紳士淑女のサバゲー3 in NEST
レポート:Sasugo
2021年11月27日に京都府のインドアフィールド「NEST」にて関西のスーツサバゲーの1つである「紳士淑女のサバゲー3」が開催された。
参加者は50名近く集まりそのすべてがスーツやそれを組み合わせた装備で参加したコンセプトサバゲーで、さらに出店もあり大いにその盛り上がりを見せた。
今回はその第3回となる様子をお届けしよう。
今回の開催地である「NEST」は京都府船井郡京丹波町にある工場跡地に作られたインドアフィールドだ。
駐車場には30台ほど車を止めることができる。
ゲームエリアは工場の建物をまるごと2棟をもつなげて使用しており、奥行きが広く2階建てなので、階段などから撃ち下ろしも可能とのこと。平面だけでなく立体的な戦闘が楽しめる構造となっている。
照明は少なく薄暗い空間で、工場の雰囲気を残しながらバリケードが建てられている。
バリケードとバリケードの感覚はそこまで窮屈な物ではなく、長物でも取り回しに苦労することはなさそうな印象だった。
NESTでは床面は平面なのでBB弾で滑って店頭の恐れがあるため、ダッシュが禁止されているので注意が必要だ。
2階へ上がる階段が4カ所あり、階段での撃ちあいも可能との事。
2階では建物をつなぐ橋が2カ所あり、攻め込む上で重要な場所となる。
2階からの景色。2階での射撃の際は、柵に腰をかけたり身の乗り出したり、柵や窓より外に銃器を出して撃つ行為も禁止なので注意しよう。
建物の周りにはロングレンジで狙えそうな縦に拓けた場所もあった。
シューティングレンジは無風で最長15mで4レーン分用意されていた。
セーフティエリアの様子。フィールドの定員数は最大66名となっている。
セーフティエリアでは屋根付きで机と椅子、ガンラックが備えてあり、他にもマガジンウォーマー、自動販売機2台、ポット、水洗式トイレもあった。
紳士淑女のサバゲーはドレスコードはスーツと、それに沿ってコーディネートしたもののみとなっており、黒のスーツはもちろん、白や金ピカスーツ、就活スタイル、フォーマルな喪服、ヤクザやギャング、その他装備と組み合わせたりとスタイリッシュなサバゲーとなっている。
スーツサバゲーではありながらその根底には"サバゲー初心者でも安心して参加できる貸切"というコンセプトを掲げており、セーフティエリアには特殊ルールのゲームでのルールが書かれたシートが用意されていた。
開会式の様子。スーツの参加者たちと工場跡地の雰囲気も相まってまるで『ギャングによるファミリーの会合』のような光景だ。
ゲームルールを説明する運営陣。これまた雰囲気がギャングのようだ。
ゲームは1回復活ありの殲滅戦などよくあるものから、スパイ戦やコインを使った特殊ゲームの「ファミリー戦」などが行われた。
スタート前の様子。何やら怪しい取引をしているようにも見える・・・。
ゲーム中の様子。2階での攻防が重要となっており、早くも2階へ上がって激しい戦闘が勃発していた。
特殊ルールによるゲーム中の様子。要約すると運営陣がゲームエリアを歩き回り不審な動きをした者はつまみ出すといった内容なのだが、どうやらその者を見つけたらしいのだが何やら揉めている・・・?といった具合に演じて遊ぶロールプレイも楽しめた。
ドレスコードの中でどれだけ個性を見出すのかも醍醐味となっており、この方は金ピカハンドガンに刺繍の豪華絢爛なスーツで参戦!ゴージャススタイル!
他にも警察組織を意識したスーツスタイルによるツーマンセル!
個性豊かな参加者たちの思い出と記念になるように、有志によるカメラマンも参加し、ちょっとした撮影会も行われていた。
今回はショップ出店もあり「匠の翼工房」によるサイバーパンクマスクなどのコスプレ系アイテムの物販もあった。
こうして紳士淑女のサバゲー3は大いに盛り上がり幕を閉じた。
貸切サバゲーゆえに通常のルールから特殊ルールのゲームもあって、普段のサバゲーとは違う楽しさがあった。
ドレスコードに制限はあるものの、社会人であればほとんどの人が着るであろうスーツによる参加者全員でのサバゲーも、普段のサバゲーとは違う楽しさがあると感じた。また逆に決められたドレスコードの中でどう装備に個性を出していくのかも面白味の一つだろう。
紳士淑女のサバゲーは今後もNESTで開催を予定しているとのことで、ぜひ気になった方は最新情報はTwitterで更新されるそうなのでそちらを確認してもらいたい。
NESTサバゲーフィールド
営業時間:9:00~17:00
住所:〒622-0201 京都府船井郡京丹波町下山クラベシ44−5
公式サイト:http://nest-kyoto.jp/
紳士淑女のサバゲー公式Twitter
https://twitter.com/shinsyukusaba
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