第4回 伊達な軍拡祭 イベントレポート 2024年4月
レポート:Sasugo
2024年4月14日(日)、宮城県仙台市の仙台国際センターにて「第4回伊達な軍拡祭」が今年も開催された。東北地方で最大級のサバゲーおよびミリタリー物販イベントとして朝から多くの来場者による長蛇の列ができていた。
今回はその一部の様子をお届けしよう。
「G&G JAPAN」ではこの日、日本では初めてのお披露目となるガスショットガン「ESG B-10」が展示されていた。
ESG B-10は5発/10発に切り替えれるセミオートのブルパップ型ガスショットガン。CQBのような閉所での近距離戦闘向きの、制圧力を重視した設計とのこと。
マガジンはG&G製品でAR系電動ガンと同じマガジンが使用可能。ガスはストック下部よりリキッドチャージするそうだ。
今回は特別にフロントハンドガードを開けていただいた。中には同じくG&G製の電動ガンであるSSG-1でも使用できるトレーサーが入っていた。14mm逆ネジのマズルで搭載が可能とのこと。
日本での発売はまだ未定ではあるが今までにない製品で、多くの来場者の目線を釘付けにした。
「BURST HEAD」ではC.A.T.公認のC.A.T.Versatile用ARP9ハウジングを見せてくれた。
カーボンを配合した強化ハウジングで今までの3Dプリンタ製品とは違った質感としっかりとした剛性感だった。
「戦民思想」ではこだわり抜いたカスタムパーツの数々を取り扱われていた。
今回はマルゼンCA870用カーボンサプレッサーに、VSR-10およびVER-ONE用のカーボンサプレッサーなどがあった。
ほかにも戦民思想では東京マルイ製エアーコッキングガンのコルトM1911A1 ガバメントのコンプリートガンに、専用木製グリップもあった。
「DCI Guns」ではハンドガン用アウターバレルやサイトマウントなどのカスタムパーツを販売。今回は東京マルイ製G17 gen5 MOS用サイトマウントなどのカスタムパーツもあった。
「ドイツと狩猟とおいしい話」というブースではDoraSight(ドラサイト)を見ることができた。
実銃にも使われる距離計内蔵式のドットサイトで最大800mまでの標的との距離を測定できる優れものだ。
「Laylax」ではKRYTAC製SilencerCo のCO2ガスブローバックガンMaxim9 や迫力あるロングサイレンサーのVSR-10などを展示。他にもイベント価格でオリジナルデザインのTシャツの販売に、ガラガラ抽選会で列を成していた。
「モケイパドック」ではイベント価格でエアガン本体などを販売。多くの来場者が押し寄せ常に人で賑わっていた。
可愛らしい鳥類のキウイのイラストやアイテムを取り扱う「炸裂キウイ」では、オススメとして異国を彷彿とさせる新作イラストTシャツを紹介してくれた。
秋田県より駆けつけ自衛隊系装備で高性能な縫製製品を販売していたのは「みらい装備工房」だ。
他にもみらい装備工房ではMechanix Wearブースがあり、高性能で指先に至るまで扱いやすさが向上したプレシジョンプロも取り扱っていた。
宮城県仙台市泉区のサバイバルゲームフィールド「GRASS WELL FIRLD」も出店。
フィールドの紹介も兼ねたオリジナルグッズを販売していた。
「カンプバタリオン」ではドイツ軍を中心としたミリタリーアイテムを展開。実際の軍服を着用した方々も居られた。
「きなこ商店」では自衛隊マークのトートバッグなどがあった。
長崎県佐世保市より駆け付けたのは「オウル・ジャパン」
海上自衛隊ワッペンやグッズ、漫画家やイラストレーターとのコラボグッズ等を販売していた。
「ノーベルアームズ」ではAcro P-2 3.5M.O.A CERAKOTE FDEに注目。
タンカラーにセラコートされた近年人気のスクエアスタイルのドットサイトだ。
スズキジムニー専門のカスタムパーツブランド「APIO株式会社」ではジムニーシエラJB74をベースにしたカスタムコンプリートカーが展示されていた。
タクティカルウェアブランドの「5.11」をフィーチャーしており、至る所に5.11アイテムと共に自社製のアイテムがふんだんに搭載された男のロマン溢れるコンセプトカーだ。
伊達な軍拡祭では他にもミリタリービーグルたちが参戦!「チームGreaman東北」によるドイツ軍用車両のキューバルワーゲン館内に設置されていた
他にもケッテンクラートも展示されており、記念撮影したり間近で見ることができた。
武術の稽古道具の制作販売している「鍛屋山源」ではアルミ刀身の三尺大太刀や長巻などの模造刀を販売。
他にも手裏剣や刀鍛冶が作った包丁など、他イベントではお目に掛けない品物が並んでいた。
斎藤ゆきえ氏によるオリジナルブランド「半機人研究所(サイボーグ・ラボ)」では、まるでサイボーグのようになれる数々のアイテムを販売していた。
「田辺商店」ではまるでファンタジー世界に出てくる武器のような木製ピザカッターなどを販売していた。
「Queen of Harvest」ではシックなデザインながら実用性も兼ね備えたレザー製品が取り扱われていた。
「ホシノイラストレーション」ではオリジナルデザインのイラストで数々のアイテムを販売していた。
新作には大型ガトリングを持った大天使のイラストの大型マウスパッドやステッカーなどがあった。
山形県にあるフィールド「yamagata48base」も伊達軍拡祭初出店!
フィールドの紹介とともにお手製の焼き菓子も販売していた。
専用ガジェットの赤外線でBB弾を使用しない次世代サバゲーを体験できる「B2i」のブースでは、実際にB2iを使った遊戯ブースがあり、来場者たち同士による白熱したゲームが行われていた。
「Airsoft97」ではC.A.T.Versatileの新型機Valorの展示やイベント価格でC.A.T.の各アクセサリが販売されていた。
またAirsoft97では先ほどのB2iとの共同でC.A.T. Versatile ValorにB2iの送信機を取り付けて、受信機を複数台取り付けた試射ブースが設置されていた。
福岡よりサバゲーYouTuberの「スナイパーカズ」さんも伊達な軍拡祭参戦!ギリースーツや自身が手がける各カスタムパーツなどを販売していた。
「黄粉商会」では個性豊かなメンバーたちが多種多様な装備品や装飾に模造武器を販売していた。
実物ダミーカートアクセサリーを取り扱う「サージェンツ・ハート」では新作に弾頭を使ったぶらぶらする実弾ピアスがあった。
「TAC★FORCE」ではアメリカでMaster Cutlery社の日本代理店としてShark Bomb Knifeと、日本市場に合わせてキーケースに作り変えたShark Bomb KEYも取り扱われていた。
「ぽむ隊長のタイキック特別物販」では ぽむ隊長 こと らんまるぽむぽむタイプαさんによるグッズ販売があった。
グッズを買ってくれた来場者には、ぽむ隊長のタイキックが受けることができるとあってここも列を成していた。
伊達な軍拡祭主催の「NitronPatch.」では可愛らしいアニマル系の各種グッズを販売。
ウルフ人形も販売していた。
伊達な軍拡祭では「#伊達な抽選会」も催され、各出店ブースで抽選番号が掲げられ来場者たちが再度ブースを回って豪華協賛品を獲得していた。
たまたま抽選番号が当たった方を見つけることができた。おめでとうございます!
この抽選会の取り組みが非常によく、もう一度各ブースを回ることにより新たな発見があって追加で商品を買うなどのメリットがあった。
また、伊達な軍拡祭では会場内においてコスプレや軍装などの衣装着用がOKとのことで、せっかくなのでこの日集まった皆様と集合写真を撮らせていただいた。自分の好きな格好でイベントを練り歩ける。
今回の伊達な軍拡祭では飲食にも力を入れており、飲食スペースを展開してキッチンカーが集まって多くのグルメやスーツの提供があった。
お昼時には多くの来場者がグッズを買いながら休憩がてら飲食を楽しんでいた。
あとがき
今回の伊達な軍拡祭では歴代最高の来場者数である1015人を記録したそうだ。
会場には多くの来場者が詰め掛け、各ショップも忙しそうに接客する様子が見られ、どこも活気が溢れていた。文字通りの東北で最大級のミリタリーイベントとして成長を遂げ、その歴史的瞬間を目の当たりにしたようだ。
来年からは東北の各地方をもっと盛り上げるべく宮城から離れ、各県を順次回っての開催を検討しているとのこと。詳しくはホームページおよび各SNSを確認してほしい。
イベント名:第4回 伊達な軍拡祭
開催日:2024年4月14日(日)
開催地:仙台国際センター
主催:Nitron Patch.
公式Webサイト:https://nitrontaron.stores.jp/news
公式X(Twitter):https://twitter.com/gunkakusai
おまけ
今回も編集部より宮城県のグルメを紹介してほしいと依頼があり、簡単ながらいくつか紹介しよう。
宮城県仙台市といえばやはり牛タン。今回は宮城県を中心に展開する牛たん炭焼「利久」で牛タンを食べることができた。
本場の牛タンは肉厚でバツンと弾力がある歯ごたえながらも、それゆえに肉の旨み感じる味わいで、そこに通常のお米よりも少し大きな粒である麦飯を口の中にほうばれば、牛タンと麦飯との相性のよい組み合わせで堪らず唸るほどの美味しさだった。
最後には宮城県では仙台駅や仙台空港でいただける「ずんだ茶寮」によるずんだシェイク。宮城県の郷土菓子でもある、すりつぶした枝豆を餡に用いる餅菓子であるずんだ餅にも使用されるずんだをシェイクにしたものだ。
ほんのり豆の風味が香りながらも甘くて美味しいシェイクは、宮城県に来た際には必ずと言っていいほど毎回飲んでしまう一杯だ。
ぜひ来た際にはどれも食してみてほしい。
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