みやまフォレストフィールド プレオープン フィールドレビュー
レポート:Sasugo
みやまフォレストフィールドは2022年7月3日に和歌山県日高郡にプレオープンしたアウトドアフィールドだ。
フィールドはもともとアスレチック場だったところを改装してサバゲーフィールドとしており、バリケードになった遊具や道しるべ、ミステリーハウスがあってその面影を感じる。
他にもフィールドの麓にある温泉旅館とも連携しており、ゲーム参加費と宿泊がセットになったお得な料金プランも用意されていて、サバゲーついでに旅館の温泉で汗を流せてゆったり泊まれる充実した内容で過ごせるようになっていた。
今回はプレオープン当日に取材することができたので、その様子とともにお届けしよう。
みやまフォレストフィールドは30年近く放置されていた元アスレチック場を、町おこしの一環として地元ショップ「ミリタリーショップTORAYAMA」と、町が全面バックアップによって地域活性化を目指して立ち上がったフィールドだ。
ゲームスタート!ゲームエリアは斜面が多く起伏の激しい地形で、移動する際は草木や斜面で足元を取られないよう気を付けて進もう。
遊具を活用したバリケードは他ではなかなか見ることはないだろう。ただ、アスレチック遊具はかなり放置されていた物らしく安全の観点から上へ乗ることは禁止とのこと。
他にもゲームエリアの至るところにアスレチック遊具があり、その当時の面影がある。
バリケード越しに迎撃!交戦距離は中距離から長距離の印象だ。
バイオBB弾のレギュレーションは、東京マルイ製とSⅡS製の0.12g、0.2g、0.25g。ボルトアクションのみ東京マルイ製0.28gバイオ弾が使用可能。 ブッシュが多めなので重量弾がオススメだ。
ゲームはフラッグ戦を中心に行われた。ゲームエリアは森林に囲まれており季節柄で青々と草木が生えそろっていた。季節に合わせた迷彩装備などが効果を発揮するだろう。
また、関西では数少ない常時フルオートが可能なのでLMGなど活躍できるだろう。※サイクル規制アリ:20発/秒以下まで。
ギリースーツ装備も大活躍!上手に周りの環境に溶け込んでいた。
みやまフォレストフィールドでは20歳未満の参加者は親権者の同意書を記入し提出すれば参加することが可能。この日は親子で参加して楽しむ様子も見受けられた。
こちらはAスタート位置。もともとの遊歩道の道しるべに看板が付けられている。このキャラクターは漫画家の「やまめPJ」先生の描き下ろしで、みやまフォレストフィールドのメインキャラクターのイラストが描かれていた。
このメインキャラクターは現在名前を募集中で、応募すれば抽選で景品がもらえるとのことだ。
応募締め切りは2022年7月15日まで。
応募サイト:https://sgf-fujidana.telewaka.tv/chara/
バリケードには裏表に数字が描かれており、仲間との相手への位置情報の共有に役立つ。
1ゲームのプレイ時間は7~10分ほどで行われた。
フィールドオーナー曰く”ギリギリでフラッグを取るか取れないかぐらいのゲームバランス”を想定したゲームエリア作りを目指したとのことで、この日は表裏合わせて10ゲーム近く行われたが、フラッグゲットしたのはたった1回のみ、互いに切磋琢磨するも拮抗した絶妙なゲームバランスであった。
ゲームエリアの外周はトラロープで囲まれており、その内側までがプレイエリアとなる。
ゲームエリア中央付近から見下ろした風景。地面は草木で覆われ足が取られやすいので足腰の装備はもちろんのこと、長袖長ズボンでしっかり防護しよう。マダニや蚊への対策として虫よけスプレーもオススメだ。
先ほどにも写っていた傾いた廃虚のような建物。なんとこれは「ミステリーハウス」でもともとは他施設にあった物がそのままこちらの元アスレチック場へ運ばれて来たものらしい。
休憩中にスタッフへ声をかければ中へ入れるので、気になった方はぜひその謎を体感してほしい。
セーフティエリアは藤棚の屋根に覆われた通路を大胆にも活用したこれまた他にはない空間となっている。もともとこちらは日本一長い藤棚ロードの一部で、毎年4月中旬から5月初旬にかけて藤の花が咲き誇るそうだ。
縦長で4人掛けの椅子が並んで設置されており定員数は60名としているが2022年7月現在ではコロナ対策として30名ほどの収容としているとのこと。
セーフティエリア奥にシューティングレンジも用意されており、30mほど確保されていた。
シューティングレンジにも特徴があり備長炭のターゲットが吊るされていた。
和歌山県日高川町では備長炭が生産量日本一で「紀州備長炭」として有名で、その備長炭を活用したものだそうだ。BB弾を当てれば独特に響きがあった。
他設備は電子レンジ、ポット、男女別水洗式のトイレが備わっている。
受付は簡易なものではあるが、東京マルイの各種バイオBB弾など備品の販売や、みやまフォレストフィールドのオリジナルグッズの販売もあった。
通常戦開催は6名以上の予約で開催で、料金は土日祝は一般:3,300円。女性および学生:2,200円。平日は平日:一般2750円、女性、学生で2200円となる。
※身分証、学生証の提示が必要です。
昼食にはフィールドの麓にある「美山温泉 愛徳荘」と連携しており、500円のワンコインで豪華なお弁当が手配できる。その日によって唐揚げやフライ、ハンバーグ系統のお弁当になるそうだ。
フィールド付近にはコンビニなどは無くちょっとした道の駅があるだけなので、お昼ご飯はぜひ利用してみてはいかが?
プレオープンには多くのショップやフィールドから協賛品が送られ、それを賭けた参加者たちへのジャンケン大会も行われた。
フィールド入り口はもともとは町が管理していた施設であるため、関係者以外立ち入り禁止の看板があるが通常戦開催の際は通れるようになっている。
フィールドの麓にある温泉旅館の「美山温泉 愛徳荘」と連携しており、通常の宿泊からサバゲーともセットになったさまざまなプランで利用することが可能だ。※要事前予約
愛徳荘の中庭の様子。建物は武家屋敷風の優雅な佇まいをみせ風情を感じる。
季節によっては中庭にある炊事場でBBQも楽しめるそうだ。
みやまフォレストフィールドでのサバゲーと、愛徳荘での宿泊と温泉に夕食と朝食がセットになったプランが用意されている。こちらが宿のお部屋だ。
普段は4人までのファミリー用のお部屋ではあるが、今回は宿泊客も少なく、1人1部屋としてこちらのお部屋を紹介された。
お風呂の様子。こちらの温泉はこの地域で湧く「美山温泉」を引いており、肌になじむしっとり感で潤ったように感じた。※取材許可を得て撮影
そしてサバゲーとセットプランで16,500円となる料理のコース。
愛徳荘自慢の四季折々の料理がもてなされるとのことで、今回は分厚い刺身に川魚からちょっとした鶏鍋がついてきた。
サバゲーすることを踏まえて温泉と料理がセットなら、かなりリーズナブルであるだろう。
こちらは先ほどの懐石料理とサバゲーセットプランとはまた別で、夕食がとんかつ定食のサバゲーとセットになったプラン。こちらで11,500円となる。
厚切りロースかつは箸で持てば重みを感じるほど分厚く、噛めばしっとりでジューシーでこれでも満足できる定食だった。
こちらのプランでも価格を抑えつつ十二分に満足できるであろう。
朝ご飯はどちらのセットも同じ内容だ。ご飯が美味しくおかわりもできるのでつい朝から食べ過ぎてしまうほどだ。
みやまフォレストフィールドは町おこしの一環として町とも連携し、この地域を盛り上げようと互いの熱意を大いに感じた。
フィールドには語りつくせないほど特色があり温泉旅館もあるので、ぜひこれからの旅行シーズンに遠征もかねて、和歌山県にできた新フィールドへ行ってみてはいかがだろうか?
今後は通常戦も定期的に開催しつつ、ぜひ貸切でも利用してほしいとのこと。
貸切は6名からの少人数からでも受け付けており、ぜひ仲間たちとサバゲー合宿として旅館も利用しつつ、思い出をはぐくんでみてはいかがだろうか。
みやまフォレストフィールド
オープン日:2022年7月3日
住所:和歌山県日高郡日高川町初湯川213-155
ホームページ:https://www.miyamaforestfield.com/