台湾陸軍はどんな銃で戦うのか?
レポート:王清正
中華民國台灣陸軍はどんな個人火器で戦うのか、台湾有事が危ぶまれる昨今、銃器の側面からフォーカスしてみた。
戦術型散弾槍。訳すとタクティカルショットガン。口径は12番ゲージのショットシェル。マウントレイルやCQBフラッシュハイダー、AR15ストックが装着されている。Mossberg製のM590を輸入したもの。
TS96式単眼ナイトビジョンゴーグル。米軍のPVS-7に似ている。
5.56mm 75式班用機槍。ベルギーのFN M249ミニミ分隊支援機関銃を参考に台湾で開発したもの。口径は5.56mm x 45弾。ベルト給弾とT91のマガジンを使用できる2WAY方式。
74式排用機槍。全長1260mm、重量12.6kg。口径は7.62mm x 51弾、ベルト給弾式。FN MAGを参考に台湾で作られたもの。
5.56mm 91式戰鬥步鎗。XT97やXT101などが開発されたが、現状では採用されておらず、T91が台湾陸軍の主力アサルトライフルとなっている。
写真は85式 40mmグレネードランチャーをバレル下に装備したモデル。口径は5.56mm x 45弾、装弾数30発。
7.62mm T108狙撃槍。全長1190mm、重量6.39kg、装弾数10発。
有効射程1000メートル。Nightforce製のATACRスコープが装着されている。
バイポッドはB&T製のV8 ATLASが装着されている。
マガジンはポリマー製で装弾数10発。7.62mm x 51弾を使用する。
ボルトハンドルが長い。前モデルT93K1からの発展型。
ハンドガードはM-LOK対応でアルミ製のスリムで軽量なもの。
ストックは伸縮式で、チークパッド、バットプレートの調整も可能。MAGPULのMOE SLストックに似ており、ARタイプのチューブに取り付けてある。
9mm T75K3手槍。全長202mm、重量約800g、口径9mm x 19、装弾数15発の拳銃。
命中精度を向上するため、ポリゴナルライフリングを採用し、アンダーマウントレイルも装備する。
T75K3 ピストル用の樹脂製ホルスター。ロック機構が付いている。
台湾陸軍の制式小火器が勢ぞろい。
T75K3 ピストルは、台湾国内の205工場で製造されている。
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