ARES × CYBER GUN 電動ガン FN SCAR-SC
今回は香港のエアソフトガンメーカー、ARESとサイバーガンのコラボによる電動ガン、FN SCAR-SCをレビューします。
ベルギーのFN社正式ライセンスによる電動ガン。コンパクトスタイルの5.56mmアサルトライフル、SCAR-SC。
フロント、リアサイトともにロック機能の付いたフリップアップサイト。フラッシュハイダーは3プロングの金属製でM14逆ネジ仕様。チャージングハンドルは下側に曲がった新型タイプで光学照準器との干渉が少ない。また実銃では撃った時にチャージングハンドルが動かない非往復式に改良された。
アッパーレシーバーはアルミ製。FN正式ライセンスの刻印。セレクターは45度の切替操作で、S(セーフ)、1(セミオート)、A(フルオート)の3ポジション。
FNのSCAR SC専用PDWストック。3段階伸縮だ。チークパッドは柔らかい樹脂製で頬当たりが良い。
コッキングレバーを引くとダミーボルトが後退&ロックして可変ホップアップのダイヤルにアクセスできる。
セレクターとマガジンキャッチは左右から操作できるアンビタイプ。電子トリガーユニット、EFCSを搭載している。
剛性の高いレシーバー、ハンドガード一体型。トップレイル部には特に刻印はなし。
バッテリー交換はストックを抜き、後部レバーの穴に6角レンチを差し込み、押し込むとロックが外れるのでスライドをした方向にスライドさせると、バッテリーコンパートメントにアクセスできる。コネクターはT字タイプ。
ハンドガードの下側レイルは取り外すことができる。
持った印象派小柄ながらズシッとした重量感があり、剛性も高い。
質感も高く、高精度な雰囲気もある。
SCARと言うと長くて重い印象だが、このSCならコンパクトなので、CQBフィールドでの取り回しも抜群。
ただ、バッテリーの収納がやや面倒なのと、バッテリーを入れるとダミーボルトと干渉して、チャージングハンドルが引けず、ホップ調整のたびにバッテリーを取りださないとならない。かなり細身のAKバッテリーなら干渉しないだろう。
命中精度は0.2g、0.25gともに30m/40mでマンターゲット上半身に当てられるだけの性能はある。短い割によく当たる印象だ。とくに0.25gでは弾道がより安定した。
初速も90m/sオーバーと高めで、箱出しでもゲームに投入できる性能は有していると言えよう。
コンパクトスタイルのSCAR、このデザインにビビッときたら要チェックだ。
スペック
全長 | 540~650mm |
重量 | 3,228g (バッテリー含まず) |
装弾数 | 130発 |
価格 | 90,000円(税別) |
発売日 | 2023年6月 |
動力源 | 電動ガン、リポバッテリー7.4V推奨、T字コネクター |
初速 | 平均:92.48m/s ジュール:0.855J 発射速度:749rpm (12.5発/秒) ※東京マルイ バイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、5発での測定、気温26.5度、湿度46%、ACETECH AC6000 MkIII BTにて測定。 |
協力:キンワ、東京サバゲパーク
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