東京マルイ BBローダーXL
エアガンユーザーなら必ずと言ってよいほどお世話になる東京マルイ製 BBローダーXLをレビュー。
弾込めを簡単にするBBローダー
BBローダーはエアガンが多弾数化した80年代後半に登場したツールだ。当初は今でもエアガンに付属することがあるチューブと棒のシンプルな構造だったが、90年代に入るとBBボトルを繋げたプッシュ式や、電動給弾機が登場した。
今回紹介するのは東京マルイ製のBBローダーXL。多くの読者はもちろん使用しているだろう鉄板アイテム。
なぜこのタイミングでBBローダーのレビューなのかというと、今まで使っていたローダーが壊れたから。もうこれで買い換えるのは何度目だろうか。
パッケージ。裏面には取り扱い説明がある。
東京マルイのプッシュ式BBローダー、『BBローダーXL』はM16マガジンの形を模している。アダプターを含まない重量は78g。
濃い目のスモーク樹脂製で弾を入れると残弾が透けて見える。BB弾は470発入る。
サイズはマルイの電動ガンスタンダードタイプのM16マガジンとほぼ同寸法。マグポーチに入れて運搬したり、ゲームルールにもよるがゲーム中マグポーチに携帯してリロードするのに向いているサイズ。
ハンドガンのマガジンサイズの東京マルイ BBローダーとサイズ比較。
BBローダーXLは470発に対して、BBローダーには115発のBB弾を入れられる。
本体の刻印。マルイのBBローダーXLはロングセラーの定番商品なので、中華製のコピー製品も多く出回っているが、価格は300円程度の差なので自分は本家マルイ製を購入するようにしている。
上面にはローデング用のプッシュロッド、ロッドロックボタン、BB弾投入口がある。
ロッドは押し込んだ状態でロックボタンで固定することができる。
給弾口のフタはスライドさせてオープン。オープン時、クローズ時共にパチッと固定される仕組み。
ただ、以前に購入した個体ではこのフタのロックがガバガバで、荷物の中で蓋が開いてBB弾がダダ洩れと言うことがった。今回購入した個体は問題なくパチッとロックされる。
ボトム側にはマガジンへの給弾口とガスマガジン用アダプターがある。
ガスマガジン用アダプターは180度回転させてセット。取説にはカチッと装着と記載されているが、今回購入した2つの個体ともガバガバだったので、装填時には指でしっかり押さえるようにしている。ただ、アダプターを紛失しないのは便利。
ガスマガジンへのローディングは角度にコツがいる。無理に押し込もうとするとBBローダーが破損する場合があるので慣れるまで慎重に装填しよう。
付属の電動ハンドガン用アダプターは給弾口に差し込んで使用する。
このマルイのBBローダー、何度も買い換えているのだが、それは良く壊れるから。
壊れる理由としてはマガジンに無理に装填しようとして、内部のどこかが壊れるという感じ。
メーカー的にはマルイ製以外のエアガンに使用する前提ではないのかもしれないが、海外製含めて様々なエアガンに使うことが多いので、買い替え頻度も高くなるわけだ。
使い古して装填できなくなったBBローダーXLを捨てる前に分解してみる。まずはネジを7か所外す。
バカっと左右に分割される。小さいパーツやバネを飛ばさないよう注意。
装填の仕組みも紹介しておこう。
BB弾は上部2/3くらいに溜まりロッドで押し出される。
ロッドを押すと給弾ルートに溜まったBB弾4発分が装填される。
ロッドを押すことでロッド側面の凸凹と、BB弾をかき混ぜるアームが動くことでスムーズに給弾ルートにBB弾を流し込む。給弾口には樹脂製のCリングがあり、1発残る仕様だ。
今回使えなくなったローダーの内部を見ると、無理に押し込んだためか、給弾ルートの壁がグニャリと曲がっていた。ここに弾が引っかかってロッドが戻らなくなることが多かった。
また、ロッドのスプリングガイドが折れて、ロッドが戻らなくなることもあった。
マルイのBBローダーはかなり華奢にできているが、その理由の一つに、マガジン側を壊さないように、あえてローダー側を脆く作ってあるのだと思う。
価格はAmazonで1700円(税込)程度だし、壊れたら素直に買い替えるのが良いだろう。
左から中華製パチ、ライラクス製、KSC製のローダー各種。いくつかの各社ローダーを試してみたが、装弾数や使い勝手を考えて、マルイのXLローダーがお気に入りとなっている。
もうひとつ、筆者は0.2g用、0.25g用、0.28g用ローダーを使い分けているのだが、混在させないためにBBボトルステッカーで管理している。BBローダーや、BBボトルの管理に便利なBBボトルステッカーはAmazonで販売中。
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