寒い時の電動ガン対策! Vol.69
千葉県八千代市にある総合エアガンショップの「モケイパドック」にお邪魔して、技術主任の"でめちゃん"にカスタムガンのことをいろいろ伺ったので、連載で紹介しています!!
いらっしゃ~い!!
道楽「前回は冬のガスガン対策だったんですが、やっぱり電動ガンも使いたいのですが、寒さ対策ってありますか?」
電動ガンはガスガンに比べて冬に強いイメージがあるよね。ただ、電動ガンといえどウォーミングアップは必要なんだ。解説していこうか。
道楽「お願いします!!」
まずは"慣らし運転"。とくに寒い日はゴムパーツが硬くなっているから、ホップを掛けてレンジで300発くらい撃つのをお勧めするよ。
チャンバーパッキンはもちろん、ピストンOリングや、ギヤ周りのグリスが硬くなっているから、ある程度の馴らし射撃して温めてあげれば作動性や弾道安定性が良くなるんだ。
パッキンによく使用されているニトリルゴムは冬の寒さで硬くなりやすいんだよね。とくに海外製電動ガンのゴム製品は寒さで硬くなりやすい傾向があるね。
次にバッテリーも低温下では性能が発揮できない。ニッスイバッテリーはとくに。なので冬はリポバッテリーをお勧めするよ。
道楽「低温下ってどれくらいですか?」
だいたい気温が15℃以下になると性能低下がはじまって、10℃以下は極端に起きやすくなる。バッテリーは温め過ぎには注意しないといけないけど、人肌でじんわりと温めておきたいね。20℃くらいあれば問題ないよ。
道楽「グリスもいろいろありますよね。マルイ純正やカスタムグリス、ギア用にシリンダー用などなど...」
パドックではオリジナルのグリスを使用しているよ。柔らかいグリスと固めのグリスをブレンドして、工房スタッフ各自がカスタム内容に応じた配合率で使ってたりするんだ。
あとね、エアガンを車に積みっぱなしや、前日から積んでおくのは避けたほうが良いね。とにかくエアガンは冷やさないこと。これが大事だよ。
道楽「車にエアガン積みっぱなしの人、結構いそうですよね...。」
ところで話は変わるけど、パドックでは『匠 ~TAKUMI~』という特別なカスタムサービスを始めたんだ。
道楽「ほう! どのようなものですか?」
お客様のカスタムの希望に沿って、専属の職人スタッフがついて、専用コンシェルジュとしてサポートしながら最高の一丁を組み上げようというサービスだよ。
道楽「おお~! でもお客さんにもエアガンの知識がないとダメですか?」
そこは職人の工房スタッフがアドバイスするから安心して。お客様とじっくり話をしながらカスタムの方向を決めていくんだ。
匠で組んだエアガンは永久保証になるんだよ。
道楽「それは凄い!」
先日も匠のカスタムをG&Gの電動ガンで作ったお客様がいるよ。WARHEADのブラシレスモーターにリバイアサンETU、16:1ギア比で秒間20発、チャンバー、パッキン、バレルを交換して、7.4V、0.25g弾使用のレスポンスと集弾性を重視したカスタムだよ。
道楽「お値段も凄そうですね...」
費用もお客さんと相談しながらだから安心して。まずはスタッフに気軽に声をかけてみてよ。
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