メカニクス HDG グローブをサバゲーで使ってみた
メカニクスのグローブはM-PACTを愛用している。今回、そのメカニクスの新しいグローブが発売されるとのことで、取扱代理店のライラクスより依頼があり、製品が送られてきたので、実際にサバゲーで一日使用してみた感想をお伝えしよう。
このグローブの正式な名称はPrecision Pro High-Dexterity Grip Gloveというとても長い名前。
あまりにも長いので、代理店でもHDGグローブと略しているので、本記事でもそのように記す。
メカニクス(Mechanix)は、米国カリフォルニア州に本社を置くグローブメーカーで、エンジニア用のメカニックグローブ用途だったのが、性能や使い勝手が良いと言うことで、いまではバイクや、ミリタリー、警察など、使用範囲が広がったワークグローブの鉄板中の鉄板と言える。
HDGグローブを着けてみて、まず目が行くのが手のひらに施された六角形の模様。"PADLOCK"と呼ばれるシリコン製の滑り止め加工が施されている。
このPADLOCKが銃のグリップに吸い付くようにグリップする。これだけで、ずいぶんとハンドリングしやすく感じた。チームメイト数名にも試してもらったが、同様に「このグローブ、めちゃくちゃグリップしますね!」という感想だった。
M-PACTとは異なり、甲側に分厚いプロテクターはなく、どちらかというとライトなグローブだ。
この日のゲームでは一度だけ手の甲に被弾したが、M-PACTに比べるとさすがに痛い。しかし、プロテクターがない分、指が曲げやすかったり、圧迫感が少ない。あと、通気性もM-PACTより良く感じた。
手首の留め具が大きく、操作しやすいのも良い。また、ローカフデザインと言って、手首に付けた腕時計やGPSデバイスに干渉しない短い丈の設計となっている。そのため、銃のハンドリング時や、地面に手を着いたとき、手首の圧迫感が少なく感じたのも好印象だった。
HDG グローブは実に軽快。M-PACTと比べると装着した瞬間に凄く軽く感じる。アイレットと呼ばれる指関節部に切れ目の入った構造で指も曲げやすいし、人差し指を除く指先までシリコン製のPADLOCKが施されており、ドットサイトのボタンを押したり、キャップをオープンするなどの細かい作業もストレスがない。
トランジションやスイッチ動作時もスムーズにできる印象だ。
マグキャッチボタンを押す動作、PMAGなどの樹脂製のマガジンチェンジもグリップ力が高いので滑りにくい。
カラーはブラックとコヨーテの二色。
HDG グローブは警察や軍隊の要望を取り入れているそう。なんでも、すでに某米国特殊部隊にも納入が決まっているとか...。
あと、MP5ユーザーには特にこのグローブはお勧めしたい。MP5のあのグリップ、結構滑りやすいのだけど、HDG グローブならしっかりとホールドできる。
なお、サイズだが、M-PACTはSサイズ(US 8)を使用する筆者だが、このHDG グローブはMサイズがちょうどぴったりだった。
この性能で価格が3600円(税別)、かなりコスパの高いグローブだ。
提供:LayLax
関連リンク