BATON airsoft ガスガン GLOCK G19 Gen5 MOS CO2GBB

BATON airsoft ガスガン GLOCK G19 Gen5 MOS CO2GBB

2025年1月に発売予定のBATON airsoft CO2ガスブローバックガン、GLOCK G19 Gen5 MOS CO2GBBを。その強烈な反動を先行体験できたので実射レビューしよう。



オーストリアの銃器メーカーGLOCK社が開発したポリマーフレームオート GLOCK 17。そのコンパクトモデルがGLOCK 19となる。省略してG19と呼ばれることもある。世界中の警察や軍隊で採用されているベストセラーだ。使用弾薬はG17、G19ともに9mmx19だが、口径バリエーションも多岐にわたり、9mm、.45APC、.40S&W、.357SIG、10mmAUTO、.380ACP、.22LRなどがラインアップされる。

1983年にオーストリア軍に制式採用されたPi80から始まり、改良が重ねられ、世代ごとに分類されているされている。最新モデルはジェネレーション5(Gen5)だ。ちなみにGen5はGLOCKメーカースタッフも含め米国ではジェンファイブと呼称していたので、本サイトでも可能な限りこの呼び方で統一する。ちなみにMOSはエムオーエスと呼ばれることが多い。

コンパクトモデル
G17に比べてスライド長とグリップが短いコンパクトモデル。
本ガスガンは台湾SRCが開発・製造したモデルで、CO2とGREEN GAS仕様があるが、日本市場においてはBATON Airsoftブランドとして日本独自仕様の強化樹脂スライド製のCO2モデルが発売される。
GLOCK正式ライセンスによるモデルなので各所にGLOCK刻印が入っており、日本のJASG (日本エアースポーツガン振興協同組合)の認証もされている。最近ではSTGAやJASGの認証モデルであれば使用可能なサバゲーフィールドやシューティングレンジも増えた。

スライド
スライドは強化樹脂製。GLOCK 19 Gen5 AUSTRIA 9x19の刻印も入る。
トリガーセーフティももちろん機能し、逆側にスイッチするとトイガンオリジナルのマニュアルセーフティとなる。

スライドトップ
スライドトップはMOS(Modular Optic System)仕様なので、カバーを取り外し、マウントプレートで各種マイクロドットサイトを搭載可能だ。Docterピッチ、Trijiconピッチ、C-Moreピッチ、Leupoldピッチの金属製プレート4種が付属する。ただ、実物規格対応なのでレプリカだと穴のサイズなどが合わない場合がある。実際手元のRMRレプリカは凹穴の大きさが合わなかった。また取付ネジは長すぎると作動不良となるので交換するなどの注意が必要だ。

べヴェルカット
スライド前面には面取りされたべヴェルカットでホルスターへ納めやすくなっている。
スライドセレーションも前後にあり、操作性も向上している。スライドは細かいシボ加工となっていて、実銃のDLCコーティングの雰囲気に近い。マルイのG17 Gen5はカーボン樹脂であれも良い質感なのだが、実銃を扱ったことのある人ならわかると思うが、このバトンの質感も実銃に近い雰囲気なんだよね。

アウターバレル
アウターバレル、チャンバーは金属製で、スライドを閉鎖したときの音が良い。スライドの動きも引っ掛かりが無くスムーズだ。またCO2モデルなのでリコイルスプリングがリキッドチャージモデルに比べて重いのも実銃の雰囲気を楽しめる。
スライドストップは左右両側から操作できるアンビタイプとなっている。

可変ホップアップ
可変ホップアップの調整ダイヤルはスライドを分解してチャンバー下にある。
実銃同様にダブルリコイルスプリングも抜群のリアルさ。またスライドストップはスライド内部の金属ブリーチに当たるようになっているのでスライドのノッチ欠けもない。

グリップ
グリップはフィンガーチャンネルのない仕様。四角いブツブツの滑り止めも良くグリップする。またグリップ右面にオフィシャルライセンス製品であることを示す刻印もある。

マガジン
マガジンは標準で装弾数19発の8g CO2ボンベを使用する。左の12gボンベに比べて短く、径は同じくらい。1ボンベで4マガジンは撃てた。5マガジン目の中盤で勢いがなくなってくる感じだったので、80~90発は撃てるなかなかの燃費。
別売のオプションで12gボンベ仕様のマグバンパーマガジン(装弾数24発)もある。またG17のマガジンも使用できるのでスタイルや用途で選ぶことができる。マガジンボトムにもGLOCKのマークが入っている。

実射
実射は20m、30mで行った。またG17との撃ち比べもしてみた。
まず驚いたのが弾道性能。バトンのガスブローバックってこんなに命中精度良かったっけ? というほどによく飛ぶ。20mで25cmセンターサークルに、30mでもマンターゲット上半身にビシバシ当たる。動画を観てもらえばわかるが、これならサイドアームどころか、メインウエポンとしても十分使えそうだ。

しかもCO2のリコイルは12℃の気温下でもガッツガッツ動く。さすがに連射時は初速が僅かに落ちてくるが、この気温での作動性の良さはリキッドチャージ式ガスガンにはないものがある。
反動はG17と同じくらい感じる。さらにG17の12gボンベマガジンをG19に使用すると少しリコイルアップする。コンパクトなだけあって手の中で少し暴れる感じもG19のほうがあり楽しい。

CO2
今までCO2というと12gボンベしかなく、それによるマガジン長の制限があったが、8gボンベ採用によりG19のコンパクトさとCO2ガスブローバックのリコイル、オールシーズン使える作動性を両立できた。しかもMOS装備で素早く正確なエイミングも可能、命中精度も良好となれば、これは最強の一丁と言えるのではないだろうか。GLOCKファンとしては入手せずにはいられないモデルだ。

スペック


全長 185mm
重量 641g (実測 マガジン、8g CO2ボンベ含む)
銃身長 85.5mm(インナーバレル長)
装弾数 19発
価格 36,080円 (税込) ※メーカー希望小売価格
発売日 2025年1月18日
動力源 8g CO2カートリッジ式ガス×1本

協力:BATON airsoft、東京サバゲパーク

2024/12/22


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