ビクトリーショー ぶらり一人歩き 2021年1月【イベント レビュー】
レポート:伊部 好乃輔
2021年1月10~11日に東京都港区にて開催された、年明け最初のミリタリーイベント、第95回ビクトリーショーに行って参りました。
しかし、直前に1都3県に新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、緊急事態宣言が発出されたため、入場者も主催者からのお昼のアナウンスでは800名と、いつもより少なめで、出店のキャンセルも相次ぎ、少し残念でしたが、その中で目を引いたものを駆け足で紹介しましょう。
ただただ早く新型コロナの終息を待ち望みます。
GunSmith BATON
昨年JASGに加盟したGunSmith BATONは、この春発売予定のCO2GBBの新製品が目白押しです。
まずは独特なスタイルのロシア製SMGのPP-2000です。メーカーは台湾のMODIFYで、かなりリアルに作られているとのことで、非常に期待できます。予価 4万4800円とのことです。今回は接触感染を防ぐためにサンプルを手にできなかったのが残念です。
BATON airsoftのハイキャパ第2弾、BS-STACCATO CO2GBB登場です。4.3インチバレルにフルダストカバーのシャーシはカッコいいです。もちろんタニコババルブ搭載のJASG認定トイガンです。
BATON airsoft BH-USP Tactical CO2GBBがこの春発売予定です。サイレンサーが装着可能なバレルにピカティニーレイルのアダプターも標準装備です。
MP5 CO2GBBシリーズが好調な台湾のSRCからMP-40が発売予定です。
41PX
高性能、高精度で、話題のARCTURUSの電動ガンシリーズからコンパクトモデルのKarambit VG DWARF 5.5インチ。ショートマガジンに狭角グリップ搭載しています。
SHOEI
ショウエイからMP40のモデルガンの製作が会場発表されました。発火式、ダミーカート式の2種発売予定だそうです。発売時期、価格は未定です。
TG-TACTICAL
東京マルイの電動ガン、GBBに対応のOTS製89式小銃用レイルシステム M-LOKです。リアサイト前からフロントサイトまでトップレイルが付き、ハンドガードは左右及び下面はM-LOKレイル対応となっています。これで89式小銃に各種アクセサリーが装着可能となります。
GBBには無加工で装着可能ですが、電動ガンに装着する場合は別売りのOTSのA型マウントベースが必要になります。
グレネード・エルフィン
トランスフォーマーに出てきたワルサーP38メガトロンです。ワルサーP38がロボットに変形します。元々はミクロマンのガンロボ「ワルサーP38」が原型だそうです。そしてこれは1/1スケールの水鉄砲なのです。ロングバレル、スコープ、ストックも着脱可能となっています。
こちらの南部14年式も水鉄砲です。こちらも1/1スケールでリアルな仕上がりです。
NOVEL ARMS
NOVEL ARMSの新製品はドットサイトとタンデムで搭載することで3倍率のスコープに早変わりするMICRO 3X TACTICAL MAGUNIFIERです。(写真上)既存モデルよりコンパクトで軽くなりました。2月上旬に発売予定です。
人気のマイクロドットサイト、SURE HIT MASTER。ハンドガンのスライドに直接搭載してもよし、ハイパー道楽オリジナルの「杯マウント」の組み合わせでライフルにもよく似合います。
実はこのSURE HIT MASTERはアメリカのトップシューターの一人であるタラン・バトラー氏もお気に入りとのことです。もちろん実銃に搭載して日々射撃しています。
写真提供:NOVEL ARMS
発売されたばかりのSURE HIT T2 SOLAR。同社のCOMBAT T1の高精度はそのままで電池式とソーラー電池のハイブリッド方式です。
タラン・バトラー氏はSURE HIT T2 SOLARも積極的に使用しているそうです。
写真提供:NOVEL ARMS
サムズミリタリ屋
サムズガレージ製品シリーズのWW2 ドイツ軍のパンツァーシュレッケの最後の1丁です。弾頭、専用木箱もついています。
大美屋工房
コスプレ衣装を製作している大美屋(おおみや)工房。ミリタリーとはテイストが違いますが、何でもありなのがサバゲーです。オーダーで装備も作ってくれるそうです。ブースのおねーさんはすごい美人なんですが、このマスクは「俺の名前を言ってみろ!」というセリフしか頭に浮かびませんでした(笑)。
DEVGROUP.JP
最新のJPC 2.0プレートキャリアを始め、CRYE PRECISION社製装備を多数扱っています。
ミリタリーファンとしてはCRYE PRECISION社製のマスクは興味をそそります。
DANNER
米軍御用達のブーツメーカーのDANNERでは、ミリタリー ブーツのみならず、アウトドアシューズ、スニーカーなども超お買い得の特別価格でした。
新しくなった都産貿と感染防止対策
今回、会場は浅草ではなく、久しぶりに東京都立産業貿易センター浜松町館でした。建て直しされ完全リニューアルされました。高層ビルになり、会場も新品のピカピカです。
開場1時間前にはコロナも何のその長蛇の列ができていました。
入場は非接触型の体温計での検温。
次に手の消毒。
もしも時のための連絡先の登録、そして発券という流れになります。その際にカラーのマスクが支給され、そのマスクが入場証の代わりになります。
最後に全身消毒ミストルームで入場準備完了です。
4階ミリタリーフロア
5階エアガンフロア
史上最大の困難な時期にも関わらずミリタリー熱は冷めることはありません。この時期の中でも多くの出店者、入場者で感染防止に気をつけながらも大いに盛り上がっていました。
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