ショットショーJAPAN 2017 冬 ぶらり一人歩き
レポート:伊部 好乃輔
12月2日(土)〜3日(日)に大阪・心斎橋で毎年恒例の「SHOT SHOW JAPAN 2017冬」が開催されました。
9月に初開催となった“スペシャル”以来、今年3回目となる「SHOT SHOW JAPAN」、今回もなかなか見所のある内容でした。トイガン中心に駆け足でレビューしていきたいと思います。
東京マルイ
11月11日(土)〜12日(日)の東京マルイ フェスティバル4thにて衝撃的発表された89式小銃 GBBが大阪でも展示! その後、特に新情報はありませんでしたが、すごい人だかりで、お話を聞くのも大変でした。
次世代電動ガンのAK47は12月7日に発売が決定しました。価格は49,800円と次世代電動ガンで5万円を切ってきたのは嬉しいですね。
ガスブローバックのUSPとM45A1も展示。価格は以前に発表されていましたが、年内には発売予定とのことですが、まだ日程は未定とのこと。
G&G
G&Gの2018年の新製品が発表されました。前回、9月の「SHOT SHOW JAPAN SP」でも2018年の新製品が展示されていましたが、それとはまた別モデルになります。ここ最近のG&Gはかなり攻めています。
右上2丁が新製品でCM16 Raider 2.0になります。2.0とはVer.2という意味です。2018年発売予定で、価格は20,000円くらいを予定しているそうです。
こちらはCM16 Raider l.2.0Eです。これは既製品のCM16 Raider ロングバレルの略の「L」、そしてVer.「2.0」メカ、電子トリガーのETU搭載の「E」ということだそうです。
フレーム、レール共に樹脂製ですが、ETU搭載で価格は25,000円前後というから驚きです!
CM16 Raider Ver.2では、ホップもドラム式になりました。
人気のARP 9のバリエーションとして「BLACK ORCHID」が登場予定です。各部パーツをピンクのアクセントにした限定品だそうです。
もう一つARP 9にバリエーションとしてグレーモデルが展示されていました。こちらはグレーの成型色で塗装ではありません。
タニオ・コバ
CAW製デトニクスのモデルガンをタニオ・コバで快調作動するようにカスタムしたイベント限定モデルです。CAW製といっても元はMGCですので、コバ社長による正統進化モデルガンですね。
タニオ・コバのGM-7用のハードステンレスマガジンが本日発売! マガジンリップはそう簡単に曲がったりしないとのことです。価格はイベント特価で4,000円でした。
ハートフォード
松本零士氏の漫画で戦士の銃として名高い「コスモ・ドラグーン」のモデルガンです。設定通り、シングルアクションで後部のレバーを引いてコックできるそうです。もちろん発火可能なモデルガンです。近日発売予定、価格未定とのことです。
松本零士ワールドの銃器をモデルガン化した「LEIJI SMALL ARMS COLLECTION」からドラグーン・スカルグリップモデル。現在鋭意製作中とのこと。
こちらも「LEIJI SMALL ARMS COLLECTION」のGUN FRONTER SIX SHOOTERです。こちらはお得なイベント価格で発売中でした。
しかし戦士の銃以外はどの作品に出ていたんでしょうか? ハートフォードの方もわからないとおっしゃっていました…。
FOURSTAR
ついに全プラ仕様のモーゼルミリタリーのサンプルが展示されていました。間もなく発売予定とのことですが、すでにファーストロットは予約で完売状態だそうです。
三八式小銃のエアコッキングガンも最近発売されました。が、こちらも予約分のみで完売とのことです。
A&K STWシリーズ。STWとはshogun=将軍 training weaponの略で、中身もあのトレーニング ウェポンのようなメカの電動ガンです。
米のメーカー、EMGの新製品。上はFALKOR AR-15 RECCE、下はFALKOR DEFENSE BILTZ AR-15 AMBI SBR。
FALKOR社の実銃をモデルにした電動ガンで、セレクター、マグキャッチ、ボルトストップはアンビ仕様となっています。
S&TのM4系ガスブローバックシリーズです。フレームは樹脂製です。空撃ちさせていただきましたが、リコイルも強く、作動も調子よかったです。イベント価格ということもありますが一番高価なモデルでも25,000円とはびっくりです。
ホップはアウターバレルの基部にあります。
マガジンのガス注入口は底部ではなく、後側になります。ホップ、マガジンからしてベースとなったガスガンが推測できますね。
LayLax
11月4日(土)〜5日(日)に開催された「KRYTAC OWNER’S MEETING 02」で発表された日本のみの限定発売となるTR47が展示されていました。
グロック、ハイキャパ用のハイブリッドサイトが近日発売予定です。上が集光サイトで下がトリチウムとなっています。これで、どちらも予価8,800円と驚きの価格です。
KRYTAC TRIDENT用のフレームに4Dプリントされた「アッパー&ロアフレームセット/Night Wolf」が販売されていました。
NBORDE / MOVE
NBORDEからPTW用のHK416CのコンバージョンキットTW416Cが登場。こちらはMOVEで組み込んだモデルです。
またNBORDEでは現在、PTW用M16A1レシーバーを製作中とのことです。
SFBC
M40ですが、これはなんとCO2ガスブローバックです。販売元はUmarexとのことです。アッパーはメタル製で固定ホップだそうです。
マガジン底部に12gのCO2カートリッジを挿入します。日本向けに初速等が調整されているそうです。
本体底部にトイガンオリジナルのマニュアルセフティがあります。
ハンマーズ
台湾のRAPTOR AIRSOFTから現用ロシア軍の軽機関銃PKP LMGの電動ガンがありました。PKPはPKMの銃身をヘビーバレル化して連射性能を向上させた改良モデルになります。
ホビーショップいずも
PhoenixというメーカーからリキッドチャージのM1911A1が販売されていました。もちろん全プラ製でイベント価格で6,800円でした。安い!
その他、リアルウッドの1911用グリップが300円、サイレンサーが500円とかびっくり商品満載でした。
OPTION No1
モーターなどで有名な台湾のLONEXから電動ガン、L4ライフルが発売になります。樹脂製で重量2,160gと超軽量モデルですが、特徴は電圧12Vまで対応できるタフなメカにあります。さらに市場価格は税抜きで20,000円を切るそうです。
なんとバッテリーの残量がわかるNEW LiPoバッテリーが発売されます。上はLiPo 11.1V 2500mAhで5,480円(税抜)、下はLiPo 7.4V 4000mAhで4,980円(税抜)になります。
バッテリーにある「TEST」というボタンを押すと、現在の容量がLEDで一目瞭然であります!
アングス
ウォーリア・アサルトシステムズのユニバーサルホルスターです。付属のスペーサーを組み替えれば、M1911からソーコムピストルまで対応します。サファリランドのようにドロゥする親指でロックを解除します。
懐かしい! 今はなき増田屋のBOLT 888 MKⅡが売っていました。BB弾の前の時代、前方後円墳のようなツヅミ弾を使用します。
12,000円でしたが、売れていました。
SAMURAI
海外製のアクセサリーや装備など販売していたSAMURAI。ARROW DYNAMICのPVS-31ナイトビジョンのダミーが5,500円で販売されていました。装備マニアには嬉しいアイテムですね。
他にもUmarexの各種エアコッキングガンが販売されていました。なんと、残弾がなくなるとスライドストップがかかります。エアコッキングハンドガンでは初めてみました!
スウェーデンの有名家具店の買い物袋のようなチェストリグ、なんてものもありました。
DCI GUNS
3Dプリンターによるハイブリッドサイトやミニダット用のマウント作っているDCI GUNSから世界最短の発光トレーサーが鋭意開発中とのことです。前後で正逆対応しています。使用電池などはまだ秘密とのことです。全長は88mm、直径は26mm、重量は約60gです。
田村装備開発
田村装備開発で開発されたレベルⅢA対応のTTGD-FBヘルメットです。中に商標ラベルがあります。
TTGD-FBヘルメットを実際にショットガンで、撃ったサンプルが展示してありました。弾は12番ゲージの00バックだそうです。
同じくレベルⅢAのボディアーマー用の防弾素材も販売していました。左はプレート、中はソフトアーマー、右はトラウマパッドになります。トラウマパッドは防弾効果はなく、弾丸の衝撃を緩和するパッドで通常プレート、ソフトどちらの場合でも下に重ねて使用するそうです。左の2点ともトラウマパッドとセットになって販売されていました。
プレートアーマーもショットガンで射撃テスト済みサンプルが展示されていました。弾は00バックと左下はスラッグ弾で撃ったそうです。厚み1センチくらいで非常に軽かったですが、完全に弾を止めていました。
これらプレート用をこのデルタアーマーに挿入して使用するそうです。肩の部分がいわゆるスイムカットされており動きやすくなっています。
インターマーケット
Made in USAのアルミフレームのサングラス、GATORZを扱っています。 その人気モデルのMagnumにアジアンフィットが新登場とのことです。
サムズミリタリ屋
何かなぁと思ったら手帳型のスマホケースだそうです。Mサイズ、Lサイズの2種にSS、ナチス、陸自空挺、SEALの4種で計8種が勢揃いです。中は繰り返し使用できる粘着素材でスマホを装着します。
今、ジンバブエの政情ニュースのためか、地味に盛り上がっているのがローデシア迷彩です。BDU上下にキャップの3点セットはレアものでしょう。
アーバンファクトリー
日本の消防でも使用しているNIGHT STICKのLEDライト。クリップで体につければ、L型ライトのようにも使用できます。特徴はガスや粉塵が舞う現場でも安全に使用できるよう防爆仕様になっていることです。スイッチの接触などで火花が絶対出ないようになっているそうです。
臥龍商店
人民解放軍ものを輸入販売しているネットショップ、臥龍商店では人民解放軍の13式レーション各種と67式手榴弾のダミーなどを販売。レーションは土曜の終了前にはレーションはほぼ完売状態でした。
AVANTE
光って、チャンバラ音もでるおもちゃの日本刀! これサイコーです。しかも1,000円とお安い!
グレネード&エルフィン
MGC Cz75 ファーストのGBBに園田健一先生の直筆サイン入りモデルが販売されていました。色紙とセットで29,800円でした。
すてんがん&サイトー
今回、私が一番グッときたのが、この萌えサイトです。
フロントのポニーテールが照星で、リアの猫耳が照門になっています。この萌えサイトはキャスト製の組み立てキットで、髪型だけが2種同封されているコンバージョンキットで、1個4,800円になります。つまりフロント、リアサイトで萌えサイトが2個必要で、さらに塗装も必要となります。 サイティングすると...まぁ、大まかな狙いはつきます(笑)。
アニメキャラではプレミアもつくという抱き枕カバーにパンツァーファースト3版が登場です。正式名称は「1/1 LAMちゃん 抱きマクラカバー」だそうです。価格は12,000円なり。
今回は出展業者が増え、トイガンにも新製品や珍品もあり、どのブースも見所が多かったです。
特にトイガンも非常に安価で面白いものから超高級モデルと千差万別で幅広く、そしてどれも特徴があり非常に楽しめました。
しかし、出展ブースが増えた分、会場のスペースの問題で、シューティングレンジはありませんでした。そのためデモや試射などなかったのはちょっと残念でした。
入場者数は土曜だけで、ほぼ1,500名と盛況でした。盛況すぎて、会場内では動きが取れないほどです。
次回は2018年6月2日(土)〜3日(日)に同会場で開催だそうです。
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