ラグナロク サバイバルゲームフィールド [香川県]
レポート Sasugo
ラグナロクフィールドは香川県にある約1万坪以上の敷地面積を持つ多目的フィールドだ。
もともとは、1999年までイベント会場として使用されていた施設だが、廃墟となっていたところを、現オーナーが買い取って改造して、サバイバルゲームフィールドとして誕生。
所属チームが運営などでゲームを回したり、そのロケーションを活かして定期的にコスプレ会場としても運用している。
今回は2月25日に開催された「MASTERS交流戦」というイベントゲームに参加してきたのでその様子とともにお届けしよう。
ラグナロクフィールドのゲームエリアはいくつかの空間がある。まずは通称:本館エリアと呼ばれるゲームエリアを中心に紹介していこう。
本館エリアは3階にセーフティエリアがあり、そこから降りてきてその1階がゲームエリアとして展開されている。
この日はあいにくの天気だったので午前中はここを主軸としたゲームが展開された。
本館エリア1階部分は廃墟の状態を残しており、雰囲気がある中でゲームができる。
全体的に暗めなのでフラッシュライトやトレーサーも活用できそうだ。
足元には瓦礫などもそのままになってるところもあり、ブーツやズボンなど足腰の装備品はしっかりとした方が良さそうだ。
こちらはラピュタに出てくる戦車をモデルに制作されたものだそうで、下に車輪が付いているので人力で移動可能で、時折、外のゲームエリアでも活用されるとのこと。
レギュレーションは0.3gまでのバイオBB弾のみ使用可能。
初速は代表的な所は0.2gで98.9m/s、0.25gで88.5m/s、0.28gで83.5m/s、0.3gで80.5m/sまでとなっている。
シールドも使用可能。ただし、シールド使用時はハンドガンのみの使用制限となり、グレネードを受けるとヒット判定となるそうだ。
ゲームルールはフルオートで戦うことが多く、LMGなど重火器も活躍できそうだ。
交戦距離は複合的なゲームエリアということもあり、近距離の場面や遠距離での交戦まであって、スナイパーライフルからハンドガンも活躍できる場面もあった。
また未成年は10 歳以上親権者署名および成人同伴でなら参加が可能で、この日も親子でサバゲーを楽しむ姿が見られた。
本館エリアのすぐ横にはキルハウス:通称「ホテルモスクワ」が設置されている。
ホテルモスクワではホテルをイメージして制作されており、住宅の外壁に使われるサイディングボードを利用して制作されたそうだ。ここではライフルの長物などは少し取り回し辛い印象だった。
中腹の屋外CQBエリア。ベニヤ板でバリケードが組まれており中央付近にはキャットウォークも設置されていた。
その奥には中庭エリアとしてブッシュの濃いエリアが展開している。
屋外CQBエリアから見た景色。奥に見える建物が、もともとは美術館だったようだ。
美術館前のスタート位置。この日はメインフィールドとして使用することはなかったが、この建物の中もタクティカル系CQBエリアとなっており、ここだけでも十二分にゲームエリアとしても機能するほどだった。
ラグナロクフィールドでは運営に地元のチームが携わっており、この日はその所属チームである「MASTERS」による特殊ゲームを行う日だそうだ。
この日のゲームは特殊ルールで、廃墟の空間を生かした宝探しのようなゲームに、機密文書を持った博士を護衛しながらとあるポイントまで護衛するVIP護衛戦などもあった。
本館エリアとホテルモスクワでの攻防の様子。
本館エリアに向かって突撃するのはなんだかワクワクする演出だった。
閉所空間も多く、クリアリングや仲間との連携が特に求められる印象だ。
通路でのロングレンジの戦い!息を合わせて味方を送り込む瞬間。
ヒャッハー!イカした世紀末装備のプレイヤーだ!背景も相まってバッチリ決まっているぜ!
ラグナロクフィールドは廃墟の空間を活かしてコスプレ撮影会場としての提供もあり、その撮影映えする空間で数多く作品で撮影されているそうだ。
セーフティエリアは建物の3階のフロア全てを大胆に使用している。席数は100以上もあるそうで今までの最大収容は170名ほどだとか。
セーフティエリアの設備は電子レンジと電気ケトル。自動販売機。冷蔵庫。男女別の水洗トイレ。更衣室完備。
他にもバイオBB弾やBBローダー、電池やガス缶などの消耗品の販売もあった。他にもレンタルには電動ガンにゴーグルやマスクなどもあり、サバゲーを始めてみたい方などでも参加できるような取り組みもあった。
またセーフティエリアの横にあるベランダにシューティングレンジも併設されており、最大30mでゼロイン調整も可能だ。
セーフティエリアとなる本館の外観。一見分かりにくいがこの建物の向こう側がゲームエリアとなっている。
駐車場が直結で地面が舗装されているので、車輪付きキャリーケースでも楽に搬入搬出ができる。
2Fも広がった空間があり主に全体ミーティングや、貸切などでは会議や打ち上げの広場、コスプレ撮影では撮影エリアとして活用されているそうだ。
この日はイベントということもあり、エントリー時に番号が刻印されたドッグタグが貰えた
そのドッグタグが抽選番号となり、お昼過ぎには抽選会が行われて参加者の中にはエアガン本体を当てた方もいた。
ラグナロクフィールドから車で5分の位置に、直営のエアガン・ミリタリーショップ「MASTERS-MILITARY」がありネットショップも展開している。
フィールドでの手渡しや当日の購入などにも対応しているとのこと。
いかがだったろうか。
今回は悪天候の中での特殊ルールが中心だったようだが、他にもその日のゲームマスターの手腕でフラッグ戦や全員メディック戦の良くあるルールから、ノルマンディー戦やブラックホーク戦など名前からでも楽しそうなゲームがあるそうだ。
また、年に3~4回ほど、フランス外人部隊第2外人落下傘連隊所属でアフガンなどに派遣された方と、元陸上自衛隊富士教導団で指導をしてきたレンジャー助教の方たちによる、実戦形式の本格タクティカルトレーニングをおこなっているそうだ。
香川県のミリタリーやコスプレ文化を支える拠点となっている模様だ。
気になった方はぜひ遊びに行ってみてはいかがだろうか?
ラグナロクフィールド
住所:〒769-0301 香川県仲多度郡まんのう町佐文
ホームページ:https://www.ragnarok-field.com/
エアガン・ミリタリーショップ「MASTERS-MILITARY」
住所:〒769-0311 香川県仲多度郡まんのう町買田65
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