ワンダーフォーゲル CTC フィールド レビュー
山梨県の山中湖近くにある廃墟系サバゲーフィールド、ワンダーフォーゲル CTC フィールドで遊んできたのでレビュー。
富士山を望む山中湖湖畔に佇むコンクリートむき出しの巨大施設、それがワンダーフォーゲル CTCフィールドだ。
山中湖の北側から未舗装の林道をしばらく進むとフィールドがある。
ワンダーフォーゲルはもともとリゾートマンションの建設が中断され廃墟になった施設を、撮影用のスタジオロケーションとして利用されていた場所で、そこにサバイバルゲームフィールドとしても遊べるようにCTC(コンバット・トレーニング・センター)というフィールドが出来上がった。
コンクリート造りの巨大なビルが2棟連なっている。ビルは4階建てと2階建て。
各棟の側面には細い通路があり、1階部分を建物外部から移動できるようになっている。
B棟側からA棟をみる。
二階建てのビルの周囲には庭となる平地があり、1階部分に侵入できる入り口もある。
建物の中は基本的に長い通路と、各小部屋で構成されている。したがって、この長い廊下で撃ち合いが始まると膠着してしまうのだが、各棟2か所に設置された階段や1階窓からの進入路、屋上からの進入路など、裏を取れるルートがいくつか存在する。
一階の通路窓は脚立が置いてあって、乗り越えられる場所も。
小部屋のなかもコンクリートのがらんどう。マネキンがそこら中に転がっている。
一部屋づつ敵がいないかクリアリングしながら進むのは緊張感がある。
各部屋にはパイプスペース用の穴が開いているので、下の階を見ることができるが、この穴から撃つのは禁止されている。落ちることはないだろうが、高所恐怖症の人は覗くのはちょっと怖いかも。
とにかくマネキンが多くて怖い。
やはりこの構造ならば突入したくなる。各部屋に防衛チームが守りを固めての攻防戦も熱かった。
2棟の中間部分、2階に位置するホール。
このホールから屋上に出られる大階段がある。
ホールの真下、1階部分にはおそらくプールになる予定だったであろう、巨大な窪みがある。
その横にも比較的小さめの窪み。子供用のプールか、ジャグジーバスかなにかだろう。画面奥には暗室部屋があり、昼間でも真っ暗。ライトは必須。
中央ホールから廊下を狙う。この日は10vs10の少人数戦だったので、容易に裏を取ることができ、守る側はどこから来るかわからない敵に全周警戒を余儀なくされた。
窓から狙えるポイントも沢山あり、あらぬ場所から狙撃されたりする。
階段は各棟2か所、計4か所にある。B棟は4階建てなので下から上まで一気に登るとかなり疲れる。
B棟の4階から地上に出られる通路がある。
外周路からA棟の1階に侵入できる。ただし2階から狙撃されやすいので注意。
外周部は林になっていて、普通の森林戦が展開される。
この外周部には車両も設置されている。
外周部を使って回り込み敵の裏を取るのも面白い。しかし建物の窓から狙撃されることもしばしば。
施設の敷地に入ると、地面とA棟の屋上が同じ高さにあることがわかる。この施設は斜面に建てられている。
仮設ではあるが、A棟の屋上にはシューティングレンジがある。距離は40m以上と十分。
セフティエリアA。6人掛けテーブルが10基、60人ほどが収容できる。構造上、斜面の地下部分にあり、若干湿気が多く感じられた。セフティにはコンセントもある。
受付事務所を挟んでセフティエリアBがある。40人ほどが収容できる。
セフティ隣にある受付事務所。
BB弾、ガス、電池、曇り止め、冷却スプレー、UVジェル、オリジナルタオルやサイリウムなども販売していた。
フラッグはこのようなボックス型の押しボタン式電子ホーン。
トイガンメーカーのKSCと提携しているので、レンタルガンはKSCのリコイル機能付き電動ガン。10人分ほどが用意されている。レンタル料金は1日2,000円。
その他、ゴーグル、グローブ、チェストリグ、モスカート、無線、フラッグ、マーカー、ストップウォッチ、カウンター、スモークは有料にてレンタルできる。
特に無線は広くてコンクリート建てなので、特小では電波が届かないケースが多い。レンタルの無線機は5Wのデジタル簡易無線で、館内スピーカーに連動する1台も含めて1日2,000円ではあるが、レンタル必須となる。
電子レンジ、給湯ポット、冷蔵庫あり。カップ麺やお菓子の販売、オリジナルTシャツの販売も。
トイレは男女別の簡易トイレ。更衣室のプレハブ小屋が設置されている。
手洗い場。
車は施設の前の林道に縦列駐車する。100人規模の大ゲームの際はこの林道奥にある平地スペースをオープンするとのことだった。
ライトセーバーで遊ぶチームメイト。雰囲気が良いので、スターウォーズごっこも楽しい。
全体的に敷地も広く、こういった廃墟系フィールドはなかなかないので、とても面白いシチュエーションでゲームが楽しめる。また、建物が一見して単調に見えるが、立体的な構造なので戦略を立てるのも面白く思えた。
また、山中湖と言う立地から、山梨、東京、静岡、神奈川、長野など幅ひろくアクセスしやすそうだ。話を伺うと名古屋方面からのお客さんもいるそうだ。
なお、CTCは12月より3月まで雪が降るためオフシーズンとなる。この日も10月上旬だったが、朝夕はすでにかなりの寒さ。ジャケットが必要なくらいだった。
ワンダーフォーゲル CTC フィールド
山梨県南都留郡山中湖村平野3764-1
電話番号:090-9158-6383
公式サイト:http://www.wandervogel.co.jp/
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