東京マルイ モーターショック! Vol.40
千葉県八千代市にある総合エアガンショップの「モケイパドック」にお邪魔して、技術主任の"でめちゃん"にカスタムガンのことをいろいろ伺ったので、連載で紹介しています!!
道楽「こんにちは!」
へい、らっしゃい!!
道楽「ラーメン屋か! w」
(笑) 今日はね、モーターの話でもしようかなと。
モケイパドックでは海外製電動ガンのモーターをカスタムするときに、東京マルイのEG-1000をよく利用しているんだ。マルイのEG-1000は品質が安定しているからね。
道楽「やはり安定のマルイ製ですね。」
んでもって、電動ガンが動かなくなったってお客さんから修理依頼で預かった電動ガンを分解してみると、モーター端子が外れていたり、折れているものが結構あるんだ。
道楽「ありがちな話ですね」
撃っている振動で外れてしまったり、グリップ内でモーターが振動して、そのガタつきで端子が折れてしまったりということがあるんだよね。とくに自分でイジった後とか、しっかりグリップ内にモーターが固定できていないことがあったり、最近では電子制御カスタムでモーターブレーキを掛けるときの振動というのもあるかもね。
モケイパドックではモーター端子をノーマルの平型から、丸型に変更するカスタムを行っているよ。
端子を丸型にして、ネジ留めするんだ。
これが丸型端子ね。この白いネジは樹脂ネジだよ。丸型端子を取り付ける際に内部のマグネットにネジが接触しないように導通性のない素材に変更するんだ。
道楽「徹底してますね」
こんな感じで、ここのネジを利用して固定するんだ。
道楽「あーあるほど、こちらも同じ端子極ですものね。ネジが緩みやすくなったりはしないんですか?」
これまでにこの丸型に変更して外れたということはないね。
でも、このところの世界情勢で、マルイのEG-1000モーターが品薄になっているんだ。
中国からのコンテナ船がなかなか回ってこないらしいんだよね。
道楽「コロナとか戦争とか、トイガン業界にも影響があるんですね...。」
代替製品としておススメのモーターがあるよ。
お値段はEG-1000より少しお高いけど、特性がEG-1000に似ていてかつ高性能っていうのが売りかな。
なので、パドックでもEG-1000の代わりにこちらを使ってカスタムすることもあるよ。
道楽「モーターって基本的な構造は30年前と変わらないですよね」
そうだね、でも最近ではシステマのINFINITYとか、小型ブラシレスモーターを内蔵した電動ガンでどんなことができるのかって、可能性が見えてきたから、今後はブラシレスモーター化の方向へ動いていくんじゃないかな。