フクロウ フィールドレビュー
レポート:モロ☆
ハウステンボスなどの観光資源にも恵まれた長崎県佐世保市。今回ご紹介するのは、この佐世保市に2021年にオープンしたフィールド「FUKU-LOW」(フクロウ)である。ハウステンボスからも車で10分ほどの位置にあり、交通の便は悪くない。
駐車場に車を進めるとまず目に飛び込んでくるのがこのスプレーアート。駐車場だけでなく、フィールド内部にも多数施されている。
フィールド全体の空撮。駐車場は道路に面しているのでアクセスは容易だ。駐車場左手にある大きな屋根がセーフティエリアとなっている。
平坦な駐車場は車も駐めやすく、またカートを使っての搬入も楽そうだ。収容台数は50〜60台といったところだろうか。
それでは早速フィールド内部を拝見!一見するとシンプルなようだが、計算されたバリケード配置は様々なゲーム展開を期待させる。スナイパーもアタッカーも活躍できるよう考えられているように感じた。
立ち位置によって様々な表情が垣間見られるフィールドだ。この写真だとかなり開けたような印象を受けるのではないだろうか?
しかし、カメラの向きを変えると印象が変わる。脚で稼いで有利なポジションを探すのも楽しめるフィールドだ。単なるバリケードの取り合いにはならないサバイバルゲームが楽しめそうである。
駐車場と同じく、このフィールドもかなり平坦だ。その中に2階建てのストラクチャーを配置しているので、高低差のある戦いも楽しめる。また、ここを拠点とした攻防戦も楽しめそうだ。
ストラクチャー内部もしっかり組まれており、射線を切るだけでなくバリケードとして機能するよう考えられている。ただの最強ポジションにならないように考えられている印象だ。
1階部分もドラム缶によってバリケードが構築されている。この明暗差も非常に効果的だ。
ストラクチャー二階部分から。このような大型のストラクチャーは複数配置されているので、ストラクチャー同士の撃ち合いというシチュエーションもありそうだ。また、会えてドラム缶で狭めることで行動範囲を制限している。
ところで、フィールド各所に照明機材が配されていた。聞くと、夜戦も開催しているとのこと。元々「FUKU-LOW」の名はチーム名だったそうで、その名の通り夜戦を得意としていたとのこと。その流れで夜戦向き設備が充実しているのだ。
フィールドと駐車場の間には観戦エリアが設けられている。ヒットした後でもゲームの様子を楽しむことができるのだ。ちなみにこの観戦エリアはコンテナの上に配されているのだが、そのコンテナの中身は・・・?
コンテナの中は、シューティングレンジも兼ねた多目的スペースとなっている。これなら雨の日でも楽しめそうだ。
続いてはセーフティエリアの様子だ。キャパシティとしては110名ほどを誇るとのこと。大人数が集まった場合は3チームでローテーションすることによって、フィールドのキャパシティを維持しているそうだ。
この大きな屋根がセーフティエリアだ。横に面した道路と比較すると、いかに大きいかお分かり頂けるだろう。水はけのよい平坦なフィールドとも相まって、気合いさえあれば雨の日でも充分楽しめそうだ。
各テーブルにはガンラックはもちろん、電源も用意されている。
こちらはシューティングレンジの入り口。ネットとなっているので中の様子が分かりやすい。
距離は50m、射座は10となっているレンジ。調整には十分以上のスペックといえる。
トイレは仮設タイプだが男女別で清潔だ。
自販機も複数台用意されており、また姿見も完備。
こちらが受付の入り口だ。奥に何やら見慣れぬものがあるが、あれは一体・・・?
なんと、牡蠣の販売を行っていた。全国広しといえ、牡蠣を販売しているサバイバルゲームフィールドは始めてだ。そして、この牡蠣は小ぶりながらも旨味が詰まっており、電子レンジで手軽に楽しめたことも付け加えておきたい(ごちそうさまでした)。
こちらが受付内部の様子。こちらもコンテナを利用しているのだが、秘密基地のような雰囲気が魅力的な空間だ。ちなみに昼食は予約制のお弁当を用意しているとのこと。
牡蠣だけでなく驚かされることの多いフィールドだが、レンタルガンにドットサイトが搭載されているのも驚いた。レンタルガンは30挺ほどあるそう。他にも肘当てや膝当て、ゴーグルや曇り止め、ダンプポーチのレンタルもあるそうだが、そちらは何と無料だそうだ。
少々見にくい写真で恐縮だが、物販も行っている。すぐに使えるオプティクスなど、厳選された商品が陳列していた。
消耗品も多数取り揃えている。BB弾の選択肢は豊富なのは嬉しい。
ご案内していただいたスタッフの皆さん。左からスタッフ兼広報のカニさん、看板娘のあいりさん、フィールドマスター兼ガンスミスのヒロキンさん。ありがとうございました!
牡蠣ももちろんそうだが、色々驚かされたフィールドだった。ここまでしっかり平坦なフィールドは、様々な制約があるために難しい。しかしそれをやってのけ、しかも完成まで3ヶ月でこぎ着けたという事実は驚くばかりだ。また、カッチリとした設備やフィールドの造りは、九州の豊かなサバイバルゲーム文化の一端を覗いた気がする。
九州は長崎という場所そのものにハードルを感じる方も多いだろうが、全国レベルの洗練されたサバイバルゲーム体験が楽しめるのは間違いない。
佐世保サバゲーフィールド フクロウ
〒859-3242 長崎県佐世保市指方町1351
Tel: 090-1253-2960
https://www.sasebo-fuku-low.com