海外製パッキン問題! Vol.41
千葉県八千代市にある総合エアガンショップの「モケイパドック」にお邪魔して、技術主任の"でめちゃん"にカスタムガンのことをいろいろ伺ったので、連載で紹介しています!!
道楽「こんにちは~!」
まいどっ!!
道楽「最近、パッキンでも交換しようかなと思っているんです。海外製電動ガンの精度アップがしたくて。」
あー、海外製電動ガンのパッキンはヤバいのも多いからね。今回はパッキンについて解説してみようかな。
ほい! こちらが、いまパドックの工房にある海外製電動ガンのパッキン達だよ。
道楽「うわ~!! 結構種類があるんですね。カラーも色々w
パッキンには性能差ってあるんですか? 」
そうなんだよね~各メーカー独自のパッキンが作られているんだけど、これが厄介なものもあってね。
道楽「といいますと?」
まあ、とにかく、日本のレギュレーションに合ってなかったり、明らかに何も考えられずに形だけ模倣したものとか多いんだよね。
基本電動ガンのパッキンは最初に電動ガンを作った東京マルイ製のコピーなんだよね。でもそれがコピーしきれていないというのが現状だよ。
道楽「マルイのパテント回避の都合ですかね?」
いや、そういうわけでもないんだ。単に適当さが感じられちゃうんだよね。想定されている初速の違いこそあれ、とにかく海外製のパッキンは固いものが多い。
パドックの工房スタッフで話し合ったんだけど、ワーストランキングを挙げるとすれば、ワースト1はこちら!! (ババン!)
STAR / JGのパッキン。とにかくカッチカチに硬くて、つるっつるの仕上げ。HOPが掛からないし、弾が出ないということもよくあるんだ。
ワースト2はE&Lかな、独自規格なのか成形が悪いのか、内径サイズが適合してないんだよね。
ワースト3はARES。これは耐久性が問題で、インナーバレルから抜くだけで破れてしまったり、経年劣化で変形してしまったり。
パッキンはエアガンにとって命中精度にかかわる最重要パーツの一つなんだ。BB弾をこの位置で保持してノズルからのエアーを受け止める(実際の弾の発射位置はもう少し前)から、寸法や素材なども大事だね。とにかく日本のレギュレーションで言うと0.2gの弾で、0.8Jくらいのパワーに適合したものを使ってほしいね。この記事を見た海外メーカーの担当者が改善してくれることを願ってるよ。
可変ホップアップはこの上の窓の部分から押すことで内部の突起が出っ張って、通過するBB弾に上向き回転を掛けるんだ。
道楽「結局のところ、どのパッキンに換えるのがおススメですか?」
うーん、マルイ純正パッキンかな~。なんだかんだ言って、マルイのパッキンは安定して高性能だよね。