『13時間 ベンガジの秘密の兵士』 映画紹介
今回は2016年9月7日にBD&DVDがリリースされた劇場未公開映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』を紹介しよう。9.11ニューヨークテロの10年という節目に発生したリビア米国領事館襲撃事件の映画化!!
娯楽アクション大作のヒットメーカー、マイケル・ベイ監督渾身の戦場アクション!
完全包囲された中東ベンガジの米国領事館!
たった6人の警備兵VS武装勢力の過激な攻防戦!
『ザ・ロック』『アルマゲドン』『パール・ハーバー』『トランスフォーマー』などを手掛けたマイケル・ベイ監督が、イスラム過激派による米国領事館襲撃事件を映画化!
中東の米国大使館襲撃と支援を断たれた6人のCIA警備兵との13時間の激闘を描く!
マイケル・ベイが描く壮絶な銃撃戦が最大の見どころ!
2012年9月11日に実際に起きた悲劇をドラマ化!
リビアのベンガジにあった米国領事館が2012年9月11日にイスラム教徒の武装集団に襲われ大使を含むアメリカ人4人が死亡した事件を元に映画化。取材したジャーナリストのミッチェル・ズックオフによるノンフィクションの著書『13 Hours: The Inside Account of What Really Happened In Benghazi』(2014年出版)がベースとなっている。実存する関係者、そして、軍事組織GRS(Global Response Staff)などの名前が、そのまま使用されている。
映画のモデルになったGRSの隊員6人は、大規模な悲劇を回避するため、職務を超えた勇敢で並外れた行動を展開した。この13時間に何が起こったのか今まで語られていない個人の行動に焦点をあてた物語であり、彼らの仲間と国のために命がけで奉仕した英雄のアクション物語である。
※GRSは、紛争地に潜入したCIA局員を、敵の攻撃から守るために存在し、ニューヨークのテロ以降に設立された組織
STORY
リビアのベンガジ、米国領事館からさほど遠くない場所に、秘密裡に設置されたCIAの拠点「アネックス」に軍事組織GRSの6人の警備兵が派遣された。
2012年の9月11日、その夜は、在リビア大使のクリストファー・スティーヴンス外交官がベンガジに滞在している、というだけでなく、特別に重い意味を持つ日付となった。夜の10時になろうかという時、それまで静かだった領事館の周囲に、どこからともなく群集が集結し、しばらくもみ合ったあとその内の誰かが、自動小銃を撃ち始めたのだ。
その群衆の目的は、武力による領事館の襲撃だった。そしてゲートに殺到すると同時に塀をも乗り越え、ほとんど反撃される事もないまま、領事館を制圧してしまうばかりか、内部の人間を襲い始めた。
救援要請はアネックスでも傍受され、警備兵のメンバーは当然、真っ先に駆けつける役目と思っていたが、彼らに対する命令は待機であった。アネックスの任務はすべて極秘、GRSメンバーもまた、本来そこに居てはいけない部隊だった。
しかし、領事館を取り巻く情勢はさらに緊迫度合を高め、ついに6人のGRSメンバーは、彼ら自身の任意により救援活動を開始した。一切のバックアップがない状態での戦いに。それが、凄惨なあの13時間のはじまりだった・・・。
ハイパー道楽がおススメするポイント
カダフィ政権崩壊後、軍の武器流出が止まず、多くの武装勢力がはびこる世界で最も危険なエリアの一つとなったリビア。当時米国も情報収集のため領事館を設置し、極秘にCIAや元軍人による小規模部隊GRSを送り込んでいた。
冒頭、ベンガジへ派遣されたGRS隊員ジョンが、空港からの移動中、突然武装勢力に道をふさがれる。いきなり緊迫した展開。このとき隊員らが使用するのはSAIのグロック19やSIG P226。
米国GRS側はHK416、HK417を含むAR系の装備を中心に、M249 SAW、M240Bなどのマシンガンも登場。HK69A1グレネードランチャーや、M870ブリーチャーなども。物語は2012年の設定だが、なぜか2015年発表のSAI GRY JailBreakも登場する。とくに夜間襲撃の際にNVスコープによるHK417での狙撃シーンが熱い。
対して民兵側の武装勢力は定番のトカレフ拳銃、AKM、AKMS、AIMS、56式、RPDといったAK系、FAL、PKMからDSHK、KPVTといったヘビーマシンガンまで登場。
事件が発生するまでの緊張感、銃撃シーンの迫力、退路を断たれて追い詰められていくGRSおよび、CIA・領事館職員の心理描写は圧倒されるものがある。実話系戦争映画としては『ブラックホーク・ダウン』『ローン・サバイバー』『アメリカン・スナイパー』に匹敵する必見の映画だ!!
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作品DATA
■スタッフ
監督:マイケル・ベイ『トランスフォーマー ロストエイジ』(2014)『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』(2011)
脚本:チャック・ホーガン『ザ・タウン』(2011)
製作:アーウィン・ストフ『二ツ星の料理人』(2016)『不屈の男 アンブロークン』(2016)、マイケル・ベイ『ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影(シャドウズ)』(2016)、『パージ:アナーキー(2015)
原作:ミッチェル・ズックオフ
■キャスト
ジャック・シルバ(ジャック):ジョン・クラシンスキー【綱島郷太郎】「プロミスト・ランド」(2014)「だれもがクジラを愛してる。」(2012)
タイロン・ウッズ(ロン):ジェームズ・バッジ・デール【山野井仁】「ザ・ウォーク」(2016)「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」(2014)
デイヴ・ベントン(ブーン):デヴィッド・デンマン【木村雅史】「アフター・アース」(2013)
マーク・ガイスト(オズ):マックス・マーティーニ【武田幸史】「パシフィック・リム」(2013)
原題:13 Hours:The Secret Soldiers of Benghazi
収録時間:144分
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