Zipang (ジパング) フィールドレビュー
レポート:モロ☆
熊本県阿蘇市に2021年にオープンしたフィールド「Zipang」をレビューしよう。
このフィールドは埼玉県の「PATRIOT2」の姉妹フィールドであり、PATRIOT2で培ったノウハウを投入して構築、運営が行われている。
だが、そのスケール感はPATRIOT2以上だ。敷地面積はなんと6万坪を誇るという。森林ベースに構築されているが、バリケードの配置や高低差はかなり練られた印象だ。
まさに新築といった趣の事務所には水洗のトイレ、男女別の更衣室が設けられている。受付では消耗品の物販も行っている。
セーフティエリアは常設で100名ほどが収容可能だ。イベント時などは増設して200名ほどまで対応可能とのこと。
フィールドに足を踏み入れると、そのスケール感に圧倒される。相手の姿が見えても、到底弾が届かない距離だったりするのだ。
中央部から右手に展開すると高台となっている。この高さを制圧するには、幾つかある急坂を駆け上がる必要がある。
フィールド右手の高台から中央部にかけてを見下ろしたところ。ここからでもフィールドの全体を見渡すことはできない。それ程広大なのだ。
「ZIPANG」のテーマはずばり「日本」とのことで、フィールド内には日本に因んだ名所をモチーフとしたバリケードが構築されている。こちらは議事堂だ。
こちらは伏見稲荷だろうか?鳥居が連続したバリケードも2箇所に存在する。
こちらは「東京タワー」だ。ゲーム中は観戦台としても機能している。
うっすらとルートが残されているが、ブッシュを分け入ってルート開拓も可能だ。樹木は常緑樹だが、ブッシュのお陰で四季折々の姿が見られるだろう。
要所要所にはこういったバリケードで構築されたエリアがある。少人数の場合は、このゾーンだけの使用でも充分楽しめる。
樹木の密度やブッシュの割合も高いが、バリケードを使って脚で稼ぐゲーム展開も可能だ。とてもバラエティ豊かなゲームが可能なフィールドである。
こちらがフィールドマップ。中段だけでも一般的なサバゲーフィールドを飲み込んでしまうだろう。しかも、まだまだ拡張する計画があるとのこと。今後も楽しみなフィールドだ。
取材時はイベント前日だったこともあり、セーフティエリアを増設中だった。木製のベンチが常設設備となる。
駐車場は第1から第4まであり、到着してセーフティエリアに荷物を下ろしてから駐車場に移動する動線が構築されている。収容台数は合計で75台ほど。
少し言い方は悪いかも知れないが、地方ならではのスケール感に富んだフィールドであるのが率直なところだ。しかし、そのスケール感にのみ頼るのではなく、効果的なバリケード配置や射線の構築によって、かなりバラエティ豊かなゲームが楽しめるだろう。
体力の有り余る者は斜面を駆け上がるもよし、初心者ならバリケードに頼るもよし。ギリースーツは地形に溶け込み、クイックショットが役に立つエリアも存在する。広大な敷地だけでなく、その懐の広さにも感服した次第だ。
サバイバルゲームフィールド Zipang (ジパング)
〒869-2224 熊本県阿蘇市蔵原1492-1
TEL:0967-34-1480
営業時間:AM 8:30 開門 ~ PM 17:00ごろ
https://sgf-zipang.com/