T-MOUT サバイバルゲームフィールド レビュー

T-MOUT サバイバルゲームフィールド レビュー

埼玉県東松山市に2017年2月にオープンしたサバイバルゲームフィールド、T-MOUTをレビュー。
T-MOUTは田村装備開発が運営し、TTC(田村トレーニングセンター)の旧施設CQBハウスを拡張して、より高度な近接戦闘訓練や本格的なインドアサバゲーが行えるフィールドとなっている。

田村装備開発の田村社長
田村装備開発の田村社長。元警察官で警察本部 警備部 機動戦術部隊、警備課 突発重大事案対策班に所属していた経歴を持つ。

CQBフィールド
フィールドは細かい部屋が連なったCQBフィールド。

立体構造
しかも立体構造になっている。

フィールドマップ
フィールドは1階部分、地下部分、そしてキャットウォークのある2階部分と、三層構造になっている。
キャットウォーク部分はフィールドマスターがゲーム進行を見守る場所となるので、実質プレーエリアとしては1階と地下部分となり、さらに、旧TTCのCQBハウスとつながっているのでかなりの広さとなる。

大階段
なんといっても特徴的なのが1階と地下を繋ぐ大階段。

階段の攻略
階段の攻略はとても難しく、CQB訓練でも重要な項目なのだそう。階段の裏に潜む敵をいかに倒すか、そんな際どい攻防もT-MOUTならば体験できる。

屋内を模した構造
1階部分はテーブルやカウンターなど屋内を模した構造。

地下部は薄暗く
そして地下部は薄暗く、いかにも大人の隠れ家的な...いや、秘密基地的な...うーん、怪しげな空気が張り詰めている。

通路は圧迫感
通路は圧迫感があって、途中に頑丈な扉などもあり、閂を蹴破っての突入訓練なども行えるそうだ。

奥には牢屋
さらに奥には牢屋がある。

捕虜を救出
この地下最深部に囚われた捕虜を救出するといったシチュエーションも盛り上がりそうだ。

3か所のハシゴ
そして地下と地上部には3か所のハシゴでつながっている。

ハシゴは緊張感MAX
垂直に昇り降りするハシゴは緊張感MAX。サバゲのローカルルールとしてはハシゴの昇り降り中の敵は撃ってはいけないというルールがある。

バックアップしながらハシゴを上る
バックアップしながらハシゴを上る。

トンネル
そしてこちらもTTC名物だったトンネルがT-MOUTでも利用できる。

狭い空間
大人が屈んで進めるほどの狭い空間。もちろん照明はないので、ライトの使用が前提となる。

埃っぽい場所
トンネル内はとても埃っぽいので、マスクなどしたほうが良いだろう。
この日はボスゲリラも参戦。マルイの電ハンHI-CAPA Eで戦っていた。

ラペリング訓練にも使用
このトンネルは縦にも伸びていて、ラペリング訓練にも使用される。

2階から一気にロープで降下する訓練
キャットウォークのある2階から一気にロープで降下する訓練も行っている。

トンネル外周
トンネル外周も入り組んだ構造なので裏を取られないように気を付けよう。
使用ウエポンは短いのが有利。壁際の攻防や至近距離での撃ち合いになることもあり、ハンドガンや取り回しの良いサブマシンガンなどがおススメ。

キャットウォーク
キャットウォーク部分。音響設備もあり、ノリノリのカッコいいBGMを鳴らしてゲームが行われていた。

シールド
この日はシールドを用いた特殊ルールも導入された。お玉のテニスボールが落ちたらヒットとなる。攻撃側はゴムまりを投げつけて対抗する。

フィールドマスター
中庭をキャットウォークから見下ろすフィールドマスター。中庭はちょうどフィールドの中央部に位置し、この位置で拠点防御するというゲームも行っていた。全方位を敵に囲まれて戦うのは非常に緊張感がある。

旧CQBハウス内
TTCの旧CQBハウス内のレイアウトは以前と大きく変わらず、実際の家屋を想定した近接戦闘が行える。

攻略テクニック
今でこそ、クイックピークやカッティングパイ、インスティンクス(本能射撃)といった攻略テクニックがサバゲーでも使われるようになったが、これを広めたのはTTCだったのかもしれない。




セフティ
セフティはテントタイプで、フィールド横に設置されている。

全48席 ガンラック
3つのテントに6席のテーブルが2つずつ、現状で36席分だったが、今後1テントが増設されて全48席になるそうだ。またテント内にはガンラックも設置されている。

シューティングレンジ
シューティングレンジは約10mちょっと。インドアフィールドなのでこれでも十分なのだが、施設は広いので、できれば40m級の長いレンジもあると何かと便利かも。

TTCの旧事務所も休憩所
セフティエリアとは別に、TTCの旧事務所も休憩所として開放されている。ドリンクの自販機が1台設置される。

更衣室
事務所内の更衣室。

女性専用の更衣室兼、パウダールーム
女性専用の更衣室兼、パウダールームもある。

応接室
応接室などがある。夏場などはエアコンが効いているとのことで、快適に休憩できそうだ。

応接室には漫画まで常備
応接室には漫画まで常備されている。やっぱりオメガ7だよなぁ、ナカムラぁ!!

貴重品ロッカーやシャワールーム
貴重品ロッカーやシャワールームも完備。

洋式水洗トイレ
男女別の洋式水洗トイレは事務所の中。トイレはここにしかないので、用を足す際は毎回靴を脱がないといけないのがちょっと面倒か。
また、給湯ポットや電子レンジ、冷蔵庫、消耗品や食料品の販売は見かけなかったが、追々設置してくそうだ。ちなみにレンタルガンはマルイのG3 SASが6丁で、それ以外のゴーグルや装備品は自前になるので利用の際は注意が必要だ。

駐車場は30台分
駐車場は30台分。起伏があるので、車高の低い車は気を付けよう。

約40名の参加者
取材した2/5はグランドオープン日で約40名の参加者が集まった。

栗山ゆき子さん
特別ゲストとして、イベントコンパニオンで陸上自衛隊予備自衛官一士でもある栗山ゆき子さんも参加されていた。

ゲリラリラ軍団
アームズマガジンのボスゲリラ率いるゲリラリラ軍団、毛野ブースカさんも参戦。

ラペリングタワー
TTCの広い敷地内にはラペリングタワーもある。 みんな興味津々で訓練風景を見学していた。

フィールド全体としては非常に作り込まれた施設であり、10vs10から最大でも15vs15くらいが適正プレー人数と言った感じ。1階部から侵入して建物の奥へ奥へと進行し、地下へ降りて最深部から捕虜を救出なんていうシチュエーションがリアルに体験できる。鉄骨とコンクリートによるハードな作りなのも緊張感が高まる要素。「鉄っぽさが怖い!」なんていうリアルな意見も聞かれた。
実際にT-MOUTでは官公庁隊員向けの本格的な訓練も行っており、まさにハードという言葉がふさわしい硬派な雰囲気はあるが、設備は整っているので、女性や初心者も十分楽しめるフィールドだと思う。

T-MOUT
〒355-0008 埼玉県東松山市大谷4145-53
電話番号:0493-36-1255
公式サイト:http://t-mout.com/

2017/02/16

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