STORY TIME : 殺しの免許証(ライセンス) 「モーゼルとくつ下」
名作ミリタリー、アクション映画に登場する銃器やアイテムをマニアックにイラストで紹介。
第139回は1966年公開、リンゼイ・ションテフ監督の『殺しの免許証(ライセンス)』。1960年代の007人気に便乗して作られた映画。00ナンバーを持ち、モーゼル・ミリタリーを愛用する情報部員チャールズ・バインの活躍を描く。世界中で山ほど作られたスパイ映画だが、さすがは007の母国イギリス映画だけあってスパイ物映画の定番ネタを抑えつつ、一捻りした皮肉のきいた映画になっている。シリーズ化もされて3作作られた。
イラスト&文章 牟田康二
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殺しの免許証(ライセンス) (1966年)
スウェーデンの科学者とその娘は幾度も暗殺未遂に遭う中、開発した反重力装置をイギリスに提供しようとしていた。ジェームズ・ボンドが不在だったため、イギリス政府は元数学者の諜報員チャールズ・バイン(トム・アダムス)にボディーガード兼暗殺者としての役目を担わせた。
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2024/09/17
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