EMG ガスガン STACCATO P 2011 JP Ver.
STIからSTACCATOヘリブランドしたハイキャパシティ ガバメントの人気モデル、スタッカートPをEMGが正式ライセンスでガスブローバック化、日本仕様の樹脂製スライドのJPバージョンをレビュー。
スライドは樹脂製の日本仕様。現行では素材を変更した強化型のVer.2となっている。
今までコンペティションピストルのイメージが強かったSTIが2020年にリブランドしてSTACCATOとなり、よりローエンフォースメント(法執行機関)向けのテイストが濃くなった。
フロントサイトには集光チューブを使用しており、視認性がとても高い。金属製アウターバレルはコンードバレル仕様。またマズルには11mm正ネジ切があり、対応するサイレンサーなどを装着可能だ。
チャンバー刻印は9x19。いかにもLE仕様といった雰囲気のあるゴツいスライドには前後にセレーションがある。前後アイアンサイトはハイサイト仕様となっており、リアサイト前にはオプティック搭載用マウントがある。
付属のマウントプレートはRMR準拠。付属の細径ネジに交換して取り付けるが、レプリカドットサイトなどのネジ穴サイズによってはネジ穴の突起が上手く収まらない場合がある。
シャーシは金属製でアンダーマウントレイル装備。グリップフレームは樹脂製で、ハイグリップ加工なども施されている。STACCATOは多種多様なモデルがあるが、JP Ver.ではこのPモデルとCモデルがラインアップされている。
ハイキャパシティガバのためグリップは太目であるが、握り心地はとても良い。また、写真のテクスチャのVIPモデルほか、スティップリング加工の施されたPRO、MASTERモデルもラインアップ。
実射性能
気温26~27度の屋外で実射。マルイのハイキャパ互換のメカニズムなので、リコイル感などハイキャパにかなり近い撃ち味。
命中精度は20mで25cmセンターサークルに当てられ、30mでもマンターゲットには当てられる精度があった。初速も75m/s前後とハンドガンとしては十分。
とにかくこのSTACCATOはスタイルがカッコよく、.45口径ではなく、あえての9mmというところがLE気分を盛り上げてくれ、実用性を重視した実銃が存在するハンドガンというスタイルは多くのトイガンファンにも響くはずだ。
スペック
全長 | 205mm |
重量 | 965g (空マガジン含む) / 355g (マガジン単体) |
トリガープル | 881g |
銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 6mmBB弾 25発 |
定価 | 22,000円(税別) |
発売日 | 2023年12月 |
初速 | 平均初速:76.16m/s = 0.58J ※東京マルイバイオBB弾 0.2g、ホップアップ適正、室内5発での測定、気温26.5度、湿度49%、ACETECH AC6000 MKIII BTにて測定。 |
撮影協力:キンワ、東京サバゲパーク
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