東北発イベント・伊達な軍拡祭 レポート 2021年5月
レポート:モロ☆
東北地方随一の繁華街である仙台市。市内からもほど近いイベントホール「アズテックミュージアム」にて2021年5月30日㈰に開催された「伊達な軍拡祭」。東北地方では初となるミリタリーイベントということで、業界内外からも注目を集める中で開催された。出店数は60店舗、来場者数は約1,000名とのことで、とても初開催とは思えないような盛り上がりを見せていた。
国道沿いという恵まれた立地であるアズテックミュージアム。駅からもほど近く、交通の便の良い会場であった。
開場時刻前には長蛇の列が!それを受けて運営側は、開場時刻を15分前倒しで開始となった。
会場内では軍用車両の展示も行われており、雰囲気を盛り上げている。
こういったイベントの強みは、実際に品物を手にして検討できることだ。出店社もユーザーの生の声が聞ける絶好の機会でもある。
会場の規模もかなりのもので、60店舗を飲み込みながらも通路には余裕があり、ソーシャルディスタンスを保ちながら散策を楽しめるスペースが確保されていた。出展業者のバリエーションも豊富で、見ていて飽きない。
さすがに全ブースをご紹介するのは難しいが、特に気になったブースをご紹介していこう。
主催であるNitronPatch.の秋葉氏。初開催故の気苦労も多いだろうが、前日の会場設営から当日撤収まで、まさにフル回転の活躍であった。
会場限定の公式グッズも販売されていた。このイラストは「やまめPJ」謹製のイラストである。
リラクゼーションスペースを展開する「ヲタリラ!」ブース。終了後には出展業者が列をなしていた。オリジナルアロマスプレーも注目だ。
全国を股に掛ける「エイトボール商会」。数々の怪しいアイテムと共に、今や関西地方でしか入手できなくなってしまった「カール」を販売していた。
こちらも全国を股に掛ける眼鏡屋「Smile Eye Tactical」。レンズの色味や掛け心地も、このブースなら実際に着用して試すことができるのだ。
Z.S.R.T.の概念を提唱した「D.craft Works」ブース。Z.S.R.T.関連だけでなく幅広いパッチのバリエーション展開が魅力的だ。
イベントなどで砲術の展示を行う「相馬外天会」。さすがにこの会場で発砲というわけにはいかないが、使用されている火縄銃の展示を行っていた。数百年を生き抜いた火縄銃は圧巻!!
「やまめPJ」ブースではオリジナルデザインの曇り止めとマグネットシールが販売されていた。
オリジナルパッチの中には、なんとキャラクターの装備銃を交換できるパッチが!持ち主の装備と揃えることもできるのだ。
少々分かりにくい画像で恐縮だが、「臥竜商店」ブースにあったシールドとバトンのセット。海外のマトリが使用しているとのこと。LCP用のアンクルホルスターも!
こちらもあちこちに出没するパッチ屋「Alice Gear」。新作のパッチは、見る角度によって色が変化する!
色が変わるといえばこちら、「Trigger Tiger」のマジョーラカラーM4だ!よく見ると、外装とアウターバレルの色が違うなどなど、芸が細かい!!
「カンプバタリオン!」のブースでは、記章などの小物から書籍、アパレルなど専門的かつ奥深いラインナップを展開。
レアな実物アイテムが揃っていた「ミルフリークス」。
宮城を本拠地とする「ドロップキックプラトーン」は、オリジナルケミカルが有名。イベント時にはくじ引きを行っており、この日は昼過ぎに完売という盛況ぶりだった。
「フカヒレ商会」では、Web漫画「サバゲおじさん」とのコラボパッチを展開。個人的にもとても気になるパッチが揃っていた。
「エルフィン&グレネード」ブースではぐり子さんシリーズと、「ガンスミスキャッツ」で有名な漫画家である園田健一氏のコレクションが販売されていた。
新製品のVPC-V1の展示や新製品の展開を行っていた「Volk Tactical Gear」。アパレルやホログラムステッカーもかっこいい!
ホシノイラストレーションが手がけたのぼりが目立つ「IGNITE」ブース。こちらはオリジナル潤滑剤の販売を行っている。
こちらもオリジナルのBB弾を展開する「SP」ブース。イメージキャラクターをミリタリーアイドルのよずさんが務めている。
独特のエッジ感あるキャラクターが魅力的な「ホシノイラストレーション」。ステッカーやパッチの展示販売を行っていた。
真鍮パーツ「真鍮戦飾」を展開する「Board Dragon Works」ブース。一際目立っていたのが「aohate custom」とのコラボで生まれたARAGAMI armsグリップだ。見た目だけでなく握り心地も素晴らしい。
「北近江総合商社」と「Match Leather Works」とのコラボ出展ブースはご覧の通りのカオスっぷり。業界随一のトンガリセンスを遺憾なく発揮している。
和サバゲアイテム企画制作「一助朋月」ブース。甲冑をイメージしたアーマーに冷却機構を内蔵したり、フラップが和柄のマガジンポーチの存在感が目立っていた。
近日発売予定というC.A.T.エアソフトの展示を行っていた「Airsoft97」ブース。機械式プリコッキングというとても気になる言葉が踊るこの製品、登場が楽しみだ。
ブーツメーカー「Danner」とのコラボモデルを展開する「BURST HEAD」。他にも3Dプリンタ製のオリジナル商品の展開を行っていた。
一見すると何に使うか分からないアイテムが揃う「ROD技研」。だが、使ってしまうと元の世界に戻って来れない中毒性も秘めている。
「アングス」ブースでは目を見張るような程度のいい中古や新品が勢揃い!マニアを唸らす品揃えはさすが老舗である。
こちらもトンガリセンスの「RAD AMMO」。ホログラムでギラギラのパッケージに収まるアグレッシブなパッチが異世界感を放っていた。
更に強烈なTシャツを展開する「帝国文公団」ブース。Tシャツ以外にも、今をときめきすぎるアイテムが揃っていたのだが、そちらの撮影は諸事情で断念(お察しください)。
「aohate custom」ブースで出会った木造パーツ達。レイルカバーやストックだけでなく、レイルに装着するハンドガードなど、木製ならではのアイテムが揃っていた。
ダミープレートを中心に展開する「腹黒會」。最近気づいたが、腹に装着する黒いアイテムから「腹黒」なのだろうか。とにかくサイズや重量まで実物に近づけたダミープレートが勢揃い。
値段ではなく品質で勝負する「DCI GUNS」のオリジナルバッテリー。他のメタルパーツと同じく、こちらもファンから熱い支持を得ているアイテムだ。
こちらも毎度お馴染み「サージェンツハーツ」ブース。ダミーカートリッジだけでなく、それを利用したアクセサリーも。とにかくバリエーションが豊富なので、様々な組み合わせが楽しめる。
アメリカのオプティクスブランド「ATHRON OPTICS」を展開する「TAC ZOMBIE GEAR」ブース。性能と価格のバランスがいい製品で、じっくり手に取って確かめることができた。
保温機能付きチェストリグやダミーラジオなどを展開する「スモールモンスター」。これからの展開が楽しみなブランドだ。
普段は東京や大阪で行われるミリタリーイベントがそのまま東北に引っ越したような規模感は、地元のユーザーにも新鮮だったのではないだろうか。訪れる来場者の傾向もまた関東や関西とは少々異なり、出店社にとっても良い刺激となったようだ。
こういった地方でのイベント開催は、ユーザーと業者の双方にとって様々なメリットがある。普段は手にすることができない商品に触れることができ、また新たな顧客層開拓の切っ掛けにもなるからだ。今後も各地方で、こういったイベントの開催が開催されることを願わずにはいられない。
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