TBRM PLA配合 バイオBB弾 0.25g
今回はバイオBB弾の紹介。
毎年、台湾で開催されるトイガンの展示会MOAを取材していて見つけたBB弾ブランド『TBRM』(Tactical Barracks & Raid Marksman)。
この製品を数袋頂いて、日本に戻ってから試射したところ、とても性能が良く感じた。
自分だけではなく、レビュー動画撮影の合間にモロさんや、サバゲーのチームメイトにもゲームで実際に使用してもらい、感想を聞いてみると、「あっ、この弾、なかなかまとまりますね」なんて反応。
普段私は東京マルイのFINEST BB弾 0.2gと0.25gを使用しているのだが、レビューやゲームで弾を多く消費するし、「この弾なら買いたい!」というチームメイトも多かったので、0.25g弾をまとめ買いしてみたというわけ。
フィールドを制する、精密の一撃
エアガンの命中精度に最も大切なものはBB弾だ。どんなにカスタムしたエアガンでもBB弾の精度が悪ければ意味がない。世界屈指のトイガンメーカー、東京マルイのスタッフに以前に伺った話でも、命中精度に一番大事なものはBB弾です、という答えだった。
パッケージはTBRMが海外輸出用に作ったものなので英語表記だが、一部日本語も表記されている。穴あきのジップ付きパックという標準的な包装。1パック約800gで、0.25g弾なので、入り数は約3200発。ラージサイズのBBボトルに丸々入る量だ。
カラーは少し赤みのあるグレーというか、淡いアイボリーカラー。ぱっと見はマルイのFINEST 0.25g弾に近い色。
表面は拡大してみるとほどよくザラザラしていて、ホップが良く掛かりそうな質感。これまでいくつかのBB弾をレビューしてきたが、あまりにもツルツルしすぎる表面だと、ホップパッキンとの相性が合わないときがある。
実際に手持ちのエアガンで撃ってみるとマルイでもCATでもトレポンでもホップが安定して良く掛かる印象で、すっぽ抜けみたいな弾道がほとんどない。
現状ハイサイクルでぶん回したわけではないが、普通に弾上がりも問題なく給弾している。
直径は5.95mm±0.01となっていて、簡易的だが、デジタルノギスで計っても公称値に収まっている。
また、専門業者に簡易真円度測定をしてもらったのだが、マルイ0.25g弾と同程度との結果が出た。
重量公差はランダムで数十発を実測してみたが、±0.003gといったところ。BB弾の場合、3～4%程度の重量公差が許容範囲と聞いているので、これも問題ない範囲だ。
ランダムで抽出した弾を割ってみて気泡がないかもチェックしてみたが、気泡は全く確認できなかった。
なお、成分だが、天然由来成分の生分解性プラスチック、PLA(ポリ乳酸)樹脂とミネラルパウダーがほとんどを占め、あとは添加物類という組成なので、現在流通しているバイオBB弾と同じだ。本製品の成分分析表も確認したが、とくに有害な物質も入っていない。
本BB弾の製造は台湾。ちなみに大手ブランドの東京マルイやG&Gなどは台湾製で、格安系のBB弾は一般的に中国製だったりする。
仲間が頼る、撃ち負けない精度
シューティングレンジで撃った感じ、普段使っているマルイのFINEST BBよりも安定してまとまる印象だった。一緒にいたモロさんにも撃ってもらったが、だいたい同意見。0.25g弾は日本のエアガンの威力と相性バランスが良く、弾道も低伸するので屋外サバゲーにはもってこいだ。
チームメイト数名にサバゲーで使用してもらった感想は二つあって、
「マルイ同等かそれ以上。イレギュラー弾道が減った!」という意見と、
「よくわからない...」という意見。
ま、実際のところ、サバゲー中は動き回るし、屋外だったし、レンジで銃を固定して数を撃ち比べしてみないと、よくわからないというのはある。使用するエアガンにも影響するし、弾道へのこだわりかたも人それぞれだ。
また、バイオBB弾は保管状態によっても変わる。高温多湿な場所はさけ、とくに夏の車内での放置は避けたいところだ。
いずれにしても狙ったところに毎回同じようにズバッと弾が飛んでいくのは気持ちが良い。心なしかヒットとれる確率も上がったような...w
自分が使うのと、チームメイト用に購入した弾だが、さすがに使いきれそうにないので、一部をAmazonで販売することにした。私は新しいブランドの弾を使うのって凄く腰が重くなるのだが、このBB弾は本当に性能が良く感じ、普段使いしたいと思ったおススメの弾。気になる方は是非チェックしてみて欲しい。
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