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2009年10月8日から11日まで千葉県の幕張メッセにて開催された、第49回 全日本模型ホビーショー 東京マルイ新商品情報をレビュー。
まずは次世代電動ガンでH&K G36Kがモデルアップ!! 予価49,800円(税抜)で12月下旬発売予定。
東京マルイ G36K 次世代電動ガン スペック
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G36K、G3 SAS HC、HK P30の射撃ムービー |
次世代電動ガンということで、ド派手な射撃音とリコイルが味わえるシュート&リコイルエンジンを搭載。
なんと300gのリコイルウェイトを内蔵しているので、その衝撃は次世代の中でも強めに感じた。ポリマーフレーム内でリコイルウェイトが動く感触とガシャキンと奏でるサウンドで想像以上の撃ち応えを体感できた。
マガジンはスタンダード電動ガンと共有できる。そのため、最後の1発までの撃ちきりはできず、オートストップ機構も省かれている。しかしG36Cとマガジンを共有できるのは便利だ。多弾数の470連マガジンもそのまま使用できる。
参考:スタンダード電動ガンのG36Cのレビュー。
3倍のスコープが搭載される大きなキャリングハンドルがG36Kの特徴。キャリングハンドルは取り外し可能で、スタンダード電動ガンのG36Cのフラットレールキャリハンと付け替えることもできる。キャリングハンドルの素材はABS樹脂だが、持ってみた感じとしては、しなるようなこともなくかなり堅牢だった。質感もさらりとした梨地加工がされており、一瞬ガラス繊維樹脂かと思った。
スコープ上部にはマウントレールを装備する。
レールもプラ製だが、ここに搭載する専用のドットサイトも検討しているという。
レール一番前方の穴がスコープのエレベーション調節ダイアル。
スコープの右側面にはウィンデージダイアルがある。
対物レンズは10mmくらいしかないが、その割には結構明るい。
ちょっと写真が見づらいが、レティクルはクロスラインで中央に小さいサークルがある。
サークルの下には短い水平線がある。
スコープを覗いた感触としてはさすがに径が小さいので見やすいとは言いがたいが、ドットサイトとの併用で使い勝手は増すだろう。
モーターは従来のEG1000を採用。
アンビタイプのセレクターもライブで可動。
トリガー前方のボルトリリースボタンもG36C同様に可動するがダミー。
スタンダード電動ガンのG36Cとのストック比較。2cmほどG36Kのほうが長い。
ピン1本を外せばハンドガードを前方にスライドして取り外すことができるのもG36Cと同じ。G36CはSDバッテリーだったが、G36KはミニS系のバッテリーを収納可能。
ハンドガードの形状は長さの違いがあるが、固定部分はG36Cと同じらしく、G36Cのものを取り付けることができるかもしれない。
ハンドガードを外したところ。シュート&リコイルエンジンに連動してガスピストンが前後に動く。芸が細かい。
アウターバレルはアルミ製。
フラッシュハイダーは4つ又のカービンタイプ。
素材はアルミ削りだしでエッジがシャープで軽量。取り外せば14mmの逆ネジ仕様なので各種サイレンサーを取り付け可能。
ストック基部もガッチリとしていて、激しいシュート&リコイルエンジンをフルオートで撃ってもグラつくこともなかった。
ちなみにスコープのアイリリーフは20~30mmといったところ。マルイのプロゴーグルをしていても問題なく覗けるとのこと。
射撃時にはチャージングハンドルも激しく前後する。ハンドルノブは左右で固定できるようになった。
G36Kはアフガンに展開するドイツ軍・特殊部隊KSKも使用、ということでISAFのインシグニアが貼られたデザートBDUが展示されていた。
ちなみに、マルイのスタッフによると、フルサイズのG36もバリエーション展開として検討しているそう。
続いてはMP5A5 HCと、G3 SAS HC。HC、つまりハイサイクルカスタムの超連射可能な電動ガン。
従来の8.4Vバッテリーを使用し、毎秒25発のハイサイクル連射が可能。
価格はG3 SASのほうがちょっと高く、MP5A5で29,800円(税抜)、G3SASが32,800円(税抜)程度と予想する。
発売時期は11月下旬から12月上旬とのこと。
ストックレスだったノーマルG3 SASにリトラクタブルストックが付き、MP5A5も同様にストックアームの色がシルバーになった。これは亜鉛ダイキャストに銅メッキ、ニッケルメッキ、マットクロームメッキと三重のメッキを施したもので、塗装と違い簡単にはがれるようなことはない。色がシルバーなのでフィールドでもノーマルとの識別が容易だろう。
参考:スタンダード電動ガンのG3SASのレビュー、MP5-Jのレビュー。
内部メカニズムには手巻きハンドメイドモーターに国産最高級ベアリングを使用し、3万回転/分の高回転モーター「EG-30000HC」を内臓。またギア軸受けには今まで樹脂製だったものをオイルレスメタル化し、ギア比を高回転型に変更した高強度ハイトルク焼結ギアを採用する。ピストンは歯数をカットし、ショートストロークされたものが内蔵される。シリンダーも従来の金色の真鍮ベースに、ニッケルメッキが施された銀色のものを使用するようだ。
パワーはノーマルより若干落ちて0.2gで80m/s弱、つまり0.6J強くらいになりそう。
これがハイサイクル専用モーター。
通常、ノーマル電動ガンを安定してハイサイクル化するには数万円の出費や、それ相応の組み込み技術が必要だったが、それがいともたやすくリーズナブルに体験できるなんて!!。
MP5A5 HCには新型の400連のドラムマガジンが標準で付属する。オプションパーツとしても発売するそうなので、MP5ユーザーの多弾数化はこれで容易になった。
裏面の蓋をあけてBB弾を投入する。
前面のネジを巻き、内臓のゼンマイを巻き上げて給弾する。内部はBB弾のジャラジャラ音を低減するためのハニカム構造になっている。
続いては10歳以上対象の電動ブローバックガン、HK P30。
射撃時に乾電池でスライドが前後するアクションは従来のシリーズ同様。
ハーフシルバーモデルでスライドとチャンバーにはH&K社正式契約の刻印マークがある。
最新のポリマーフレームオートが突如10歳対象の電ブロで登場するとは驚き。
有機的なグリップの握り心地が最高に良い。
HK P30は3,480円(税抜)で12月発売予定。
トリガーの前方にフル・セミオートの切り替えスイッチがある。
パッケージも完成し、HKの正式ロゴマーク取得が誇らしげに印刷されている。
電動ガンBOY'Sシリーズではずいぶん前にアナウンスがあって、忘れられていたかのような感のあるG36Cがついにシリーズ第三弾として登場。発売は2010年1月くらいと予想。価格は未定だが現状のシリーズと大きく変わることはないと思う。
東京マルイ純正のターゲットも登場。その名も「プロキャッチターゲット」。1,480円(税抜)で12月発売予定。
ターゲット表面はねっとりとしたゲル状のやわらかい素材。
ここにBB弾を撃ちこむと当たったところにピタッと数秒留まり、その後ターゲットの表面を沿うようにヌトーッと下に落ちてくる。下のエッジに到達するとポトン、ポトンと弾が収納用のスリットに落ちるという仕組み。
粘着力が無くなってきたら、ゲル状のターゲット部分を水洗いすることで再び粘着力が復活するとのこと。
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