CIAで活躍する若き、熱き男たちの戦い!!
解説：石井健夫
米国の情報機関CIAとは?
CIA（＝Central Intelligence Agency＝中央情報局）は第二次世界大戦中の1942年に創設されたOSS（＝Office of Strategic Services／戦略事務局）から、CIG（＝Central Intelligence Group／中央情報群）、OPC(＝Office of Political Coordination／政策調整局)を経て、1947年に成立した国家安全保障法により改組され誕生した。
CIAの任務は主に諸外国に於ける諜報活動を目的としている。組織は大統領の直接監督下にあり、CIA長官によって統括される。CIAは「Central（セントラル＝中央）」との語句を頭に冠したその組織名が示す通り、NSA（＝国家安全保障局）や陸・海・空軍および海兵隊の情報部、その他の政府機関が収集した全ての情報を取り扱う「インテリジェンス・コミュニティー」の中核を成しており、ここに集積された情報は様々な専門家による評価・分析を経たのちに大統領や国家情報長官に報告されている。
CIAの活動に要する人員は直接所属する職員だけでも約20,000人規模だとされ、また割り充てられている予算は非常に膨大なものと推察されているがその全貌は明らかにされていない。この秘密めいた性質が逆に小説家や映像作家たちの「想像や創作の入り込む余地」を生んでいるのもまた事実で、そのため昔からCIAおよびその関係機関に属する諜報員やスパイを主人公あるいは登場人物にしたアクション映画やサスペンスドラマは非常に数多く世に送り出されてきた。
合衆国政府や軍に対してCIAがどのようにコミットし、実際の作戦に影響を与え遂行して行くか? そのプロセスを一般人にも分かり易く丁寧に描いたエンタテインメント小説の草分けこそがトム・クランシーのデビュー作『レッドオクトーバーを追え』なのだ。従って現代アメリカ情報戦略の全貌をイメージするには、『ジャック・ライアン』シリーズの視聴こそがイチバン手っ取り早い手段といえる。
『96時間』でブライアン・ミルズが所属する「ODNI（＝国家情報長官室
）」は実在する組織である。CIAがその中心ではあるが、最終的な意思決定を行う「インテリジェンス・コミュニティー」を統括する立場にある国家情報長官直属の部署であるため、その権限や実行力はこのドラマで描かれているようにCIAより上位なのかもしれない。
CIA分析官 ジャック・ライアン
トム・クランシー原作の正統派CIAスパイサスペンスが、時代を現代に移した重厚でリアルなドラマシリーズとして遂にリブート！
CIAの「T-FAD(＝テロ資金・武器対策課)」所属の分析官ジャック・ライアンは緻密な分析と持ち前の粘り強さでイエメンでの不審な資金移動を発見。近く大規模なテロが起きる可能性を掴み、新任の上司ジェームズ・グリーアに進言する。無関心を装っていたグリーアだったが、突然ライアンに現地への同行を命令。さらに拘束した不審人物の尋問も命じる。しかしその最中に基地がテロリストの襲撃を受け、容疑者は逃亡した。じつはその男こそ、か世界を脅かす大物テロリスト、ムーサ・ビン・スレイマンったのだ。ライアンは世界を危機から守るため、知略の限りを尽くした追跡を開始するのだった…。
『レッド・オクトーバーを追え!』、『パトリオット・ゲーム』、『今そこにある危機』 、『トータル・フィアーズ』、『エージェント・ライアン』と、実に5作品が、それぞれの時代の人気俳優を主演てに迎えて映画化され、いずれも大ヒットを記録してきたトム・クランシー原作の「ジャック・ライアン」シリーズ。抜群の分析力と判断力で迫り来る危機をいちはやく察知し、大規模テロを未然のまま解決へ導くジャック・ライアンの活躍が、遂にドラマシリーズ化された。映画作品の限られた時間では原作小説の特徴でもある膨大な活字量とそこに記された詳細な情報を伝えるのには限界があったが、１シーズンを10話で描く連続ドラマになったことでが見応えもバツグン！ アメリカでは「シーズン1」の好評を受け、早くも「シーズン2」、「シーズン3」の製作が決定している。
ジャック・ライアンは元海兵隊員だが負傷のため除隊。ウォール街の金融マンを経て現在はCIAの末端組織でアナリスト（分析官）を務めている。
文系タイプに見えて肉体派の過去も持つ。持ち前の鋭い洞察力でいきなり大事件を嗅ぎつけ、末端の職場から現場の最前線に徴用される件は原作の「レッド・オクトーバーを追え」を彷彿とさせる。
アメリカの多くの政府機関が採用するSIG SAUER P226及び、やや小型版のP228が本作でも「CIAの標準装備拳銃」として設定されている。場面によっては強化されたスライドの載ったP229に入れ替わったりもしているが、拳銃はライアンやグリーアの私物ではなく、ミッション毎にその都度貸与される支給品なのだ、という事にしておこう。
キャシー・ミュラーは後にライアンの妻になる女性。
原作では眼科専門の外科医だが、本作ではウィルス感染症の専門医に改変され、エボラウィルスによるテロが進行中である事実を突き止める。
ジェームズ・グリーアはライアンが「終生の師」と仰ぐことになるCIAの上司。
原作では大統領や国防長官にも直接アドヴァイスする知性派の大物局員だが、本作では世界中の任地を転々とし良い噂も悪い噂もある非常にクセの強い「現役感バリバリの叩き上げ武闘派」キャラに改変されている。本作ではライアンと激しく口論し意見や主張をぶつけ合うシーンも多い。
Colt M4A1 Carbine
M4A1は現在アメリカ全4軍（陸軍、海軍、空軍、海兵隊）が採用している「5.56×45mmNATO弾」仕様のアサルトカービンで、それまの主力だったM16ライフルでは20インチ（＝約50cm）あった銃身長を14.5インチ（＝約37cm）に短縮しつつも銃身の加工精度や弾薬の改良によって変わらぬ命中精度と殺傷力を維持している。現役の制式採用銃だけに米軍を描く様々な映像作品で頻繁に登場し、本作でもバリバリ現場主義の武闘派にキャラ改変されたジェームズ・グリーアが中東で勇ましく使用し、またライアンのアフガン派兵時代の回想シーンにも登場する。
H＆K HK416
フランスを舞台にしたエピソードで現地の特殊部隊に混じってジェームズ・グリーアが使用。米軍のM4A1と似たフォルムだが設計と製造はドイツ最大の銃器製造メイカーであるH＆K（ヘックラーウントコッホ）社が行っており、作動メカニズムに大幅な変更が加えられ、より環境対応力や耐久性が上がっている、とされている。米軍でも特殊部隊での運用が確認されている。
敵側（シリアのテロリスト兄弟）の過去の事情や人間描写等も深く掘り下げた客観的な「双方の視点」もこのシリーズの魅力である。兄弟テロリストの弟をライアンが殺め兄貴が復讐に燃える → 「愛国者のゲーム（映画：パトリオット・ゲーム）」、米本土を狙った無差別テロ計画→「恐怖の総和（映画：トータル・フィアーズ）」、既存の組織ではないイスラムの新興勢力台頭＆エボラウィルスを使ったテロ → 「合衆国崩壊」と、原作小説のエッセンスがそこかしこに散りばめられている構成はコアなファンを唸らせるだろう。
CZ Scorpion Evo3 A1
CIAに身柄を確保され米軍基地に囚われたスレイマンを弟のアリが奪還する場面で登場、その「隠し場所」には度肝を抜かれるだろう。
チェコの銃器製造メイカーCZ（＝チェスカ・ズブロヨフカ）製の9mm口径サブマシンガンで、チェコの軍および警察で使用されている。小型軽量でコンパクトに折り畳めしかも威力抜群という特性を表した「スコーピオン」という愛称は、同じCZ社が1960年代に製造していた「Vz61スコーピオン」というサブマシンガンから継承されたものである。
KIMBER Desert Warrior.45
現場で活動する凄腕のエージェント、マティス（＝恐らく原作小説に登場する「ジョン・クラーク」をイメージしたキャラクター）が敵の拠点に突入する場面で使用している。明るめのデザート・タン（＝砂漠色）にコーティングされたフォルムが印象的な拳銃だ。
1911年から米軍の制式採用拳銃であり続けた「コルトガバメントM1911A1」を改良発展版のカスタム銃を現在もなお米軍の多くの特殊備隊が運用しており、その中の一つU.S.M45A1とこのキンバー デザートウォリアー.45が非常によく似ているため代役として登場したのでは？ と推察される。
『CIA分析官 ジャック・ライアン』作品DATA
公式サイト：http://paramount.nbcuni.co.jp/JackRyan/
【キャラクター原案・製作総指揮】
トム・クランシー：『レッド・オクトーバーを追え!』『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』(原作)
【企画・製作総指揮】カールトン・キューズ:「LOST」「ベイツ・モーテル」『ランペイジ 巨獣大乱闘』、グレアム・ローランド :「プリズン・ブレイク」「FRINGE/フリンジ」『マイル 22』
【製作総指揮】
マイケル・ベイ、ジョン・クラシンスキー他
【出演】ジョン・クラシンスキー、ウェンデル・ピアース、アビー・コーニッシュ、アリ・スリマン
2019年7月24日（水） DVDレンタル開始・DVD-BOX発売
品番:PJBF-1342 /価格:6,850円+税/4枚組/全8話・本編約397分+特典
[セル/レンタル 仕様] カラー/音声:1英語(5.1ch)サラウンド2日本語(5.1ch)サラウンド 字幕:1英語2日本語3吹替字幕/16:9LB(HDサイズ)/片面1層
【特典映像】 未公開シーン
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
©2019 Paramount Television and Amazon Content Services, LLC. All Rights Reserved.
96時間 ザ・シリーズ
映画『96時間』の原点！主人公ブライアン・ミルズの若き日々＝「現役時代」の活躍を描くスパイアクション！
リーアム・ニーソンが主演した映画3作品ともに世界中で大ヒットを記録した『96時間』シリーズ。一見冴えないオヤジ＝ブライアン・ミルズが家族の危機に瀕するや、元諜報員としての驚くべき戦闘力と鋭い洞察力を駆使し、手段を選ばずに家族の危機に立ち向かった熱い姿に世界中が熱狂した。そのブライアンの若き日々、すなわち合衆国政府の現役エージェントだった頃の活躍を描くスパイアクションが本作だ。映画シリーズの原題でもある「TAKEN（テイクン）」とは「奪われた」という意味であり、各エピソードとも「誘拐された人物を救出する」、あるいは「奪われた重要物を敵から取り戻す」内容の作戦が、世界各国を舞台に、映画シリーズ同様のややダークでリアリティ溢れるトーンで展開する。
米陸軍特殊部隊グリーン・ベレーの元隊員、ブライアン・ミルズと妹カリーは列車で旅行中、銃で武装した２人組と遭遇する。ブライアンの機転で大量殺人こそ防げたものの、銃弾を浴びたカリーは帰らぬ人となってしまう。しかしこの事件には裏があった。2015年、ブライアンは最後の任地コロンビアで潜入捜査官を救うため、犯罪カルテルのボス、カルロス・メヒアの息子をやむなく射殺していた。メヒアはブライアンに自分と同じ思いをさせようと、カリーを狙ったのだ。復讐心に駆られたブライアンは、独自にメヒアの追跡を開始する。
ブライアンを演じるクライヴ・スタンテンは一見モッサリと大柄だが熊のように俊敏な動きといい、どことなく悲しそうな眼差しといい、リーアム・ニーソンと非常に雰囲気が似ている。
そんなブライアンに接触してくるのが、CIAやFBIの背後で決して表に出せない非合法任務を担当している秘密諜報組織「ODNI（＝国家情報長官官房）」の特別副長官、クリスティーナ・ハートだった。心理戦に長けた彼女はブライアンの復讐心を利用し「ODNI」へのリクルートに成功する。クリスティーナ・ハート役を演じるのは、映画『フラッシュ ダンス』で一世を風靡したジェニファー・ビールス。年齢を重ねても変わらぬ美貌で、謎めいたリーダーを凛として演じている。
Beretta M92FS
最初の単独復讐の際にブライアンが手にし、その後もシリーズを通じて愛用。ジャケットの写真もこの銃だ。1985年〜2017年まで米軍の制式採用拳銃を務めたオートマチック（＝自動装填式）拳銃で、ミルズのグリーンベレー現役時代とバッチリ重なっているため使い慣れているのだろう。
イタリア製ならではの流麗なフォルムと「15+1発」の装弾数がもたらす連射性能は抜群にスクリーン映えする事から’80年代、’90年代を彩った多くのアクション映画で効果的に使われ、現在でも世界有数の人気拳銃である。
「ODNI」の標準装備はSIG P226またはSIG P228にサウンドサプレッサー（＝減音器）を装着した拳銃のようだ。
P228の実銃。
より本格的な作戦にの際にはやはりサウンドサプレッサー（＝減音器）を装着したH&K G36Kを使用する。
G36Kの実銃。
H&K Mk23 SOCOM
「ODNI」の実行部隊が主に使用する拳銃。ドイツ最大の銃器製造メイカーであるH＆K（ヘックラーウントコッホ）社が1980年代後半にU.S.SOCOM（＝合衆国特殊部隊統合軍）用に開発した大型拳銃。
本作ラストエピソードで「ODNI」の実行部隊がメキシコで極秘ミッションを進行中のFBIから無理やり借り受ける銃器の中に混じっており、ブライアンの手中で「フル装備」の勇姿を披露している。
この銃は設計当初からサプレッサー（＝減音器）やフラッシュライトといった追加装備を装着する事を前提にデザインされた「モジュラーピストル」の先駆けでもある。実際にはあまりにも大きく重過ぎてMk23は作戦現場では不評だったが、小型化・シンプル化された後継モデルが世界各国の軍・警察の特殊部隊で活躍している。
映画版でもブライアンの元同僚が様々な場面で彼を助けたが、本作でも作戦を遂行するにあたっての「チーム力」が発揮される場面が多々登場する。個性的なメンバーには「元軍人」だけでなく、「改心した元犯罪者」や「家族が政治家や悪徳企業の犠牲になった人物」もおり、それぞれのキャラクターが背負った人生模様を通じて現代社会が抱える諸問題をも浮き彫りにする。そんな深みのあるドラマ構成も本作の見どころだ。
『96時間 ザ・シリーズ』作品DATA
【製作総指揮】リュック・ベッソン／アレクサンダー・ケリー（『HOMELAND/ホームランド』製作総指揮・脚本）
公式サイト：http://96jikan-tv.jp/
【出演】クライヴ・スタンデン、ジェニファー・ビールス、ガイウス・チャールズ、ブルックリン・スダーノ、モニーク・ガブリエラ・カーネン、マイケル・アービー、ホセ・パブロ・カンティーヨ、ジェームズ・ランドリー・エベール
2019年6月5日（水）より
絶賛リリース中！
【セルDVD】 96時間 ザ・シリーズ DVD-BOX 6,800円(税別)
品番:GNBF-3981/本編（10話）約407分/3枚組/全10話/カラー/MPEG-2/16:9 HDサイズ 音声:1英語 5.1ch DD・字幕:1英語 2日本語
【レンタルDVD】 96時間 ザ・シリーズ Vol.1〜Vol.5 （各巻2話を収録）
© 2017 Universal Studios. All Rights Reserved.
マクガイバー シーズン 2
銃は無くとも世界は守れる！ MIT出身の理系天才が「間に合わせの手作り武器」で難関ミッションをクリアする痛快科学スパイドラマ！
007シリーズや「ジェイソン・ボーン」シリーズ、はたまた「ミッション:インポッシブル」シリーズなどで描かれた、世界を股にかける諜報部員の華麗なる活躍はアクション映画＆ドラマの鉄板ジャンルだ。しかしその中にあって、主人公が銃器を一切使わず、現場で手に入る限られたモノだけで即席の武器や道具を手作りして状況を乗り越えてゆく異色の面白さで視聴者の意表をついたドラマが『冒険野郎マクガイバー』だ。
アメリカでは1985年から1992年まで、日本でも1988年から1997年に渡ってTV放映された人気番組だが、その現代版リブート作品が本作である。「ワイルド・スピード」や「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンや 「Hawaii Five-0」、「24」を手掛けたピーター・M・レンコフが製作総指揮を務め、毎回世界各国にプライベート・ジェットで乗り込み特技を活かしてミッションを遂行する、豪華かつスケールの大きな展開に目を見張る。
アンガス・マクガイバーは全米の理系天才が集うMIT（＝マサチューセッツ工科大学）出身にして、米軍では爆発物処理班に所属していた異色の主人公。現在はCIAが運営するダミー会社にしてその実はあらゆる秘密作戦を遂行する「フェニックス財団」に所属し、その豊富な科学知識と天才的な発想力を武器に、仲間と共にあらゆるミッションに立ち向かう。
彼自身は決して銃器には頼らず、身近にある物や現場で手に入るモノだけでその場の窮地を脱するための秘密兵器や機器類を即座に作り出し、見事にミッションを成し遂げるのだ。毎話のアヴァンタイトルで必ずそのシチュエーションが登場し、視聴者を一気に惹きつける趣向が凝らされているのにも注目して欲しい。
米軍在籍時のマクガイバー（左）は爆発物処理班だったので「EOD」の腕章をしている。ジャック（右）は特殊部隊デルタフォースの精鋭だった。ジャックはマクガイバーの天才ぶり（天然ぶり?）に振り回され気味ながらもその特殊な能力は認めており、また何度も命を助けられいる事から「俺の背中を預けられる相棒」として絶大な信頼を寄せているのだ。
というわけで、銃を使用しなければならない場面ではジャックがマクガイバーの分まで思い切りブッ放し、その高い戦闘スキルを遺憾なく発揮するシーンが多い。またマクガイバーには幼い頃に消息を絶った父親がおり、現在もその手掛かりを追う様子がこのドラマを一貫して流れるサイドストーリーになっているのだが、この捜索はジャックにとってももはや他人事ではなく、年の離れた兄のように、時には父親のように、若いマクガイバーを見守りサポートする。
H&K P30
ドイツ最大の銃器製造メイカーであるH＆K（ヘックラーウントコッホ）社が1980年代後半、自国の軍・警察用に開発した拳銃「USP」を原型に、パーツの入れ替えでサイズや幅を調整可能なグリップや、左右両方の手で同じように操作できる仕様など、より順応性・拡張性を高めた後継モデルに当たる。その仕様変更には実際に元デルタ隊員の経歴を持つ有名インストラクター、ラリー・ヴィッカース氏が関わっているとされ、やはり元デルタという設定のジャック・ダルトンが己の分身のようにこの銃を扱うのは理に適っている。
ジャックは腰に吊ったホルスターに1挺、チェストリグに1挺、そして足首なのか背中なのかは不明だがもう1挺を隠しており、じつに計3挺のH&K P30を常時携帯しているようだ。
Glock G26 Silver Slide
元オーストラリアSAS諜報部にしてCIAから転身してきた謎多き美女、サマンサ・ケイジが愛銃として携行。質実剛健なグロック拳銃の中でも最も小型のシルエットを持つG26なので通常のモデルなら「小さくて黒い塊」にしか見えないのだが、サマンサの銃はシルバーカラーのスライドを備えているので華やかでスポーティな印象がある。実際に民間人が持つ護身用やスポーツ用のモデルとしてグロックにはこのバリエーションも存在する。
AK47 / AKM
旧ソ連軍で1947年に制式採用されたアブトマット・カラシニコフ（＝カラシニコフ式自動小銃）を総称してAK（アーカー、もしくはエーケー）と呼ぶ。構造がシンプルで生産性が高く、「著作権」の概念がまだ存在ない時代に旧共産圏各国、中国、中東、アフリカ等で盛んにコピー生産され、一説には現在でも1億挺以上が世界に現存すると言われる。犯罪者やテロリストが手にしている銃として映画やドラマに登場する機会も多い。本作にもは通常のAK47の他、折りたたみ式のストック（銃床）を備えたAKS47や 後継モデルでより量産性の高いAKMやAKMSも混じっている。
Nemesis Arms Vanquish
短時間での分解組み立てが可能で秘匿性に優れた狙撃銃。シーズン1からの宿敵である天才的犯罪者マードックが、チームに加わったサマンサに対し、強力な7.62mm弾をボディアーマー着用ではあるが胸にブチ込む「挨拶代わりの狙撃」を実行した。専用の「559mm×381mm×127mm」アタッシュケースにコンパクトに収まり、手慣れた人間なら約30秒で組み立てられるという。
理系の天才マクガイバーの能力が特に際立っているのはもちろんだが、彼を囲むチームメンバーのそれぞれの得意技を活かした活躍や、コミカルな掛け合いも本作の見どころとなっている。伝統的な「面白い海外ドラマの定番パターン」を踏襲しつつも、世界を股にかけ様々な国や地域で、ある時はハイテクで華麗に、ある時はローテクを駆使して地道に、スピーディーかつ確実な手腕で、チーム一丸となってミッションをクリアしてゆく様が痛快だ。
『マクガイバー シーズン 2』作品DATA
【原題】:MACGYVER SEASON2/2017 年/アメリカ製作
公式サイト:macgyver-dvd.jp
発売・販売元：NBC ユニバーサル・エンターテイメント
TM & © 2019 CBS Studios Inc. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.
【製作総指揮】ピーター・レンコフ「HAWAII FIVE-0」シリーズ、「24 TWENTY FOUR (シーズン IV)」 ジェームズ・ワン『ワイルド・スピード SKY MISSION 』『ソウ』シリーズ リー・デヴィッド・ズロトフ 「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」 ヘンリー・ウィンクラー「救命医ハンク」
【出演】：ルーカス・テイル、ジョージ・イーズ、トリスティン・メイズ、ジャスティン・ハイアーズ、メレディス・イートン、イザベル・ルーカス
2019年7月3日（水）より
DVD Vol.1〜6レンタル
品番:PJBR-1527〜1532/各巻 2 話収録(本編各話 43 分)
2019年7月24日（水）
DVD-BOX PART1セル
品番:PJBF-1346 ¥9,800(税抜)/6 枚組/全 12 話/本編約 506 分
2019年8月7日（水）
DVD Vol.1〜6レンタル
品番:PJBR-1543〜1548/各巻 2 話収録(本編各話 43 分)※Vol.12 のみ 1 話収録
DVD-BOX PART2セル
品番:PJBF-1347 ¥9,800(税抜)/6 枚組/全 11 話/本編約 473 分
【セル/レンタル同仕様】・カラー/音声:英語 5.1ch サラウンド・日本語 5.1ch サラウンド/字幕:英語・日本語・吹替字幕/片面 1・2 層/16:9 LB(HDサイズ)
※発売日・仕様・特典は都合により予告なく変更する場合がございます。
提供：NBCユニバーサル・エンターテイメント
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