サバイバルゲームのゲームバリエーション
サバイバルゲームの遊び方をまとめたものです。フィールドやチーム、地方によってサバイバルゲームはいろいろな遊び方があり、その種類も様々です。
フラッグ戦
サバイバルゲームのもっとも基本的なゲーム。
フィールド両端に設置された両チームのフラッグを取り合う。どちらのチームも制限時間内にフラッグが取れなければ引き分け。
勝利条件: | 敵陣のフラッグを奪取する。敵チームを全滅させる。 |
敗北条件: | チームの全滅。敵にフラッグを取られる。 |
制限時間: | 10分~15分 |
殲滅戦
どちらかのチームが全員ヒットされるまでゲームを続ける文字通り殲滅戦。とはいっても無限に時間を設定すると終わらないこともあるので、制限時間は設ける必要がある。
復活戦 (回数限定)
フラッグ戦は1度のヒットでゲームから離脱しなければならないが、復活戦は1チームにつき、規定回数分の復活枠が設けらる。
復活の規定は、
1.一人当たりの復活回数が1~3回などと決められたケース。
2.チームで何回分の復活枠が決められたケース。
がある。
復活には数取器(カウンター)やトランプ等を使用する。復活枠がなくなった後はヒットされたプレーヤーは戦線離脱。それ以外はフラッグ戦と同じ。
序盤戦や最終戦、チーム内に初心者がいる場合に有効。
勝利条件: | 敵陣のフラッグを奪取する。敵チームを全滅させる。 |
敗北条件: | チームの全滅、敵にフラッグを取られる。 |
制限時間: | 10分~15分 |
カウンター復活戦 (チーム・デスマッチ)
自軍フラッグにカウンターを設置し、ヒットした際には自軍のカウンターを押すことで復活できる。制限時間内で最終的にカウントが少ないチームが勝利。復活直後のプレーヤーが狙い撃ちされないように両陣に進入不可エリアを設けるなどするとよい。指定ゲーム時間内ですべてのプレーヤーが離脱することなく遊べる利点がある一方で、何度でも復活できるので緊張感が薄れて大味なゲームになる場合も。
フラッグゲットを容易にするために復活場所とフラッグの場所を分けてもよい。また、相手の復活地点を狙い撃ちし続ける行為は"リスポーンキル"と呼ばれ禁止されている場合もある。
カチカチ戦
フィールド中央に設置した各チームのカウンターをどれだけ多くカチカチ押せるかを競うゲーム。
基本的に自軍のカウンターのみをカウントアップする。復活は自軍フラッグにて、指定人数のおまとめ復活をする。例えばチーム人数が10人ならば8人貯まったらホーンを鳴らして復活するなど。指定人数を増減してゲームバランスを調整する。
ドミネーション戦 (支配戦)
フィールド中央に設置された複数のチームカラーポールを自軍カラーに変更し、ゲーム終了時により自軍カラーに占領したポールが多いチームが勝利。カラーポールは中立状態でゲームを開始。カラーポールは空き缶などにカラーガムテープを巻いて作ったものや、占領が困難なドラム缶のような巨大なものまである。
大将フラッグ戦
チームの中に一人だけ決められた大将のみが、敵のフラッグを奪取可能なフラッグ戦。
大将をいかに防衛しつつ前線を移動させるかのチームワークが鍵。消極的な大将だと絶対に勝てないので積極的なゲーム展開が期待できる。
勝利条件: | 大将が敵のフラッグを奪取する。敵チームを全滅させる。 |
敗北条件: | 大将がヒットされる。敵大将にフラッグを取られる。チームの全滅。 |
制限時間: | 10分~15分 |
メディック戦
両チーム内にメディックと呼ばれる衛生兵を1~2名決め、ヒットされたプレーヤーはその場で動かずにデッドマーカーを掲げ、「メディック!!」と叫んで仲間を呼ぶことができる。チームのメディックはそのプレーヤーの傍らまで移動してこの場でジャンケンという"治療"をおこなう。メディックがジャンケンに勝つか引き分けだとデッドプレーヤーが復活、デッドプレーヤーがメディックに勝ってしまうと治療失敗として速やかにセフティゾーンへ退場となる。
生存している仲間のプレーヤーはデッドプレーヤーと手をつないで移動させることができる。
※デッド待機中に誤射を受けやすいのでデッドマーカー(白タオル)は必須。メディックがヒットされた場合はメディックは即退場、仲間の復活はできなくなる。メディックは腕章などを付けて識別を容易にする。最大復活プレーヤーにはパープルハート章を。
スパイ戦
基本ルールは通常のフラッグ戦だが、ゲーム開始前にあらかじめチームメンバー同士にわからないようにカードを引き、ジョーカーを引いたプレーヤーが人知れず敵チームのスパイとなる。
ゲーム開始して特定時間後(例えば3分後など)に、スパイは活動を開始。自分のチームに有利になるように活動する。
勝利条件: | 敵陣のフラッグを奪取する。敵チームを全滅させる。 |
敗北条件: | チームの全滅。敵にフラッグを取られる。 |
制限時間: | 10分~15分 |
VIP警護戦
丸腰、あるいはハンドガンのみのVIPを、武装した少人数のチームで護衛し、目的の地点まで無事VIPを送り届けることがミッション。対する黄色チームは多数でこれを阻止する。フィールド内のどのルートを通るかは自由。警護官はVIPから離れて陽動作戦を展開してもOK。目的地点の周囲20m程度は黄色チームの進入不可エリアとする。
火力バランスが重要なので警護官を電動フルオート、阻止側をセミオートハンドガンなどで構成するとよい。
勝利条件: | VIPを目的地点まで送り届ける。 |
敗北条件: | VIPがヒットされる。タイムアップ。 |
制限時間: | 10分~15分 |
攻防戦
赤チームと黄チームが、攻撃側と防御側に別れ、攻防を行う。
防御側のチームはフラグ周辺の一定エリア以上には移動できない。
制限時間内に攻撃チームがフラッグを取れば攻撃チームの勝利、逆に防御チームがフラッグを防御しきれば防御側の勝利となる。どちらかのチームが全滅すればそこでゲームは終了。
三つ巴攻防戦
3チームによる攻防戦。1チームはフラッグ防衛に徹し、残りの2チームいずれかがフラッグを奪取すれば勝利となる。
また3チームはそれぞれ敵同士なので攻撃側2チームも防衛拠点に近づくにつれて双方で戦闘が激しくなる。
制限時間内に守り切れば防衛チームの勝利。
キツネ狩り(ランボー戦)
1対全員。キツネはフィールド内の任意の地点からスタートし、1分後に残りの全員がキツネを追う。
見通しの悪い、広めの森林フィールド向き。制限時間いっぱいキツネが生き残るか、黄フラッグを取ればキツネの勝ち。キツネの人数を2名や3名にしてもよい。この際、キツネは仲間で協力はせずに、単独行動とする。
勝利条件: | キツネが生き残る。キツネがフラッグを奪取する。黄色チームが全滅する。 |
敗北条件: | キツネがヒットされる。 |
制限時間: | 10分~15分 |
ターミネーター
基本は通常のフラッグ戦だが、フィールド中央にターミネーターを1名配置。ターミネーターは弾に当たってもヒットにはならない無敵状態。ターミネーターは赤黄色チーム構わず発見したプレーヤーを攻撃する。
ターミネーターは走ってはいけない、しゃがんではいけないなどの行動制限を設け、移動可能エリアにも制限を設ける。
センターフラッグ(ポリタンク)戦
フィールド中央にポリタンクを1つ設置し、それを両チームで奪い合う。
ポリタンクはプレーヤーによって移動できるが、そのプレーヤーがヒットとなった場合は、ポリタンクをその場において戦線離脱する。ポリタンクに水を入れて重くし、確保しているプレーヤーに行動制約をかけたり、ポリタンクの場所が常にわかるように防犯ブザーなどを取り付けてプレーヤー全員に知らせるようにしてもよい。
この応用でポリタンクを所有しているプレーヤーのみフラッグアタックできるポリタンクフラッグ戦もある。また、ポリタンクを最終的に敵陣側に設置したチームが勝ちとなるポリタンク押し込み戦も。
ブラックホーク・ダウン
フィールド中央に配置した赤チームの数名を救出する。中央の数名は救出チームが迎えに来るまで移動は不可。救出に向かう赤チームは2~3分後にスタートするように設定。それまで中央の数名は黄色チームの攻撃を防御する。
中央の赤チームが全滅すると赤チームの敗北。1名でも救出し、自軍フラッグへつれて帰れば赤チームの勝利となる。黄色チームはこれを阻止する。
バイオハザード (ゾンビ戦)
少人数のゾンビチームと、多人数の人間チームに分かれゲーム開始。
ゾンビがヒットされると即退場、人間側がヒットされるとその場にしゃがみ、30秒後にゾンビチームのプレーヤーとして復活する。ゾンビが増えていく恐怖感が醍醐味。
ゾンビを無敵とする場合もあり、その場合は人間が制限時間内で生き残れるかが勝利条件となる。
バトルロイヤル
全員が敵同士のバトルロイヤル形式。2人一組のバディ・バトルロイヤルもあり。
制限時間内で誰が生き残るか、文字通りサバイバルゲーム。
初期配置の位置関係やプレーヤー間の距離などが重要。少人数で広いフィールド向き。