東京マルイ ガスガン ハイキャパ(Hi-CAPA) 5.1 【エアガン レビュー】
2004年7月28日の発売日に購入(エチゴヤ/\10,800)。マルイのブローバックハンドガンを買うのは初めて※。WAやKSCとどのように違うのか気になるところ。 ※正確には業界初のブローバックガスガンS&W M59以来(笑)。東京マルイ ガスガン ハイキャパ スペック
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東京マルイ ガスガン ハイキャパ 弾速データ
パーツリスト |
全長222mm、重量894g、銃身長112mm、装弾数31+1発というのがカタログスペック。 |
実際に測るとBB弾30発+ガスで914g、装弾数は下から込めて30発まで装填し、最後の一発はリップから押し込む。 |
ホップアップはスライドを外してこの位置にダイヤルがある。調整角度は60度程度。スライドストップは確実且つ簡単に外れるので分解はしやすい。 |
グリップはフレーム一体のシボ加工。グリップスクリューはダミー。マガジンキャッチはつるっとした表面。トリガーは軽量なプラパーツ。ハイキャパ独特の角張ったグリップ前面のチェッカリングが素手で強く握るとちょっと痛い。 |
BB弾はマガジンフォロアーをいっぱいに引いて下からも装弾出来る。上からはちょっと固いので装弾しづらい。ガスは「どこまで入るんだ?」と不安になるほど沢山入る。ガスフルチャージで100発強は撃てる。 |
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マガジンのプラリップとバルブ周り。 |
コーンバレルはプラメッキ。パーティングラインがうっすら見える。真鍮バレルのクラウン処理が美しい。 |
サファリランド6004に入らない。原因は右側セフティレバーが干渉して奥まで押し込めないのと、リアサイトが引っかかるから。それとフレームが角張っているので結構キツキツ感はある。 |
■実射性能 野外でホップ適正で撃ってみる。まるで電動ガンのような素直な弾道。弾足がすーっと伸びる様は感動すら覚える。KSCのSIGPROとは次元が違う。ブローバックも遠射性能もだ。 室内8mの立射では付属のマルイペーパーターゲット8点圏(黒エリア)にビシバシ当たる。 ■初速 ホップ適正、マルイ0.2g、セミバイオBB弾、10発、気温約29度 最低 75.43m/s 最高 79.63m/s 平均 76.65m/s = 0.59J 外観はWAなどに比べるとやはり安っぽい。とくに刻印などはSF調のイタリック書体でゲンナリ。ブローバックは快調。リコイルも鋭い。WAにも劣らずといったところ。 1万円ちょいでこの性能ならば大満足。装弾数の多さもあり、ゲームガン、マッチガンとしてはかなり使えるハズ。ただし、ガバに特別な愛着を感じるモデルガンファンの心までつかめるかというと....???。 射撃音wav |
このマルイ ハイキャパを撃っているとMGCの93Rの頃を思い出す。31+1の多弾数、実射安定感など、メインアームとして信頼出来るようなそんな感覚がある。 | |
その後、8月の炎天下のゲームにて、直射日光の下に1ゲーム(30分ほど)放置してしまったハイキャパを、いきなり射撃!!。1発目で噂の「パッキン外れ」が起こった。スライドが完全に閉鎖しなくなったので、その場でスライドを外して裏から覗くとOリングらしきものがシリンダーアセンブリの後ろに挟まっている。マガジンを抜いて触ってみると、手に持っていられないほど熱い。 とりあえず家に帰ってから、アセンブリを分解してOリングを外し、写真右のわずかに小さいリングに交換した。ピストンヘッドには同じOリングがハマっている状態。これで組み直して撃ってみると、元通り快調なハイキャパに。まあ、炎天下でガスガンを放置したらトラブルが出ない方がおかしいワケで、昔のガスガンなんて夏場はそこら中でバッシュバッシュホースが外れたりトラブルがあったのだからこれは不具合というか、しかるべき安全装置と言った方が良いかもしれない。 |
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2005年1月のブラックホールにて、タニオコバのカスタムスライドを購入して装着。やはり、ガバメントはスライド上面が丸くなっていないとね。 SPRINGFIELD ARMORYと刻印された側面も格好良い。 組み込みに際してはほとんど加工が必要なく、ポン付けと聞いていたが、実際にはリアサイト下面とシリンダーアッセンブリ上面の噛み合わせが悪く、シリンダーアッセンブリの上面を薄く削る必要があった。 組み込み後はスライドの溝にシリコンスプレーを一拭きで快調に作動。 ヘビーウエイトなのでガツンとリコイルが重くなったのが体感出来る。 |
2004/07/30
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