Big-Out 次世代MP5/SD6対応 DTM-ROMカスタム
久しぶりに千葉県松戸市にあるエアガン、サバゲーショップ『Big-Out(ビッグアウト)』に遊びに行ってきた。
今回、次世代MP5/SD6対応 DTM-ROMカスタムが完成したとのことで、その内容を見せて頂くことに。
電子トリガーユニットといえば2013年にはすでに製品化していたビッグアウトのDTM。
東京マルイの次世代MP5のMシステム基盤上のROMを書き換えて、プリコック機能やサイクルコントロール機能を設けるカスタムで、車のECU ROMチューンと似たカスタム方法だ。
赤丸のROM書き込みポートからビッグアウトが独自開発した専用プログラムを書き込んでインストールは完了。
あとは、WII TECHの逆転防止ラッチをメカボックスに取り付ける。次世代MP5のメカボックスには逆転防止ラッチはなく、マグネットセンサーとモーターブレーキでギア位置を制御しているが、プリコック化したことでスプリングテンションが掛かるので追加している。次世代MP5のメカボにはもとからこのラッチ用の穴があるので、もしかしたらマルイでもプリコック機能を検討していたのかもしれない。
ちなみに、Mシステムの基盤に搭載されているメインチップはSD6発売のタイミングで変更されているそうだ。左がMP5A5のセカンドロットくらいまで使用されていたチップで、右がSD6以降の新チップ。
ビッグアウトのDTM-ROMカスタムはどちらのバージョンのチップにも対応しているとのことだ。
実際に空撃ちさせていただいたが、ドシッとしたMP5のギアの回りだしが、体感できるほどにレスポンスが良くなっている。もちろんプリコック解除もトリガー長引きでできる。
使用しているスプリングレートや、リコイルユニットをオミットしている場合などにあわせて後退保持モードは8段階から選択できる。バースト射撃、フルオート射撃時のサイクル調整も可能で、発射サイクルを落とすことができる。
なお、本カスタムを導入するとメーカーでの修理サポートは受けられなくなるので注意が必要だ。
インストール済みの基盤にはチップに金色のシールが貼られて識別できるようにして出荷しているとのこと。また、DTM-ROMカスタムは、インストールカスタムのみ受け付けていて、カスタムショップ向けの業販インストールサービスもあるとのことだ。
店長の大出さんと世間話をする。
いかにも昔ながらのホビーショップといった年季の入った雰囲気が抜群に落ち着く。20年も松戸でお店をやっているそうで、その前はサバゲー用品専門のリサイクルショップだったのだそう。
最近は親子サバゲーにも力を入れてるそうで、10歳以上対象のエアガンやカスタムパーツがいろいろあった。こちらは電動ハンドガン用の充電式バッテリーICR10440で、電圧は3.7V、容量は320mAh、これを2本使用してダミー電池を2本入れ、7.4v駆動させて動作がレスポンスアップする。
DCI Guns製のBOYs M4用ハイダーアタッチサイレンサー。ハイダーネジの無いBoys電動ガンのフラッシュハイダーにかぶせて取り付けるサイレンサーで、消音効果を上げるには内部にスポンジなどの消音材を入れて使う。
こちらもDCI Guns製のBoys用20mm変換レールカバー。18mm規格のBoysレールに20mm規格の光学照準器を搭載する場合に使うパーツ。
Big-Out 公式サイト
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