DEVGRU OPERATOR TM02 マルチスロートマイク
サバイバルゲームでチームの仲間とフィールドでコミュニケーションをとる手段として特別小電力無線機が使われている。
その無線機のヘッドセットとして最近私が愛用しているのは
スロートマイクと呼ばれるもの。首にバンドを巻きつけ、喉の部分には声帯の振動を拾う咽頭マイクがある。
これまで、
GUARDER製のTM-S1というスロートマイクを使用していた。使い心地は非常に良かったのだが、マイクの接触が悪く、受信はできるが送信ができなくなったので、買い換えることにした。
調べてみるとメジャーなのは
DEVGRUのスロートマイクだということがわかったのでさっそく楽天でお取り寄せした。
DEVGRU TM02 マルチスロートマイクのパッケージ。韓国の
DEVGRU Communications LLCと言うメーカーで、このスロートマイクは在韓米軍や韓国警察SWAT、ソウル市消防隊などで使用されているらしい。
この手のスロートマイクは戦争映画や漫画などでも特殊部隊が使用しているのを良く見かける。
セット内容は本体(スイッチボックス+スロートマイク)、イヤホン、ベルトクリップ2種。日本語の取扱説明書もつく。ただし無線機に接続するコードは別売り。
スイッチボックスは直径50mm、厚さ32mmの頑丈な樹脂製。スイッチ部分は押すとカチッとクリック感があり操作しやすい。
裏面はベルクロになっているのでプレキャリなどにペタリと着けられる。
スロートマイク部分。樹脂製で喉にフィットするように蝶番がついている。バンド部は伸縮性がある。
右写真の丸い部分を聴診器のように喉仏の両側にあてがい、首の後ろでバンドを留める。
ネックバンドは樹脂製のフックになっている。
首の後ろでこのフックを引っ掛けるので取り外しには少し手こずる。
GUARDER製のTM-S1はこの部分がマグネット式で使いやすかったのだが。
イヤホンは左のマイク部分から透明なチューブが伸びており、コイル部を経て、U時部分を耳の上に引っ掛けイヤホンを装着する。
イヤホンは左耳の形にフィットする形状なので、右耳には使用できない。
別売のアイコム用の2ピン ラジオコネクター。
本体とセットで買っておくべきパーツ。
私が使用している無線機ポーチは、
VOLKタクティカルの
VOLK i-com POUCH マルチカム。
フラップ上部がジャックコードを引き出せるようにU時にカットされ、フラップ前面には予備の単三電池3本をエラスティックバンドで固定できるようになっている。
装備への取り付けはMOLLEやPALSウェビング対応のMALICEクリップ仕様。
サバイバルゲームでは聴覚も駆使して相手の動きを察知するので、耳を覆うことなく自由にできるスロートマイクはとても便利なアイテムだ。首にバンドを巻くので最初は息苦しいような違和感があるかもしれないが、使い始めればそれも慣れる。
スイッチボックスはシンプルで使いやすくある程度の防滴仕様となっている。
スロートマイクはマイクが外部の雑音を拾わないということもメリット。環境音が入りにくいので、会話が断然クリアになる。
本製品のマイク感度は声帯の振動が起こらないような"ささやき声"だとあまり音声を拾わないが、小声や普通の喋り声であれば十分に使用できる。
イヤホン部分も外部の音をある程度聞き取ることもでき、周囲の音が聞こえなくなると言うような違和感は無い。
しかもチームメイトからの受信音声はとてもクリア。
実際に韓国のローエンフォースメントで使用されているのだから、実用性と堅牢性は言うまでもないだろう。
このスロートマイク、サバイバルゲームだけではなく、バイクツーリングなんかでも便利。イヤホンタイプなのでヘルメットをしても気にならないし、マイクはエンジン音や風きり音を拾いにくい。
ここしばらくゲームで使用しているが、もう手放せないほどのおススメ便利アイテム。
サバイバルゲームが楽しくなるこのアイテム、皆さんも是非。
2010/03/14
■関連レビュー
サバゲに使うトランシーバー アイコム IC4008WとIC4088
CAVALVY ELITE II タクティカルヘッドセット
次世代カモフラージュ マルチカム迷彩特集