M.E.T. ユニオン フィールドレビュー 日本決勝戦
2014年4月に千葉県印西市にオープンしたM.E.T.ユニオンをレビュー。このフィールドの特徴はなんといっても電子ターゲットM.E.T.を使用したタイムアタックコースが設置されているということ。
このM.E.T.(Multi Electric Target)は台湾のトイガンメーカーG&Gが開発したもので、国内では七洋交産が取り扱っている電子ターゲット。
ターゲットに内蔵したLEDが青や赤に光り、BB弾が当たると色が変わる仕組み。
これをコンピューター制御で複数接続し、様々なステージを作ることができる。
まずはM.E.T.のステージを見てみよう。
シチュエーションとしては敵基地に侵入し、機密文書を回収し脱出を図るというストーリー。燃える!
M.E.T.ユニオンに常設された「CQB +OUTDOOR」と呼ばれるタイムトライアル用ステージは上記MAPのようにS1からS6までの6つのセクションに区切られている。
スタートとフィニッシュおよび、各セクションにスイッチが設置されている。
スタートボタンを押してタイマーを回し、セクション毎のスイッチを押すことでそのセクションに設けられた10個のM.E.T.が青く点灯。M.E.T.を撃てば色が赤くなり10個のM.E.T.撃ってクリア、次のステージへと進んでいく。
入口から入ってスタートポジションに着く。
コースは二人一組で回る。バディとのコンビネーションが大事。
ボタンを押してスタートし、セクションごとに10個のMETをヒットしていく。ターゲットに当たるまで何発撃っても良い。ただし射撃モードはセミオートのみ。
ターゲットによってはこのように高い位置にある窓から狙ったり、
逆に低い位置からしゃがまないと狙えないターゲットもある。
窓へは銃を突っ込んではいけないルールになっている(マガジンが入らない程度)。
階段を上ったり、飛び降りたりといった障害物をクリアするオブスタクル要素もある。
一本橋の上からバランスを取りながら射撃する第3セクション。
ちなみに使用する銃はライフルでもハンドガンでもOK。またトランジションしてもOK。
ここのセクションには機密文書と呼ばれるブリーフケースが置いてあり、これを持って次の第4セクションへ進む。
第4セクションではトンネル状の通路をしゃがみながら移動し、さらに側面の窓からターゲットを狙う。
第4セクションをクリアすると開けたヘリポートの第5セクションへと出る。
このヘリポートの第5セクションではランダムに点灯するMETを順に狙う。
全方向に設置されたMETが光るので全周警戒を行いながらクリアしなくてはならない。
また、どの位置のMETが点灯するかは完全に運なので出目がタイムに影響を及ぼすこともある。
ここで再び機密文書のブリーフケースを持って脱出、最終第6セクションへと向かう。
第6セクションでも階段を上って飛び降りる障害物がある。
各セクションで撃ち漏らしがあるとペナルティタイムが加算される。
出口に設置されたフィニッシュボタンを押してミッション完了!!
そして今回予選を勝ち抜いた上位10組のチームが日本代表をかけて競う「CQB台日香フレンドリーマッチ」の日本決勝戦が2014年9月7日に開催された。この決勝戦での優勝チームは11月に台湾で開催されるCQB台日香フレンドリーマッチの本大会に招待される!!
この本大会では台湾・香港・日本の予選を勝ち抜いてきた代表チームが世界一(というか実質はアジア一)を競い合うというもの。
CQB +OUTDOOR 公式サイト
ジャパンファイナルの賞品はG&G製の電動ガンEBR。
「あなたが落したのはこの銀のEBRですか? それともこの金のEBRですか?」
「いえ、鉄のEBRです。」とか冗談言っている場合ではないほど現場は緊張感に包まれていた。
この日はあいにくの雨模様。普段とはコンディションが異なるので各チームいかに普段の実力を発揮できるかが勝利へのポイントとなる。
午前中に各チーム2回のタイムアタックを練習で行い、午後に本番を行った。
本番もタイムアタックは2回。どちらか良いタイムがそのチームの成績となる。
また本番ではGoProビデオカメラ付きのヘルメットを被るのでいつもとは違って狙いにくさがあったという意見が各選手から聞かれた。
白熱の模様を動画にてどうぞ!!
そして見事ジャパンファイナルの優勝に輝いたのは3F・MOVE 鍋島・斎木チーム!! 決勝タイムは1分15秒。おめでとうございます!! 台湾での世界大会決勝戦頑張ってください。
準優勝は池田・松屋チーム!! 決勝タイムは1分16秒。
そしてこの日参加した全チームの皆さん。お疲れ様でしたっ!!
M.E.T.ユニオンは通常のサバゲーフィールドも完備する。
フィールドは趣向の異なるレフトフィールド、ライトフィールドの2つが隣合せになっている。
まずはレフトフィールドから。
レフトフィールドはフラットな地形で足元は砂利で動きやすい。
いたるところにドラム缶やコンテナなどの人工障害物が設置されている。
大型コンテナには内部には入れるものもある。
コンテナ内部。
カジノっぽい看板があったり。
やけに青々した植物だと思ったらこれは作り物の葉っぱ。
金属ラックなどの障害物も。
レフトフィールドには櫓もあるが一番高い物見部分はプレーヤーは昇れず審判用。
それでも中二階となった部分には入れるのでやや高い位置から敵を伺うことができる。
フラッグは固定ブザー式。
ライトフィールドは中央部分がブッシュが濃く、周囲にはリールやドラム缶が点在するフィールド。
クッションマットが障害物になっているの初めて見た。
フラッグは同様にブザー式。
ライトフィールドは緑が多い。
中央部分は背の高さ以上のブッシュが広がっている。
ミサイルランチャーとフィールドマップ。
ポリタンク戦のポリタンク代わりに使う弾薬箱。盛り上がりそうだ。
セフティ。
レンタルガンはG&G製の電動ガン。
G&Gの電動ガンラインアップが壁一面に展示されていた。もちろん購入することもできる。
35mのシューティングレンジ。
METを使用したレンジも併設。
電子レンジ、ポットも完備。
カップ麺の販売も。
この赤いボックスは、さてなんでしょう?
なんとエアコンルームでした。夏場などはここで涼むことができる。各ユニオンフィールドに設置されているようだ。その他水洗トイレ、更衣室もあり。駐車場はユニオンベースと共有している。
M.E.T.ユニオン
〒270-1605 千葉県印西市平賀2857
TEL: 090-6530-0212
http://met-union.com/
CQB +OUTDOOR 公式サイト
2014/09/10
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