VFC ガスガン FN FNC JP Ver.
ベルギーのFN社が1970年代に開発したアサルトライフル、FNCをVFCがガスブローバックでモデルアップ。VFC ガスガン、FNCをレビューします。
FNCと言えば映画「ヒート」でアル・パチーノ演じるヴィンセント刑事が使用するシーンが印象的。
デ・ニーロ演じる銀行強盗団を阻止すべく、街中での激しい銃撃戦は映画史上最高峰と言われ、今なお語り継がれる名シーンだ。
実はVFCの社長、ベガさんもこの映画が大好きで、M733、FNCを作ったという逸話もあるくらい。
フラッシュハイダー、アウターバレルは金属製で、バレルにスリングスイベルが付いている。
フロントサイトは上下調節可能でその後ろにはグレネードサイトが付いていて立てることができる。
ハンドガードはスチールプレスと樹脂の組み合わせで独特のデザインだ。ハンドガード後部にあるガスレギュレーターレバーも可動する。
レシーバー左面にはFNの公式ライセンスによる刻印が入る。セレクターは左面のみでセーフ、セミ、3バースト、フルの4ポジション。
リアサイトはガード付きの金属製でL型ピープの二段切替となっている。
レシーバー右面。ボルトはフルストロークではなく、半分程度で作動性を高めている。テイクダウンして分解することができるが、樹脂製のバッファがリコイルスプリング後部についている。装弾数はリアルカウントの30発。
スケルトンストックはフォールディングタイプ。バットプレートも金属製となっている。
ストックは右側に折りたたむことができる。
実射性能
気温27度の屋外で実射。マガジンのガス注入バルブは相変わらず海外仕様の無音タイプで、ガスが入っているのかが分かりにくいが、発射リコイルは鋭く、ブローバックスピードも速い。
命中精度は20mでマンターゲット中心部には当てられ、30mでもマンターゲットに楽々当てられる精度があった。初速も79m/s程度と十分。
セミ、バースト共に作動も安定しているが、フルオートの連射をすると8発程度で回転数が遅くなってくる印象。ヒートのアル・パチーノよろしく、セミオートでビシバシと撃つ分には問題ないだろう。
外観の出来や剛性も高く、作動性や命中精度も問題なし。これはヴィンセント刑事になりきるにはベストなアイテムだ。
スペック
全長 | 1005/750mm |
重量 | 3,609g (空マガジン含む) / 373g (マガジン単体) |
トリガープル | 2,036g |
銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 6mmBB弾 30発 |
定価 | 94,800円(税別) |
発売日 | 2024年5月 |
初速 | 平均初速:79.68m/s = 0.635J 発射サイクル:713rpm = 11.9発/秒 ※東京マルイバイオBB弾 0.2g、ホップアップ適正、室内5発での測定、気温24.1度、湿度46%、ACETECH AC6000 MKIII BTにて測定。 |
撮影協力:VFC JAPAN、東京サバゲパーク
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