パッキンとバレル交換! Vol.30
千葉県八千代市にある総合エアガンショップの「モケイパドック」にお邪魔して、技術主任の"でめちゃん"にカスタムガンのことをいろいろ伺ったので、連載で紹介しています!!
道楽「こんにちは~!」
らっしゃ~い!!
道楽「以前にカスタムしてもらったMP5クルツ、サバゲーで何度か使ってみました!!
すごい使いやすいです。小さくても遠くまで飛ぶし、なんといっても電子トリガーの連射が気持ち良いですよ!!」
それはよかった!!
道楽「ただ、ちょっと気になることもありました。セミオートで連射していると、たまに弾がドロップするんですよ…。」
あー、なるほど。それはプリコック式の電動ガンにありがちなノズルのタイミングや位置による弾ポロ現象だと思うよ。
道楽「弾ポロ?」
プリコック機能が付くと、ピストンが常に後退した位置でユニット停止するんだけど、この際にノズルも一度後退して弾を給弾するんだよね。その際に弾が正しい位置でチャンバーに保持できないと、次弾の発射時にうまくホップ回転が掛からずに弾ポロしてしまうんだ。
道楽「なるほど~、なんとかなりませんか?」
そうだねー、そんな時はチャンバーパッキンを換えてみるのもよいかもね。おススメのパッキンとバレルがあるよ。
道楽「おおーっ!! ぜひ組み込みたいです!!」
はいっ!!
宮川ゴムのMIYA-長掛けダブルホールド(ミドル)と、プロメテウス BCブライトバレルぅ~!!
道楽「ドラえもんのモノマネで言うんですねw」
BCブライトバレルは内径が少しだけマルイ純正よりタイトになるよ。
MIYA-長掛けダブルホールド(ミドル)は、これから夏になって暖かくなるので、ニトリルの60度という硬さのゴムを使うね。
パッキンを裏返してみるとホップアップの突起がマルイと違うことがわかるよね。
道楽「進行方向に長くて、2本ありますね。」
この突起が2本あることで通過するBB弾を2点保持して安定してバックスピンをかけられるんだ。あと、縦に長いことで、長時間BB弾に回転を掛けられるというメリットもあるよ。縦長なのでノズルの微妙な位置変化にもある程度対応できるのが特徴ね。
ホップアップの押しゴム形状はマルイがゴム管なのに対して、宮川ゴムのは平面タイプ。これでホップの突起を均一に押すことができるんだ。
さらにインナーバレルのホップ窓をフライス盤で拡張するよ。
パッキンの突起に合わせてバレルの窓も縦長にすることで、より長掛けホップの効果を高めるよ。
道楽「おおーっ、ハンドドリルを使って研磨するんですね~」
ついでにバッテリーのコネクタも「Tコネクター」に変更しておくよ。ミニコネクターは通電効率が悪いのでGATE TITANの性能を100%発揮できない場合があるからね。
道楽「そうだったんですね~、変換コネクタ使っちゃってました…。」
ほい、出来上がり~。
道楽「ありがとうございます。さっそく屋外フィールドで撃ってみます!!」
実射の模様は以下の動画からどうぞ。