東京マルイ フェスティバル 2023 新製品
2023年11月11日~2日にベルサール秋葉原で開催された東京マルイ フェスティバル 2023にて展示された東京マルイの製品展示を中心に解説します。マルフェス、実に4年ぶりの開催となる。
SAIGA-12 SBS。ガスブローバックショットガン、サイガ12にショートバレルのバリエーションが登場。SBSはショート・バレル・ショットガンの略。発売は2024年春頃予定で、価格はサイガ12より少し高くなりそうとのこと。
7.5インチバレルにハイダーを含め9インチ長のコンパクトサイガ。
アルミ削り出しのフラッシュハイダー。
そしてSBSではなんとフルオートで射撃可能。セレクター中央にAのポジションが追加されている。あたかも魔改造的アフターカスタムといった風情。
さらに新型のロングマガジンが標準装備となり、装弾数が90発で30ショットと倍増した。デザインはイズマッシュの8連マガジンを踏襲しているとのことだ。
グリップはM16A2タイプを装備。AR系のグリップアダプターを介してレシーバーに取り付けられている。レシーバー形状により、テイル付きのARグリップは取り付けられないが、ARグリップアダプターを取り外せばAKグリップも取り付け可能とのことだ。
ストックは右側フォールディング式。M4カービンのエンハンスドストックが標準装備。
ストック基部はダイキャスト製、ストックチューブはカーボンファイバー樹脂製。といってもチューブ形状ではないが。
ストックは6ポジション。
ハンドガード上部のレイルは取り外すことができる。ベースはスチールプレス、レイルは樹脂製。
トップレイルを取り外すと簡易的なアイアンサイトがある。
インナーバレルはアルミ製で200mmに短縮されたので、少し初速は落ちたそうだ。サイガ12が約70m/sに対して、65m/sくらいとのこと。
ハンドガードのアンダーレイルも付属する。ちなみにバーティカルグリップは取付位置を一番前にしないと装填時にロングマガジンが当たって入れられないそうだ。前引っ掛けマガジンの泣き所。
こちらはショートマガジンとサイドマウントを取り付けたドレスアップ例。これはカッコいい!
ハイキャパ ホワイト D.O.R.。ガスブローバック。2024年発売予定で、価格はD.O.R.と同じくらいで発売したいところだが、特殊な塗装もしているので高くなっちゃいそう、とのことだった。
発売中のハイキャパ D.O.R.のカラーバリエーションモデル。つや消しホワイトのスライドとフレームに、黒のシャーシとマガジン、レッドのトリガーがアクセント。
バレルやリコイルプラグ、スプリングガイドはシルバー。スライドやフレームは成型色も白とのことなので、白の塗装が剥げても目立たないそうだ。
DOR同形状の樹脂製トリガーにメタリック感のある赤い塗装が施される。
スライドのセレーションや凹みにはグレーの塗装が施されていてオシャレ。
グリップのOPS-M.R.P.表記は刻印ではなく、スタンプとなった。
マイクロプロサイトのホワイトバージョンも発売される。価格はブラックと同じ6800円(税別)。
アニメ『リコリス・リコイル』との公式コラボのガスブローバック「千束の銃」。価格未定、年内目指して発売準備中とのこと。モックアップではなく、量産パーツを組み上げたほぼ製品版が展示された。
ベースはデトニクスだが無刻印。場所柄もあるだろうが、開場とともに一番人が多く集まっていた。ちなみにアルファベットのモデルネームはなく、パッケージにも「千束の銃」と表記されるそう。
マズルに大きなストライクコンペンセイターが装着される。このコンペンセイターは簡単に取り外しが可能とのことだ。おそらく側面の突起を押して前方に引き抜けるのだろう。ホップ調整やメンテが容易なのは嬉しい。
デトニクスベースなので、口径は.45ACP設定、スライド後部がカットされているのもデトニクス同様で内部ユニットもD型ピストンユニット。
グリップは2ピース構造の茶色の樹脂グリップ。社外品でカスタム木製グリップが出そう。
マグバンパーの形状は異なるが、デトニクスのマガジンも使用できるとのこと。ちなみに標準装備のマガジン装弾数は22発と少し増えた。
バレルカラーはシルバー。ここはアニメの設定では厳密に決まっていないようで、シーンによって作画ブレがあるそう。マルイとしてはデトニクスのシルバーバレルを採用したとのことだ。
デトニクス.45はこんなエアガン
FET搭載+リポバッテリー対応のプラスシリーズにG36C+が加わる。
発売日、価格共に未定。
キャリングハンドルを廃して、KACタイプのマウントレイルを標準装備。
ミドルサイズをモデルアップしたので、ドットサイトとマグニファイアのタンデム搭載が可能だ。
フロントサイトもフリップアップ式。
ストックはフォールディング式で、チークピース装備。マガジンはスタンダード、次世代共通の50連が付属する。
面白い試みとしては、マルイに作ってほしいハンドガン投票!というコーナーがあり、オートマチックとリボルバーがそれぞれ5候補ずつ挙がっていた。投票ページにアクセスしてアンケートに答える仕組み。
筆者的にはやはりM712(C96)、ハイパワーが欲しい。またP38やP08がマルイの最新ブローバックで発売されるなら買ってしまうなぁと。リボルバーならやはりライノやジャッジのマニアックなモデル、候補にないけどマテバのオートマチックリボルバーとかマルイの技術で作ってほしいなと。
10歳以上対象のエアガンコーナーは区画が分けられていて、電動ガンRが展示。専用レンジでM4A1Rの試射ができた。実際に撃ってみたが、0.2g弾を使用して20m先のターゲットに面白いように当たった。10禁電動ガンってこんなに良く当たるんだと感動。
朝からの強風で午前中は試射ができなかったが、午後からは会場に設置された18歳以上対象シューティングレンジで、P90+電動ガン、グロック Gen5 MOSガスブローバック、MP5A4次世代電動ガンが試射できた。
その他、VRサバゲー体験コーナーやマルイのオリジナルグッズ販売なども行われた。
第三回からマルフェスはナンバリングされていて、4年前の前回は6だったから、回数的には7となるが、コロナ禍により間が空いてしまったことから今回はマルイフェスティバル 2023と年号表記に変更したそう。
ハイパー道楽のコラボ電動ガン、ヴァーサテイル5 オッドアイ登場!
関連リンク