東京マルイ 電動ガン H&K G3 SAS 【エアガン レビュー】
ゲームに最適なウエポンを追い求めると、電動ガンがベストなように、電動ガンの中でも最もゲーム向きという銃を探していくと、G3 SASに行き着くのではないだろうか。ゲーム用最適ウエポンとして当初MC51を購入検討していたが、EG1000モーター搭載で500連マガジン標準装備ということで、H&K G3 SASを購入。
スペック & 弾速
全長 | 487mm |
重量 | 2245g |
銃身長 | 208mm(インナーバレル長) |
装弾数 | BB弾 500発 |
定価 | 26,800円(税別) |
発売日 | 2003年12月12日 |
メカBOX | Ver.2 / EG1000 |
バッテリー | ミニS |
初速 | 平均 82.3m/s ジュール 0.677J |
パーツリスト
ちょっと前までは「こんなSFガンみたいなのはどうも..」という思いもあったが、最近ゲーム専用フィールドで毎月ゲームをしていると、ツールとして使いやすい銃が欲しくなってきた。
パッケージ内容もコンパクトにまとまっている。やはり500連発の多弾数マガジンが付属するのがうれしい。いかにもゲーム向きのウエポンと言った感じだ。
精悍なブラックに仕上げられたレシーバーがカッコいい。ノーマルの全長はなんと487mmと非常にコンパクト。
実際に射撃してみると、短いバレルにもかかわらず弾道はとても安定している。ホップの調整もバレル同軸ダイヤル式のため、微調節がしやすい。スコープのクロスゲージにビタっとBB弾が飛んでいくように調節できた。
レーバー左側面。セミ、フルオート切り替えのセレクターレバーがある。トリガーはワイドでコントロールしやすい。トリガーガードはプラスチック製なので、耐久性に若干不安がある。
レシーバー右側面。ローエンフォースメント公的機関のみ使用、マニュアルを呼んでから使用すること、と英語で注意書きがある。
マガジンキャッチボタンも右側面にあるがこれはほとんど使用せずに、トリガーガード前方のマガジンキャッチレバーを使用することが多い。
フラッシュハイダーを取り外すとMP5同様のマズルが現れる。さらにフロントバレルカラーを取り外せはM14逆ネジ仕様となっているので各種サイレンサーを取り付けることが出来る。
ハンドガード前面のロックボタンを上方に押すとハンドガードを前方にスライドして取り外すことが出来る。
フロントサイト、マズル、チャージングハンドル共に亜鉛ダイキャスト製。
ハンドガード内にはミニSバッテリーを収納できる。社外品のニッケル水素バッテリーも収納可能だ。
バッテリーを装着するにはフラッシュハイダーを取り外す必要がある。
独特の形状のハンドガード。左右側面にはオプションのサイドサポートレールを取り付けられるハードポイントがある。
ハンドガード下面にはアンダーマウントレールが装備されているのでタクティカルフォアグリップやフラッシュライトなどのオプションを装備できる。
ストックのないG3 SASはレシーバー後端にスリングフックが装備されている。
リアサイトはドラム式。ベース部もドラムも亜鉛ダイキャスト製で耐久性が高い。
付属のマガジンは装弾数500発のゼンマイ給弾式多弾数マガジン。装着はAK47などと同じマガジン前方の突起を引っ掛けてからロックする方式。給弾口はマガジン後方にあり、インナーバレル長を長く取れる設計だ。
グリップ内にはG3シリーズ初のEG1000ハイトルクモーターが内蔵される。
チャージングハンドルを引くと連動してダストカバーが開き、バレル同軸式のホップアップ調節ダイヤルが現れる。
グリップ内にはEG1000ハイトルクモーターを内蔵しているがグリップは薄く、非常に握りやすい形状をしている。
ニッケル水素バッテリーを装着しての総重量は2245gと軽量。これに0.2gBB弾を装弾すると100g増加する。
G3
SASはフロントスリングフックがないのでKM企画の強化型フロントスリングフックを取り付けた。
(エチゴヤ東京 \1,260)
G&GのG3/MP5用ロープロファイルマウント。エチゴヤ東京にて5,040円。マウントナンバーのシルクプリントがカッコイイ。
軽量・高剛性なマグネシウム製で重量は45gと軽量。
弾力性のあるスチールプレス製の爪がフレームを挟み込むことにより強固に装着できる。
ちなみにマルイ純正ローマウントは88g。
ストックがないのは構えにくい。ということでマルイ純正オプションで発売されているG3用スライドストック(\5,600)を購入。ノーマルでは使いづらい部分もあるので自分好みにドレスアップするのもG3 SASの楽しみ方のひとつ。
KM企画HEAD1950の35スタウトサイレンサーをKMのダイレクトマウントで装着し、マルイ純正のスライドストック、G&Gのバーティカルグリップ、2-6倍のTACスコープを装備した。
スライドストックは本来ハーフポジションで止められないのだが、レール部分に凹みをつくりハーフポジションで固定できるようにした。コンパクトで構えやすい。この状態で全長695mmと非常にコンパクト。初速はバレルが短い分若干遅めだが、500連マガジン、サイレンサー、スコープとゲーム向きの銃に仕上がっている。ストックを縮めると570mmとなり運搬も便利。
気になる重量はニッケル水素バッテリー、マガジン、BB弾500発その他オプションすべて込みで3100gと軽い。
難点としては、銃本体もともとが軽いので気づきにくいが純正スライドストック。スライドストックが亜鉛ダイキャストで重い。また、ストック基部は強度の弱いプラスチック製だ。強度設計の古さを感じる。この部分をすべてアルミやマグネシウムで作成すれば、かなり軽量化できる。さらにいえばバットストックの形状が内側にラウンドしていて滑り止め面も短いのでしっくりこない。ここはMP5系の外側に反ったタイプのストック形状がよいと思う。G&Gあたりからマグネシウム製スライドストックを発売しないかなぁ。
実際のゲームに何度か使用してみての感想としては、とにかく強力なウエポンだということ。あるゲームではシチュエーションやポジションがよかったのもあって、1ゲーム中に一人で17名もの敵プレーヤーを倒してしまった。
トリガーを引けばマガジンチェンジすることなく500発のBBシャワーを相手に浴びせ続けることが出来る。軽量コンパクトで、取り回しも良く、価格もリーズナブル。これからサバゲを始めたいという初心者や女性プレーヤーにはもってこいのウエポンだ。
逆に経験者、上級者にはこのウエポンを使ってもらいたくない。あまりにもイージーすぎてゲームがつまらなく可能性があるからだ。ゲームウエポンは実力に見合ったものを使用することをオススメする。
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