替えればさまざまなM4のバリエーションのパッケージになるわけで、今後東京マルイが次世代M4シリーズの更なるバリエーションを考えていることは明白だ。
パッケージ内容はM4本体と、マガジン1本、マニュアル、保護キャップ、BB弾を装填するチャージャー、チャージングロッド、クリーニングロッド、フロントサイトアジャストツールが同梱される。
SOPMOD M4では伸縮式のクレーンストックに内蔵したオリジナル規格のバッテリーだったが、一般的なミニバッテリーをハンドガード内に移行することで構えたときの重量バランスは圧倒的に良くなった。上下レシーバーはアルミダイキャスト製で剛性感はSOPMOD同様に高い。
レシーバー左側面。刻印類はSOPMODと同様。
また、全弾撃ちつくすと自動的に作動が停止するオートストップ機構が働き、マガジンを交換して側面のボルトキャッチボタンを押せば再び射撃可能になる実銃同様のアクションも従来どおり。
バードケージタイプのフラッシュハイダーはM14逆ネジ仕様。下面のイモネジを抜けば取り外すことができ、各種サイレンサーを装着可能。
アウターバールは軽量&高剛性のアルミ製でグレネードランチャー装着用のくびれや、5.56 NATOの使用弾薬刻印も再現。
フロントサイトベースは亜鉛ダイキャスト製。
付属のアジャストツールでフロントサイトピンを上下に調節可能。
SOPMOD M4ではフロント部にスリングスイベルが付いていなかったが、M4A1 SOCOMカービンではタクティカルサイドスリングアダプターが標準装備される。
取り外し可能なキャリングハンドルが標準装備。素材は軽量なプラ製。リアサイト部分は金属製で、左右(ウィンデージ)、上下(エレベーション)の調節が可能。
キャリングハンドルを取り外せば、ピカティニー規格の20mmレール装備のフラットレシーバーが現れる。レールガイドナンバーも印刷されている。
このレールにドットサイトやスコープ、ナイトビジョンなどの各種光学照準機器を搭載できる。
レシーバー後方の亜鉛ダイキャスト製のチャージングハンドルを引くと連動してボルト部分が後退し、チャンバー部分のホップアップダイアルにアクセスできる。
バレル同軸式のダイアルは調節しやすく狂いにくい。
エジェクションポートカバーも初期ロットのSOPMOD M4に比べると締りがよく、安定している。
グリップにはEG1000ハイトルクモーターを内蔵する。WAのM4に比べるとさすがにやや太めに感じるが、この太目が逆に握りやすかったりもする。
ハンドガードは実銃同様に太目のプラ製。従来のスタンダード電動ガンでは数ミリ短かったが、次世代になってからはリアルサイズになっている。
デルタリングを引いてハンドガード上下を取り外してみる。
アウターバレルは19.6mm径と太く迫力がある。この太さは最新のM4カービンならではのもの。
フロントサイトベースからデルタリングに続く銀色のガスチューブも4.6mm径とリアルに再現されている。
アウターバレル下にミニバッテリーを装着するため、下面がフラットに削られている。アウターバレル根元から電源コードが引き回されていて、ヒューズボックスを経由しコネクターへと続く。
下ハンドガード内にミニバッテリーが収まる。
リアルサイズになったので、ハンドガードはスタンダード電動ガンとは互換性がない。ちょっと長くなったためかバッテリーの装着も楽に感じる。
SOPMOD M4ではバッテリー内蔵型のクレーンストックだったが、M4A1 SOCOMカービンではミリタリーで最も馴染みのあるエンハンスドストックとなっている。6段階に伸縮できる。
リコイルバッファチューブは6ポジションでSOPMOD共通パーツ。この中にシュート&リコイルエンジンの衝撃を生み出す錘(おもり)が入っている。チューブ径は29.0mm。
マガジンはSOPMOD M4共通のリアルサイズ82連マガジン。スチールアウターシェルで堅牢だ。
82連マガジンには矢印の部分にマガジンフォロアーに連動したリンクパーツがあり、残弾がゼロになるとリンクパーツがメカボックス底部に配置されたオートストップスイッチを押し上げる仕組み。
この82連マガジンは30連のリアルカウントマガジンに装弾数を変更することができる。
変更するにはマガジンを分解する必要があるが難しくはない。マガジン底部の6角ネジを外すとマガジンシェルと中身を分離できる。
中身の側面にあるこのスイッチを操作すれば、マガジン装弾数を変更可能。 通常はスイッチは82連発の位置にあるが、前方にスライドさせると30連発のリアルカウントマガジンにできる。 実際に装填して撃ってみても確かに30発ぴったりで作動が止まるのはなにげに楽しい。
インテレクト1600ニッケル水素ミニバッテリーを装着しての実測重量は3,180g。
バッテリーなしでは3,005gだった。
撃ってみるとSOPMOD同様にドキャキャキャキャンッとド派手な金属音と強いリコイルを伴う心地よい射撃感を味わえる。もちろん命中精度も抜群で、電動ガンならではのフラットで伸びのあるすばらしい弾道だ。最近のゲームフィールドでもこのM4A1 SOCOMカービンを使用しているプレイヤーを多く見かけるようになった。実際にゲームで使用してみるとSOPMOD M4に比べて重量バランスがフロントにあって非常にしっくりくる。スリムなストックも構えやすくコンパクトで扱いやすい。
扱いやすさという点では、ゲームに使用するならばSOPMODよりSOCOMカービンをおススメする。今後このノーマルハンドガードをRASに換装できる追加キットやPEQ-16タイプのバッテリーケースなどが発売予定なので、フラッシュライトやバーティカルグリップを装着したい場合にも対応できる。性能、質感、撃ち味、扱いやすさ、発展性、どれをとっても一級品で、まさしく次世代電動ガンの中核を担う標準的なモデルと言える。