BLACK BOX (ブラックボックス) フィールドレビュー

BLACK BOX 長崎 フィールドレビュー

レポート:モロ☆

長崎県諫早(いさはや)市にあるサバイバルゲームフィールド「BLACK BOX 長崎」。2021年4月にオープンし、現在(2022年1月時点)でもプレオープン期間中とのこと。妙にプレオープン期間が長いな・・・と思っていたが、お話を伺えばさもありなん。その規模感には驚いた。

第2フィールド
取材時(2021年12月)にお邪魔した際にメインで運用していた第2フィールド。このフィールドは敷地3,000坪以上と、中々のボリューム。しかし、第2とは?

ドローンによる空撮
ドローンによる空撮。左側が第2フィールドで、右側に広がるエリアが第1フィールドだそうだ。第2フィールドより更に広く、現在(2022年2月)は整備も進んでいるようだ。

奥行き感
この奥行き感が伝わるだろうか。左側に幾つか並んでいるのはシューティングレンジ用のターゲット。この奥まで続くエリアが、現在第1フィールドとして整備されつつあるのだ。

第2フィールドの空撮
第2フィールドの空撮。フィールドマップは魚のような特徴的な形をしている。中央部のバリケードゾーン、そこへ至る小路はブッシュによって区切られている。

バリケード
バリケードはパレットやタイヤを組み合わせたもの。全体的に高さが低めなのが特徴的だった。これは「台風対策」とのこと。

高低差
フィールド空撮画像の左側にある砦ポイント。高低差が付けられているので、戦略上も要衝となるポイントである。

低めのバリケード
台風対策とはいえ、低めのバリケードが多めなのは興味深い。視線は通して射線を通さない工夫もなされているので、ゲームの進行は結構スピーディなのではないだろうか。

フィールドの周囲
フィールドの周囲は小路が一周しているが、その途中もバリケードが設けられる。この画像はタイヤでバリケードが構築されているが、板バリケゾーンや建屋が配されている箇所もある。

バラエティ豊かなフィールド
こうして見渡すと、かなりバラエティ豊かなフィールドである。ブッシュ部分は立入禁止だが、ブッシュそのものは人の頭が飛び出す程度の高さなので、膠着しにくいといえるだろう。

ブッシュ
ブッシュ部分の高さがお分かり頂けるだろうか?ギリギリ向こうが見通せ、射線も通るかどうかの絶妙な濃さである。立った状態でもギリースーツが役に立ちそうだ。

切り立った岩山
フィールドの奥側には切り立った岩山がそびえ立つ。このビジュアルはかなり強力だ。

シューティングレンジ
第1フィールドと第2フィールドの境界線上にはシューティングレンジが設けられている。ターゲットは20〜50mの間に配置されているが、レンジはそれ以上のスケールを誇る。

セーフティエリア
セーフティエリアは椅子やテーブルでなく、パレットの上に荷物を展開したり座ったりというスタイル。海に近いので、強風対策という側面もあるだろう。

男女別のトイレ
セーフティ裏手には男女別のトイレが。簡易トイレだが清潔に保たれている。

自販機
ドリンクの自販機は全部で3台設置されている。

電子レンジやポット
セーフティエリアの片隅には、電子レンジやポット、充電スポットが用意されている。しっかりインフラ整備されているのが好印象だ。

セーフティエリア
セーフティエリアは今後拡張予定があるとのことで、100人以上のキャパを目指しているとのこと。目の前の砂利部分は駐車場ではない。当日特別に乗り入れさせて頂いた。

駐車場
少しスケール感が解りづらくて申し訳ないが、セーフティエリアに至る道の両側が駐車場となっている。現在では30台程度のキャパシティだが、こちらも今後100台規模の駐車場になる予定だそう。

第3フィールド
現在はまだ手つかずとのことだが、セーフティエリアに向かう道の左側に広がるエリアも今後第3フィールドとして整備する予定があるそう。凄まじい規模感である。

スタッフさんが陽気に出迎えて
受付では、スタッフさんが陽気に出迎えてくれる。妙に撮られ慣れているな・・・と思っていたら、現役YouTuberさんであるとのこと。不勉強で失礼しました!

レンタルガン
レンタルガンも取り揃えている。福岡県北九州市のショップ「HOBBY SHOP Gー1」と協力し、カスタムモデル(なんとFA−MAS!)の貸し出しも行っているそうだ。カスタムガンは数ヶ月ごとに機種が変わるそうだ。

BB弾の販売
事務所ではBB弾の販売も行っている。プレオープン期間中の価格とのことなので、今後価格改定がある可能性がある。

セーフティエリア
空撮によるセーフティエリア付近の全景。規模感がお分かり頂けるだろうか?正直言って、長崎県諫早市という地名から受ける印象を、良い意味で裏切られた。

「すみす」さん(左)と「うのっち」さん
スタッフの・・・というより、このフィールドを運営するYouTubeチャンネル「エンソChannel」のメンバーである「すみす」さん(左)と「うのっち」さん(右)。YouTuberが運営するサバゲーフィールドは、全国初なのではないだろうか。

ここで、画像はないのだが皆様に重要な情報をお知らせしなければならない。
このフィールドに至るまで、諫早湾に面した風光明媚な国道をひた走ってきた。その道中には、至る所に「牡蠣」「カニ」といったのぼりが乱立していたのだ。

残念ながらこの日はすぐに引き上げてしまったが、是非ともまた行く機会を作りだし、その時は海鮮に舌鼓を打ちたいものだ。

とても印象的だったのは、YouTubeチャンネルやフィールド運営の動機をお伺いしたところ「地元を盛り上げたい」という言葉が返ってきたところだ。
既にYouTubeチャンネルのファンが訪れることもあるそうで、インターネットを利用した地域おこしとしても、これからかなりの伸びしろを感じさせてくれる。
そんな彼らが、地域おこしの手法としてサバイバルゲームを選択したことを、この業界に長く携わる者としてとても嬉しく、また心強く感じながら帰路に就いた。

Black Box 長崎
Twitter:https://twitter.com/B_B_nagasaki
YouTube:https://www.youtube.com/c/EnsoChannel
住所:長崎県諫早市小長井町牧421-2の先
電話番号:080-6765-3330
*料金等お問い合わせはTwitterまで。

2022/02/21


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