秘密基地 遊楽 テストプレイ フィールドレビュー
レポート:Sasugo
秘密基地遊楽は三重県伊賀市に2022年4月23日にオープンしたアウトドアフィールドだ。
キャンプ場跡地を利用したフィールドでその名残もあり、周囲の山林をそのまま使った自然溢れるゲームエリアがある。
他にもキャンプサイトが併設されており、テントと道具を持ち込めばキャンプすることも可能だ。
今回はそのオープン前のテストプレイに参加したのでその様子をお届けしよう。
すり鉢状に山林に囲まれたゲームエリアで面積は5500㎡以上あるとのこと。
ゲームエリアの中心には通称「地獄のセンターフラッグ」と呼ばれるフラッグが設置されている。地獄のセンターフラッグには塹壕が掘られた穴に赤と黄色のフラッグが備えられている。
秘密基地遊楽では一日中通して「3本フラッグ戦」で行われるとのことでゲームエリアにフラッグが3本設置されており、チームカラーのフラッグを多く上げることのできたチームの勝利となる。
なので必然的に各チームはセンターフラッグを奪い合うようになるのだ。
地獄のセンターフラッグの塹壕は成人男性が底に立って、やっと頭が覗けるかぐらいの深さまである。
ゲーム開始前のブリーフィングの様子。この日は50名ほどのプレイヤーがテストプレイに参加した。
定例会では定員数を50名とする予定だそうだ。
スタート位置へ向かって坂道を登っていくプレイヤーたち。まるで行軍のようだ。
道は自然のそのままなので舗装がされておらず、地面に足元が取られるような感覚もあってサンダルでの参加は禁止、タクティカルブーツは必須であることが伺える。
ゲームスタート!颯爽と坂道を降るプレイヤー!
Aスタート付近のフラッグ。ここからだと見下ろすようにセンターフラッグの付近を見ることができる。
山上の塹壕より麓に目掛けて狙いを定めるプレイヤーたち。
遊楽のレギュレーションでは他にない要素があり、撃ち上げおよび撃ち下ろしが可能で、さらにフィールド指定の弾速内であれば弾の重量指定はないとのこと。
【遊楽 レギュレーション例 ※一部抜粋】
6mmバイオBB弾(0.2g:98m/s以下、0.25g:88m/s以下、0.28g:83m/s以下)
8mmバイオBB弾(0.27g:110m/s以下、0.4g:90m/s以下、0.5g:80m/s以下)
狙いを定めるスナイパー。交戦距離も比較的長距離戦になることが多く、この日はスナイパーライフルを持ち込んだプレイヤーも多かった印象。
山林の中は日中でも薄暗く身を隠すには十分だ。迷彩服やギリースーツが大いに活躍できるぞ。
ゲームエリアには土壌で固められたいくつもの塹壕があり、身を潜めることが可能だ。
ゲームエリアの一部には木で組まれたバリケードも設置されている。
ただ、隙間が空いており意外と弾が抜けるので気持ち程度防げるぐらいの印象だった。
Bスタート付近のフラッグ。山林の中にあり、たどり着くには起伏の激しい地形を越えていく必要がある。
ゲームエリアのほとんどは日中でも薄暗い森林で、斜面もあって落ち葉や木屑で大変滑りやすい。服装も足腰のプロテクターもしっかりと装備を整えて参加した方が良さそうだ。
遊楽では終日フルオートが可能なので木々に激しく跳弾し、それらが呼応するように森の中を響いていた。
ゲームエリアの端はトラロープで括られている。遊楽は総面積5500㎡以上もあるため、ゲームエリアを一周するだけでもかなりの時間がかかるとのことで、この日のゲーム時間は1ゲーム20分で行われていた。
ゲーム終了間際にフラッグへ迫る瞬間!フラッグ戦は自分の体力や忍耐力が試される持久戦であり、フラッグを手にするまで耐えるか攻めるかの白熱した攻防が垣間見えた。
遊楽ではシールドが使用可能でレンタルとしても2枚用意されていた。他にも設置型のクレイモアや索敵用としてドローンなどもゲーム中に使用が可能とのことで、他にはないレギュレーションの自由度の高さがある。
セーフティエリアの全景。風通しの良い屋根付きセーフティエリアでその横には薪がたくさん積まれている。奥がキャンプサイトとなっており、定例会の前後泊も可能とのことでサバゲーの前や後にテント泊をしてキャンプも可能で、参加者には1日中通して楽しく遊んでもらえるようにしていきたいとのこと。
屋根付きセーフティエリア内部。遊楽での定員数は50名ほどを予定しているとのことで、コンロも使用可能だ。
他設備は男女別仮設タイプトイレ、更衣室、電子レンジ数台、マガジンウォーマー2台設置。今後は自動販売機も置かれるとのこと。
キャンプサイトも広く、元キャンプ場の名残を感じる。またキャンプサイトでは直火での調理も可能だそうだ。
この日のキャンプサイトでは本格的な簡易野営セットを展開しているプレイヤーたちもいた。
駐車場の様子。駐車場は2ヵ所に分かれてセーフティエリア横と受付前周辺にあり、おおよそ35台が駐車可能だ。
受付の様子。受付はショップとしても併設されておりバイオBB弾やガスも購入出来る。またレンタル品も多数置いてあり電動ガンやフルフェイスガードもレンタルすることが可能だ。
ゲームエリアが森林山岳系であるゆえにレンタル品にスパイクもあった。これがあるとかなり移動が楽になるそうで、テストプレイのこの日も利用していたプレイヤーがいた。
シューティングレンジはゲームエリア内にあり30m以上ありそうだ。
主にこのフィールドを作った「おらるか」氏(左)と「ベリー」氏(右)だ。
秘密基地遊楽を作ったのは、男の子なら誰しもが憧れた「秘密基地」。そしてサバイバルゲームはみんなで遊ぶ中で「遊んで楽しい」を体験できる場所。そんな場所を作り上げたいと思いこの名前を付けたそうだ。
今回はテストプレイでの参加ではあったが、秘密基地遊楽は山岳森林系で起伏の激しい地形のゲームエリアで”遊んで楽しい秘密基地”を目指した取り組みが随所に感じられ、レギュレーションの比較的自由度の高さやキャンプ場としての機能も備えた、サバゲーだけでなく総合アウトドアとしても楽しめるフィールドであると感じた。
2022年4月23日グランドオープンとのことで気になった方は是非参加してみてはいかがだろうか?
秘密基地 遊楽
住所:〒518-0216 三重県伊賀市高尾2009-17
Twitter:https://twitter.com/yuuraku_sabage
WEBサイト:https://sites.google.com/view/yuuraku-sabage/top
営業時間:9:00~16:00