宍道サバゲーPARK DANDAN フィールドレビュー

宍道サバゲーPARK DANDAN フィールドレビュー

レポート:Sasugo

宍道(しんじ)サバゲーPARK DANDANは島根県松江市宍道町に2022年4月にオープンしたサバイバルゲームフィールドだ。
地元松江市と地域振興団体とも連携しており利用者の減った公園をフィールドとして活用している。

今回は定例会に参加したのでその様子とともにお届けしよう。


朝のミーティング
朝のミーティングの様子。この日の定例会は40名を超える参加者が集まった。
DANDANのオーナーである通称:タカさんによる軽快なトークでレギュレーションやマナーについて説明していた。
定例会は最小6人からで開催される。定員数は120名ほど。

ゲームエリア
ゲームエリアの様子。元は「宍道総合公園 古墳の森」という公園が老朽化や利用者減少していたところを地元復興団体と松江市と連携し協力もあって、20年をもサバイバルゲームに携わったオーナーの手によってサバイバルゲームフィールドとして作り替えたそうだ。

ベニヤ板で作られた2階建ての砦やCQBエリアは元の総合公園の姿を感じないほど見違えているように感じた。

ゲームエリアの面積は約43,000平方メートルだそうで東京ドーム約1個分にあたる広さだ。

フィールドマップ
DANDANのフィールドマップ。ゲームエリアの中心にCQBエリアがあり、その周りに森林エリアが広がっているようだ。
基本的にはフルオートが使用可能ではあるが、CQBエリア内での戦闘においてはセミオート限定のようで注意が必要だ。

ゲームスタート
ゲームスタート!
丘の上のスタート位置から階段を下って激戦区となるCQBエリアへ駆けていくプレイヤーたち!

CQBエリア
CQBエリアは複雑で入り組んでいるが狭さを感じるほどではなく、ある程度の長さのライフルでも取り回しは問題なさそうに感じた。

CQBエリア ショットガン
CQBエリアの空間内での戦闘においてはセミオートのみ使用可能で、ショットガンなども活躍できそうだ。

小窓
またバリケードには小窓がいくつかあり、そこを上手く活用すればロングレンジが狙えるので四方が壁で囲まれていても油断できない作りとなっていた。

2階建ての砦
ゲームエリアの中央には2階建ての砦があり、階段で2階へ上がることが可能。

建物2階から
建物2階からの景色。ゲームエリアを見渡すことができる。

CQBエリア
CQBエリアにはキャットウォークが設置されており見学者やヒットした後も観戦することができる。
DANDANでは10歳以上のエアガンを使用した「ソフサバ」という定例会も開催しており親子でサバイバルゲームを楽しむことも可能で、子がゲームに参加して親がキャットウォークから応援できて大変好評とのことだ。

森林エリア CQBエリア
森林エリアはCQBエリアをすり鉢状に囲むように広がっており、森林エリアから見下ろすように覗き込める。

交戦距離
交戦距離は体感的には中~遠距離での戦いが多い印象。
フルオート可能なのでブッシュも多いのでひたすら撃ち込む様子も見かけた。

スナイパーライフル
スナイパーライフルや遠距離仕様にカスタムしたライフルのプレイヤーも見かけた。

ギリースーツ
また季節に合わせたギリースーツならばその迷彩効果を存分に発揮していた。

公園の名残
公園の名残が感じられるところも。老朽化のため遊べることはできないようだ。

シューティングレンジ
シューティングレンジはゲームエリアに沿う形で併設されており、同時に8名程度が利用可能で30m先まで鉄製のターゲットが設置されていた。
またシューティングレンジだけの利用も可能で2時間1500円で思う存分撃つことができる。

DANDANの受付
こちらの写真の建物がDANDANの受付と屋内セーフティエリアとなる受付ホール(第一休憩所)。ここだけで大体30名ほど収容が可能だ。

受付
受付の様子。レンタルも電動ガン本体とゴーグルもあって充実しており手ぶらでも参加が可能なほどでサバゲー未経験者でも安心して始められそうだ。

定例会の参加費は全日参加で2,500円。午前中のみの参加で1.500円。午後からの参加で2.000円となっている。

エアガン本体に装備品まで
受付ではショップも併設されており消耗品からエアガン本体に装備品まで各種揃っていた。

マガジンウォーマー
設備は写真のマガジンウォーマー、自動販売機、電子レンジ、男女別水洗式トイレがある。
ポットはないので注意だ。また持ち込んだ物のゴミに関してはフィールドでは処分が出来ないので自身で持ち帰ること。

セーフティエリア全体
受付ホール(第一休憩所)から見たセーフティエリア全体の景色。中央にモニュメントが立っている。
左側も第二休憩所として25名分ほど利用が可能。

元炊事場
元炊事場。現在は老朽化に伴い手洗い場として利用が可能。
ゆくゆくは整備してBBQやデイキャンプなども出来るようにしたいとのこと。

男女別更衣室
写真の建物群がなんと男女別更衣室だ。どう見ても縄文時代の高床式倉庫である。
元々”古墳の森”という自然公園の設備をそのまま利用しているので、他では見ないこのフィールドならではの特徴とも言えるだろう。

更衣室内
更衣室内の様子。元はこの建物も宿泊施設として利用されていたそうで中は至って現代的。
鍵付きコインロッカーがあるので貴重品なども管理できる。

駐車場
駐車場は第1~第3駐車場まであり90台ほどが駐車可能。
今回、筆者は関西からの遠征で出雲市駅からレンタカーを借りて20分程度でフィールドに到着。最寄り駅は宍道駅になるが徒歩で20~30分ほどなので車での来場がオススメだ。

駆けつけてくれたプレイヤー達
今回はこの日に駆けつけてくれたプレイヤー達を一部紹介。
こちらは”日本で新たに軍を立ち上げ、そこで組織された架空の特殊部隊”というテーマでチームメイトたちで装備を揃えたそうだ。ワッペンまでもODで色合いを合わせつつ、装備も統一感のあるチームだ。

バラエティー豊かなプレイヤー達
こちらはバラエティー豊かなプレイヤー達。コスプレ系装備やアーマー装備のプレイヤーもこの島根県までも根付いていたぞ。

DANDANのフィールドオーナー
こちらがDANDANのフィールドオーナーである通称、タカさん。
サバゲー歴は20年にもおよび、さまざまなフィールドを立ち上げて今のDANDANに至る。

利用者の減って持て余していた自然公園を活用できないかという松江市と、町おこしとして活性化できないかという宍道町と出会い、クラウドファンディングで資金を募ってフィールド制作がスタート。

その熱意は凄まじく、時折知り合いからの手助けもありながらオーナーのタカさんによる設計案や、施設設備からゲームエリアの設営をほとんど1人で行ったそうだ。フィールドの随所にこだわりを感じた。

プレイヤーが集まり
熱意あるオーナーの元に多くのプレイヤーが集まり盛り上がっているように感じた。
この自然公園だからこそできるゲーム性と体験があり、まさにここだけにしかない楽しさがそこにあった。

宍道サバゲーPARK DANDANは2023年4月23日に、オープンして一周年を記念したイベントを開催予定。

気になった方は今後Twitterやホームページで公開されるので是非確認してほしい。

宍道サバゲーPARK DANDAN
住所:〒699-0402 島根県松江市宍道町白石1406
Web:https://dandan.kk-clip.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/dandan_KK_CLIP

 

2023/02/01


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