東京マルイ ニュー銀ガンRF グロック26

東京マルイの10歳以上対象エアガン、ニュー銀ガンRF グロック26をレビュー。
子供用と侮ることなかれ、1600円の低価格、ホップアップを搭載して超ローパワーながら抜群の命中精度を誇るベストセラー。当初はカラフルなニュー銀ダンとして2009年に発売されたが、2010年にリニューアルしてリアルなカラーリングとなった。RFはリアル・フィニッシュの略だ。

今回紹介するのは2機種あるうちのグロック26。実銃はオーストリアの銃器メーカーグロック社が開発した有名なオートマチックピストル。世界中の警察や法執行機関で採用されたポリマーフレームピストルだ。
グロック26はその中でもサブコンパクトと呼ばれるスライドとグリップを切り詰めた小型の9mm口径バリエーションとなる。

パッケージは中の本体が見えるようになっている。「指のちからだけでうてる!」「飛距離15m以上!」「5mで5cmのマトを当てる!」「安心パワー!!」のキャッチコピーがターゲットユーザーを想像させる。
パッケージサイズは横19.5×縦14.5×厚さ5cm。


裏面にもキャッチコピーや注意書きが印刷されている。以前の銀ダンは対象年齢7歳以上だったが、RFになって10歳以上対象となった。


パッケージ内容は本体、マガジン、保護キャップ、BB弾少々、シューティングターゲット3個、取扱い説明書。


ニュー銀ダンのころから付属していたターゲットは紙製で、底にじゃんけんマークがついていて遊びの幅が広がるオマケ。


全長は163mm、重量138gと軽量。右面にはモナカ構造であるためプラスネジが5か所みえる。


テイクダウンレバー、マグキャッチなどは全て無可動のモールド。大人の手でグリップするとフィンガーレストに小指が掛かる。カラーリングはこのブラックモデルと、シルバースライドモデルがある。


同社のガスブローバックと比べるとわずかに小さく作られている。


オール樹脂製のモナカ構造ではあるが、グリップフレームのシボの質感や、各部モールドの細かさなど、雰囲気はなかなかのもので、とても1600円のトイガンとは思えない。GLOCKマークなどのスライド刻印もリアル。


マズル部分はシルバーに塗装されている。塗料がはみ出ているのはご愛敬。インナーバレルは樹脂製。固定ホップアップ機構も搭載する。


チャンバーもシルバーに塗装されていて雰囲気が出ている。マニュアルセフティはないが、マガジンセフティを備えていて、マガジンを抜いているとトリガーを引いてもピストンが後退しない仕組みになっている。


サイトピクチャーはホワイトドットのフロントサイトとリアサイトのコの字ホワイトでかなり狙いやすい。


マガジンは樹脂製でマガジンキャッチボタンはなく、右面の突起で本体に固定されているだけなので、引っ張るだけで取り外せる。単体重量は24g。大きさもガスブロに比べてかなり小さめ。


BB弾の装填は左側から手で押し込める。装弾数は18発。別売の専用弾付BBローダーも発売されている。
今回は東京マルイの0.12gバイオBB弾で試射してみた。


トリガーはまっすぐ後ろに引くタイプで指を掛けて2ミリほどの遊びの後、コッキングの長いストロークがはじまる。


1.7cmほど引いたところでシアが切れる。トリガープルは約1.9Kgと子供用にしては重めだが、ストロークが長いせいか重さはそこまで感じない。大人の握力ならそこそこ連射もできる。


内部構造。本体内に数発のBB弾が残る仕組みだが、マガジンセフティ機能があるので安全性は高い。矢印の部分にマガジンが当たると、シアがピストンに掛かり引けるようになる。※分解はメーカー非推奨なので自己責任でどうぞ。


マガジンを含めた実測重量は138g。非常に軽い。


東京マルイの0.12gバイオ弾で実射。5m先のターゲットに撃つ。ふわっとホップが掛かりながら素直な弾道。確かに謳い文句通り、5mで5cmの的を当てられるほどの精度がある。初速を計ってみたところ、0.12gで平均27m/s、たった0.045J。マルイのターゲットペーパーは5mでも貫通しないローパワーなのにこの精度は凄い!!

距離8mでも撃ってみたが、15cmくらいには当てられる。ただ、トリガーストロークが長くて重いので引ききりでブレやすいのが難点。

試しにハイパー道楽の0.16g弾で撃ってみた。さすがに5mでもかなり山なりの弾道だが、より安定した精度で撃てた。ただ飛距離は0.12gのほうが出るので0.12g弾がオススメ。屋外で遊ぶならバイオ弾と専用ローダーを買っておくのが良いだろう。

ニュー銀ダンは自分の手に撃ってもほんの少しチクッとするだけだが、もちろんシューティンググラスは必須。マルイの10歳用対象のプロゴーグルFITは470円(税別)なので、初めてのエアガン購入時にセットで購入するのが良いだろう。

指のちからだけでパンパンと連射できるエアーコッキングガンはとにかく撃っていて楽しい。パワーソースを必要とせず、家の中でターゲットにパシパシ当ててるだけでも楽しめる。しかしBB弾が散らばるので掃除するのが大変…。

サバゲーでの使用を考えると、ローパワー過ぎて当たったかどうかわからないくらいなので、夏の軽装時に仲間内でワンメイクゲームなんてのが楽しいかもしれない。

スペック & 初速

※東京マルイバイオBB弾 0.12g使用、ホップアップ固定、屋外10発での測定、気温21度、湿度42％、XCORTECH X3200 Mk3にて測定。取扱い説明書.PDF (1.15MB)

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