SHIN ローライトレクチャー
2019年7月6日(土)に千葉県のサバゲフィールド、東京サバゲパークにて開催されたSHIN ローライトレクチャーの模様をレポート。主催はSUREFIREやArc'teryxなどの海外ミリタリーブランドを輸入販売する七洋交産。
講師のSHINこと、田中伸之介氏。
カルフォルニア州にあるガンスミススクールへの留学がきっかけで16年前に渡米。
在米の銃器専門家として、銃器の専門家であるガンスミスとしての学位をカルフォルニア州立ラッセンカレッジにて取得。ファイアーアームズテクニカルライターとして日本ではアームズマガジン、ガンプロフェッショナル誌、米国では人気銃器雑誌リコイル誌に最新の銃器及びタクティカル情報を寄稿している。
シュアファイア社ローライトインストラクターでもあり、マグプルダイナミクス、タクティカルレスポンス、ケンハッカーソン、ラリービッカーズと言った有名インストラクターから200時間を越えるタクティカルトレーニングを受講。自身もインストラクターとして民間及び米国法執行機関に対し、プラクティカルマークスマンシップ(実践的射撃術)のクラスを提供している。
サブジェクトマターエキスパートとして日本の法執行機関および自衛隊に専門的助言を提供。台湾のコンサルタント機関TTRDA社を通じて台湾の法執行技術の近代化に関わっており、幅広いコネクションから最新のタクティクスに関する情報を提供している。 日本人として唯一、USPSA(米国実践射撃協会)最高位グランドマスターを2つの部門で達成。全米トップ20位に位置するシューターでもあり、多くの優勝経験を持つ。 自身の活動を、フェイスブックページ「Gunbaka/ガンバカ」として発信している。
午後の明るいうちから始まったローライトレクチャー、まずは基本となる射撃訓練でウォーミングアップ。
ハンドガン、ライフルのトランジションや、バリケードからスイッチしながらの射撃などを行う。
また、様々な体勢での撃ち方、撃った後にライトで周囲をサーチするという手順も学んだ。
この日は乙夜さんも参加していたぞ。
ハンドヘルドのライトは目の高さに構えると見やすいそうだ。
ハンドガンを構えるときは手を交差させて構える。いわゆるハリスメソッド。
ライフルを構えるときにも活用できるフラッシュライトテクニック。
日が暮れると皆でフィールド内を散策。この日は小雨が降るどんよりとした天気だったが、明るいところと暗いところのコントラストの差、人間の目の明暗と、色の捉え方など、Shinさんから解説があった。
また、遠くにいる人物が、手に何を持っているのか、どのようなライティングでシルエットが浮かび、判別できるのかなどをデモンストレーションした。とくに光の前に自分のシルエットを浮かび上がらせてしまう、バックライト現象に注意するなどの話もあった。
ライトの配光についても解説があった。
おなじ明るさ、ルーメン数のライトでも、リフレクターやレンズの違いで配光が異なる。また最近はLEDが主流だが、キセノンバルブのニーズも一定数あるとのことだ。
SUREFIREのフラッシュライト用電池はCR123Aが主流だが、最近では充電式のリチウムイオンバッテリー対応のDFT(デュアルフュエルで123A電池も使える)製品も増えてきた。
ShinさんおススメのモデルはEDCLシリーズ。EDCL1とEDCL2の違いは使用する電池の本数。テールプッシュボタンをハーフプッシュでLow、フルプッシュでHiというデュアルアウトプットで点灯できる。
また、1500ルーメンという強力な明るさのFURYシリーズも参加者には人気だった。
またウエポンライトならば、ハンドガンにもライフルにも使用しやすいX300シリーズがおススメとのこと。
夜のサバゲフィールドってなぜこうもワクワク・ドキドキするのだろう。
暗闇のフィールド内を区切って、2対2のフォースオンフォースを行った。面白いのは二人一組のチームで一人はエアガンだけ、一人はライトだけを持って戦うということ。バディとのチームワークも試される。
Shinさんのローライトトレーニング中。サバパーでライトを使ったフォースオンフォース! pic.twitter.com/IKaropYJqP
— ハイパー道楽 (@hyperdouraku) July 6, 2019
タクトレフィールドではライトを使用した夜間の射撃訓練も実施。
ライトを使用したトレーニングは、通常の射撃技術に加え、ライトの知識、構え方、サーチ、敵への照射法やコントロールなど、覚えることが多くあり、奥が深い。非常に有意義なトレーニングだったと感じた。
この夏、ライトを使ったナイトゲームなどにチャレンジしてみるのも面白いと思う。
七洋交産 公式サイト
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