EMG × CGS x T8 SP SYSTEMS DDMK18 RIII
EMG × CGS x T8 SP SYSTEMSのガスブローバックガン、DDMK18 RIIIをレビュー。
Daniel Defenseは米国の銃器パーツメーカーで、米軍特殊作戦群で使用されるM4A1カービンの発展形、MK18 Mod1でRIS IIアッパーグループを納入するなどの実績があり、いまやDaniel Defenseブランドは米国のみならず世界的にも知名度が高くなった。
現在ではコンプリートAR15も製造販売し、そのLE・民生向けAR15シリーズがDD4シリーズであり、さらにRIS IIから発展した最新ハンドガードのRIS IIIを搭載するDD4 MK18 RIII SBRが今回ガスブローバックでモデルアップされた。
レシーバーのマガジンハウジングにはDaniel Defenseの刻印。
本ガスブローバックガンは中国のトイガンメーカー、CYMAのガスガン部門であるCGSが製造し、技術面ではT8 SP SYSTEMSのガスブローバックノウハウが投入されている。販売やDanielDefenceのライセンス取得管理は米国EMGが手がけるという複数社コラボによるモデルだ。
全体的な質感は高い。レシーバーはアルミ製で剛性も何ら問題ない。チャージングハンドルやボルトにもDDの正式ライセンスによる刻印がある。
ハンドガードはRIS IIIがモデルアップ。M-LOKに対応した最新のモデルでレシーバー側の6本のボルトで固定され、アウターバレルはフリーフロート仕様の10.3インチ。エアソフト用ではあるが、実物をリアルに再現している。フラッシュハイダーはオーソドックスなA2タイプ。もちろんガスブロックやガスチューブも再現されている。
フリップアップフロントサイトが搭載される。
リアサイトもフリップアップ。DDのGRIP-N-RIPタイプのアンビチャージングハンドルが標準装備。
ダストカバーは樹脂製のモダンなデザインだ。
マガジンは樹脂外装で、LANCER SYSTEMSのL5AWMタイプ。グリップはトリガーガード一体のDDタイプで角度が立ったCQBグリップ。ラバーが貼られていて握り心地が良い。
ストックもDDタイプで4段階に伸縮可能。チーク部分にグリップ同様のラバーが貼られていて構えやすい。よくよくテクスチャの模様を見るとEMGのマークになっており、バットプレートにもEMGの刻印がある。
QDスリングホールがレシーバーエンドとストック両側にあるのも便利だ。
いつものサバパーにて屋外射撃と20m弾道を確認してみた。
20mならばマンターゲットには十分ヒットできる。ただ、樹脂ケースマガジンのコンディション管理が難しく、生ガスを吹きやすい傾向にあり、それによる弾道の乱れが見受けられた。東京マルイのMWSマガジンと互換性があるので、より安定した動作を求めるならばそちらを使用するというのもありだろう。
初速は70m/s前後とほどよく、リコイルはドシッとした重く引き締まった感触で、撃っていて楽しい。
なんといっても外観の出来がよく、FDEの渋めのカラーリングと相まって雰囲気は抜群。銃を眺めてガシャガシャと操作しているだけでも遊べるのはガスブローバックならでは。
米特殊作戦群御用達のMK18 Mod1の血筋を引き継いだDaniel Defenseの最新ショートバレルドライフル、MK18 RIII、気になる方はぜひ手にしてみて欲しい。
スペック
全長 | 700~780mm |
重量 | 2,803g (空マガジン含む) / 361g (マガジン単体) |
トリガープル | 3,548g |
銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
装弾数 | 6mmBB弾 30発 |
定価 | 94,000円(税別) |
発売日 | 2024年5月 |
初速 | 平均初速:70.38/s = 0.495J 発射サイクル:859rpm = 14.3発/秒 ※東京マルイバイオBB弾 0.2g、ホップアップ適正、室内5発での測定、気温23.6度、湿度47%、ACETECH AC6000 MKIII BTにて測定。 |
撮影協力:キンワ、東京サバゲパーク
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